脳卒中センター入院中の患者様への取り組みをご紹介します。
紹介する患者さんをAさんと言わせて頂きます.
Aさんは70歳代女性,入院前は身の回りの事は自立しており、家事全般問題無く行えていました。今回脳梗塞を発症したことで利き手である右手に麻痺が出現しました。麻痺は比較的軽症で、手はバンザイができ,指が別々に動かせることができました。
介入2日目に食事場面を見ていましたが,右手は膝の上に乗せ,お椀は持たず,左手でスプーンを使って食べていました.Aさんに「右手は使わないんですか?」と伺うと、Aさんから「右手は動かないから使えないよ」と返ってきました。
私はスプーンを使ったり、歯磨き粉を握ったり出来ると評価していましたが、私とAさんの認識に大きなズレがありました。
手足を使わずにしていると、筋力が落ちたり、関節が硬くなり動かしにくくなることがあります。また片手で生活していると姿勢も崩れてしまい、バランスが取りにくくなる可能性もあります。
「使えるから使ってください」と説明しても本人の気づきが無ければ、いくら説明しても使ってくれません。
私はAさんの手はもっと使えるんだ!と気づいて欲しいと考えていました。
そこでADOC-Hというipadアプリを使って具体的な目標を立ててみようと考えました。
ADOC-Hとは、食事・整容(手のケア・顔のケア・歯磨き)・トイレ・更衣・入浴など身の回りのことから料理・洗濯・掃除・外出など生活関連動作まで選択することができます。たとえば食事では①箸②スプーン・フォーク③ナイフ④お椀⑤コップ⑥薬⑦拭く⑧配膳・下膳⑨飲物の開閉⑩食べ物の容器の開閉⑪調味料の中でどの場面で手を使用するか担当の作業療法士と決定していきます。
ADOC-H導入前にコップを握る練習を行い、右手が使える事に気づいてもらいました。そしてADOC-Hを使って①右手でスプーンを使用して食べる②テーブルを拭く③ハンドソープを押す④手を洗う⑤手を拭く⑥タオルで顔を拭く⑦歯磨き粉をつける⑧歯を磨く⑨ズボンの上げ下げの場面で右手を使うよう目標を立てました。
④テーブルを拭く動作は比較的簡単な活動なのでAさんも「これは簡単にできるね」と促さなくても右手を使い続けられました。
⑧歯を磨く動作は疲労もでやすかったので「まずは半分右手でしましょう」と負荷量を調整しました。
動作によっては声かけが必要なことがあったので、病棟の看護師と目標を共有して、声かけと促しをお願いしました。
数日が経ったある日、目標になかった新聞紙をめくったり、取っ手のあるコップを握ったりとさらに手を使用するようになっていました。Aさんも自信がついてきたのかもしれませんね。
Aさんは回復期病院へ転院となり経過を追うことは出来ませんでしたが、私が担当したときよりもっと生活場面で右手を使用していると思います。
リハビリテーションは失った機能を取り戻すために日々治療を行います。
作業療法士は手の機能のみならず、身の回り動作・家事・復職・自動車運転など生活の基盤となる活動に対して治療を行います。作業療法目標を立てる際、患者さんと話し合い、生活場面の中で具体的な目標を立てます。そしてその目標に同意したときに初めて治療目標となります。
Aさんは手を使えるにも関わらず、手が使えないからと目標がなかなか決まりませんでした。そこでADOC-Hというツールを用いて、生活で手を使うイメージを持ってもらいました。セラピストと一緒に生活場面で手を使い、使えるという実感を得たことで少しずつ自信を取り戻していき、生活場面でも右手を使う頻度が増えてきました。そして今後どの生活場面で手を使うのか目標を立てることができました。
今回Aさんを担当したことで、作業療法士としての関わり方を改めて見直すきっかけになりました。
急性期は病気を患ったことによる精神的ショックを受ける時期でもあります。患者様の悩みに寄り添いつつ、作業療法士として少しでも出来る事を増やして、次の回復期病院でのリハビリやご自宅での生活に繋げていけたらと改めて思いました。
作業療法士 福岡 直幸
今回、股関節の骨折後で足の曲がりが悪くなった方に対して、ズボンと靴下を履くための*自助具を作成しました。
ズボンを履くための自助具は100均で購入した紐の先に洗濯ばさみを結び付けただけのものです。洗濯ばさみをズボンの腰部分に挟んで、紐を引っ張りあげて使います。安価で簡単に作成出来ますが、自分でズボンを履くことが出来ない方でも、自分で履くことが出来るようになりました。
靴下を履くための自助具も100均で購入した薄いまな板を型紙に沿って切り抜いて、滑りを良くするために、裏地布を縫った布袋に入れ、引っ張りやすいように幅のある紐を縫い付けたものです。こちらは少し練習が必要ですが、誰かに履かせてもらおうと考えていた靴下を自分で履けるようになりました。
このような自助具は販売している物もありますが、高価であり、購入してみても使えるようになるかどうかはわかりません。作業療法士はその方に合った自助具を考えて、安価で代用品を作成し、練習していくことも出来ます。お困りの際には是非、ご相談ください。
*自助具とは
障害や病気などによる麻痺、加齢による身体機能の低下を原因とする動作の困難を補うための道具や装置のことです。食事、入浴、家事、更衣、排泄、余暇活動など、日常生活の様々な場面において、身体の不自由な人の自立を助け、可能な限り自分自身で容易に行えるように補助し、日常生活をより快適に送るために、工夫された道具です。
作業療法(OT)部門 門田良子
令和3年8月カレンダーをBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)の患者様とともに作成しました。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑をおかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。
6月半ばに2人目の子どもが産まれました!
とっても可愛い女の子です(*^^*)
妻・赤ちゃんの退院に合わせ、その日から2週間育児休暇を取りました。
4年前長男が産まれた際は、退院後1ヶ月 妻は里帰りをしていたため、育児休暇は取っていません。
(その当時は育児休暇を取ろうとは考えもしませんでした。ここ最近では男性の育児休暇取得も増えてきており、有難い限りです。)
今回は長男のお世話があったり、コロナ禍でもあったため、里帰りはしないという事を妻と話し合い、育児休暇を取得しようと決めました。
予定より大分早い出産であったため、バタバタとしてしまい同部署の方々にはご迷惑をおかけしましたが、「奥さんを労ってあげてね。」と快く送り出していただきました。
育児休暇中は、後陣痛に苦しそうな妻。
妻の負担を軽減出来るよう、買い物・料理・洗い物・洗濯・掃除等の家事、オムツ替え・沐浴・ミルクでの授乳・寝かしつけ 等の赤ちゃんのお世話、長男の幼稚園送迎 などなど、バタバタと毎日忙しく あっという間の2週間でした。
育児休暇を取ったおかげで、1番大変な時期に家族とじっくり向き合う事が出来ました。
赤ちゃんにかまってばかりで長男が寂しくない様 毎晩寝る前に絵本を読んであげたり、早めに幼稚園に迎えに行き公園で遊ばせてあげたり 等、長男へのケアも十分に出来たと思います。
また、ずっと家に居たのでOHTANIさーんのホームランもリアルタイムで沢山見る事が出来ました(^o^)
リハスタッフ皆のご理解・ご協力の下、
育児休暇を頂き本当に良かったです。
まだまだ夜は2.3時間おきの授乳で起こされる寝不足な日々が続きますが、
これからも子育て・仕事にますます頑張っていきたいです!
作業療法(OT)部門 黒肱 知弘
令和3年7月カレンダーをBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)の患者様とともに作成しました。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑をおかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。
令和3年6月カレンダーをBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)の患者様とともに作成しました。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑をおかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。
令和3年5月カレンダーをBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)の患者様とともに作成しました。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑をおかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。
左片麻痺の患者様に自宅生活を見据えて片手で薬開封できる自助具を作成しました。
必要な材料は
○単三乾電池 3個 ○クリアファイル 1枚
○色画用紙 1枚 ○両面テープ
単三電池は両面テープで山型に重ねます
電池の大きさに切った色画用紙を電池に巻き付け両面テープで止めます ①
クリアファイルは角の部分を薬袋の大きさに合わせて切ります ②
①と②を両面テープで合わせると、完成です
実際に患者様に使用して頂くと、
この*自助具があることで片手でも簡単に薬の開封が行えると患者様も大変満足されていました。
*自助具とは
障害や病気などによる麻痺、加齢による身体機能の低下を原因とする動作の困難を補うための道具や装置のことです。食事、入浴、家事、更衣、排泄、余暇活動など、日常生活の様々な場面において、身体の不自由な人の自立を助け、可能な限り自分自身で容易に行えるように補助し、日常生活をより快適に送るために、工夫された道具です。
作業療法(OT)部門 新福友果子
令和3年3月カレンダーをBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)の患者様とともに作成しました。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑をおかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。
令和3年2月カレンダーをBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)の患者様とともに作成しました。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑をおかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。
こんにちは。
今回OTブログでの特集記事は自動車運転についてです。
当院回復期リハビリ病棟で作業療法を受けた患者様が退院後、社会復帰され自動車運転を再開しました。その際に自動車改造を行ったとのことで、紹介させて頂きます。
快く了承して下さったMさん大変ありがとうございます。
では、ここでお話させて頂く自動車改造についてですが
脳出血や脳梗塞等で麻痺がある方やその他、身体障害を伴い以前の操作での運転が困難となった方が自分で運転出来るように、片手でのハンドル操作やアクセルペダルの位置変更等の改造を行い、安全に自動車運転を再開するための一つの手段を指します。
今回の情報を提供して下さったのは右手、右足に運動麻痺の後遺症がある方で左手ウィンカー操作や左足アクセル操作を可能とした改造を行いました。
福祉専門の自動車改造を行う修理工場で行ったそうです。
具体的な改造した箇所の説明をします。
ウィンカーレバー
ハンドルの右にあるウィンカーを左側から操作することができる延長レバーです。
レバーを上下に動かすことでウィンカー操作、前後操作でパッシング、ハイビームの操作が可能となります。
左足アクセルペダル LA-1型 FUJICON製
左足アクセルペダルを踏むことで既存のアクセルペダルが押されて連動している仕組みになっており、上からつり下がっているタイプになります。右足アクセルペダルの前には、誤作動を防止するために鉄製の遮へい版を設置しており、左足アクセルペダルを使用しない際は本体が上にはね上がり固定されます。その際は通常のアクセルペダルでの操作も可能なため、ご家族の方の運転も問題なく行えます。
サイドブレーキバー
足で踏んで操作するサイドブレーキペダルを手で押せるようにするためのレバーになります。誤って走行中に左アクセルからサイドブレーキを踏まないようにするために取り付けています。
このように右手足に麻痺があり運転操作が困難な方でも自動車改造によって自動車運転を再開される方もいらっしゃいます。
自動車運転再開にあたっては脳卒中の方の場合、医師の診断、高次脳機能評価や運転適性相談が必要になるため、お近くの安全運転相談窓口への確認が必要になります。
現在、この方はご自身の運転で当院の外来に通院されています。
左アクセルでの操作は慣れないため、はじめは練習が必要であったとのことでした。厳重に注意しながら走行をされているとのことです。
では今回はここまでの紹介とさせていただきます。ありがとうございました。
作業療法(OT)部門 寺園 隆宏
新年、明けましておめでとうございます。
令和3年、2021年となりました!
今年は丑年なので、テーマは『丑』です!
カレンダーの日付は、毎日少しずつリハビリの時間も活用しながら完成しました。
様々なデザインや配色を考えながら色塗りをして頂き、患者様一人一人の個性が溢れるとても鮮やかな仕上がりになっています。
門松や凧、達磨などの切り絵も患者様に作っていただきました。とても可愛らしい作品になっています!
他の患者様が作られた作品をみて「すてきだねー!」と賞賛の声も聞かれ、カレンダー作成の時間は、患者様同士で話をしながら協力して作業する場にもなっています。
作成したカレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。
大変ご迷惑おかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。ご了承下さい。
作業療法(OT)部門 岡村 愛沙
師走を迎え、何かと慌ただしい時期です。
先日帰りがけに近所の民家の壁に飾られたクリスマスのイルミネーションを見ました。色鮮やかな光に包まれながら、すっかり日が短くなってしまったことを改めて実感しました。
コロナ禍で例年この時期の街を彩るイルミネーションも各地で中止・規模縮小になっている中、ささやかですが季節感を感じられた気がします。
12月のカレンダーのテーマは「クリスマス」です。
折り紙で作成したツリーやリースに患者様が思い思いにスパンコールやビーズで飾り付けを行ってくださり、クリスマスの楽しい雰囲気を醸し出す、目にも鮮やかな作品が出来上がりました。
「きれいだね」「それいいね」と患者様同士が声をかけ合いながら和気藹々とした雰囲気で取り組まれていました。
今年は暖冬とのことで今季前半は寒さが身にしみることは少なかった印象ですが、冬の本番はこれから。皆様も体調には十分お気をつけて過ごされて下さい。
カレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示しておりますが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。
大変ご迷惑おかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。ご了承下さいませ。
作業療法(OT)部門 大田陽介
近頃、朝晩がだいぶ寒くなり、鹿児島も紅葉の時期になってきました。
昨年、紅葉の時期に訪れた霧島神宮はとても天気が良く、赤く色付いたもみじに太陽の光が射し込み大変キレイでした。
今年も楽しみです。
11月のカレンダーのテーマは「ミノムシと紅葉」です。
患者様が好きな折り紙でミノムシに衣をまとわせ、目で表情を作ることでそれぞれ個性のあるミノムシが完成しました。
ミノムシと周りに散りばめたもみじの葉が秋の訪れを感じさせるカレンダーとなりました。
カレンダーを作成中は皆さん集中しながらも隣の方の作業を見ながら「上手だね」「かわいいね」と声をかけながら楽しまれていました。
これから益々寒さが厳しくなります。体調に気を遣われ、皆様お身体をご自愛されてください。
カレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示しておりますが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。
大変ご迷惑おかけ致しますが、このブログの写真にてカレンダーをご覧になって頂けたらと思います。ご了承下さいませ。
作業療法(OT)部門 新福友果子
暑さがだいぶ和らぎ、朝夕の涼しさを感じる季節になってきました。
しかし、日中は、まだ夏を思わせる日もあったりと、タオルが手放せない方もいるかと思います(私だけかもしれませんが…)。
また鹿児島県内において新型コロナウイルスの感染が確認されているため、皆様、感染対策を十分にとられて、日々過ごされていることだと思います。
さて、10月のカレンダーのテーマは「紅葉」です。
皆さんこんにちは。
今年の8月は暑い日が続きましたが、9月に入り、台風が過ぎたあたりから、少しずつ涼しい日が増えてきました。季節も夏から秋へ変わってきているようです。
ということで、今月の離床活動について、ご報告致します!
9月のカレンダーのテーマは「コスモス」です。毎年お月見をテーマにしたものが多いのですが、今年は10月1日が満月でお月見の日になるようです。そこで秋らしい景色を再現すべく、病棟の患者様と一緒に花紙を使ってコスモスを作成しました。
真っ青な秋空を背景にすすきや赤とんぼも飛んでいます。
コスモスはピンクや赤の花紙を使用して作りました。すすきは緑の花紙を使用し、裂いた紙をクルクルと棒状にまとめて作りました。
赤とんぼは折り紙で作った細い筒にスズランテープを結び、羽に見立てて作りました。すすきは比較的簡単に作られたようですが、赤とんぼのテープを結ぶ作業は少し苦戦しながら作成されていました。
コスモスはピンクや赤と華やかな色で「きれいだねぇ」との声があがっていましたよ。
参加下さった患者様の協力のもと、素敵な秋の風景が完成しました。
コスモスの見頃は例年9月下旬~10月中旬とのこと。一足お先にBC3階病棟で患者様と一緒にコスモス狩りを楽しみたいと思います。
カレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。大変ご迷惑おかけ致します。ご了承下さいませ。
作業療法(OT)部門 泉 由佳
皆さんこんにちは。
長い長い梅雨もようやくあがり、いよいよ夏が始まりましたね。連日お天気もよくてお出かけをしたいですが、今年はコロナ対策が大変そうです。
皆さんも対策を取って十分にお気をつけ下さいませ。
ということで、今月も離床活動を!といきたいところでしたが、開催することができませんでした。ごめんなさい。
しかし!患者様の自主訓練やお手伝い等沢山のご協力を頂き無事にカレンダーを作成し完成させることができました。ありがとうございます。
令和2年8月のカレンダーのテーマは「花火」です。
最近はコロナの影響でイベントの自粛等が続き、夏の風物詩を味わえない方も多いと思います。今回の作品を見て「8月」「夏」を楽しんで頂けたら幸いです。
今回の作品は患者様の発案で夏の夜空をただの黒色で塗るのではなく、水彩絵の具で赤や青、黄色といった様々な色を合わせて鮮やかに描かれています。
花火の柄も患者様が色合いを考えられ、グラデーションされています。
ブログの写真も患者様の訓練の一環としてデジタルカメラで写真を撮って頂きデータの取り込みまでして頂きましたよ。
作品はBC3階病棟に掲示してあるのですが、当院は現在、新型コロナ感染対策として原則、面会禁止となっています。
大変ご迷惑をおかけ致します。ご了承下さいませ。
作業療法士(OT)部門 寺園隆宏
7月に入りましたが、梅雨はまだまだ続きそうですね・・・。
新型コロナウイルスも落ち着く様子は無く、患者様のご家族もなかなか面会に来られなくなっています。
そこで回復期リハビリテーション病棟での取り組みをご紹介します。
・・・と言っても、毎月恒例のカレンダー作成です(笑)
7月と言えば七夕!!テーマを「七夕」にしました。
今回の作業は、色を塗る・笹の葉を貼り付ける・天の川に☆を貼り付ける・折り紙で七夕飾りを作る です。
今回は6名の患者様が参加してくださいました。
天の川に☆を貼る作業でしたが、☆以外にもハートが貼られていました。彦星と織姫の愛の深さを表現したのかもしれませんね♪
折り紙での飾りを作る作業は、1cm幅に切るなどとても器用にできていました。
皆さん一生懸命作業に取り組んでくださり、とても良いカレンダーができました。
今回のカレンダーには願い事はありませんが、皆さんはご自宅で願い事を書かれてみてはいかがでしょうか?
これから暑い季節がやってきます。コロナ対策でマスクをすることにより熱中症のリスクもあるとテレビで見かけます。十分な水分と睡眠を心がけて、暑さを乗り切っていきましょう。
カレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)にありますので、ぜひご覧下さい。病棟には七夕飾りもありますので合わせてご覧下さい。
作業療法士(OT)部門 福岡 直幸
2020年も半年過ぎようとしています。
残りの半年はより一層、感染対策に気を引きしめて過ごしていきたいですね。
梅雨に入り、6月のカレンダーのテーマは「紫陽花」です。
患者様が折り紙で、一枚一枚折ってできた紫陽花の花は、時間をかけて立体的に見えるように丁寧に花の配置を考えて下さりました。
大きな2輪の紫陽花は、とても華やかで綺麗な作品になりました。
日付の色塗りもリハビリ(作業療法)の時間に多くの患者様に塗って頂き、色鮮やかになっています。
これから梅雨本番になり、じめじめとした日が続きますので、体調管理には十分お気をつけ下さい。
カレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)にありますので、ぜひご覧下さい。
作業療法(OT)部門 岡村 愛沙
新緑の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。
世界規模でのコロナウイルス感染拡大の影響で、日本の四季を彩る桜の花をゆっくり味わう暇もなく季節が移ろう今日この頃。少しでも季節感を味わって頂ければと願っています。
5月のカレンダーのテーマは「鯉のぼり」です。
新緑芽吹く大地と澄み渡った青空に、折り紙で作成した立体的な鯉のぼりと兜、春の香りを残す筍が、春から季節が移り変わってゆく様子を表現してくれています。
患者様が1つ1つ丁寧に貼り付けて下さった色も形も多様なスパンコールに彩られた鯉のぼりが見る者を楽しませ、元気を与えてくれる、そんな作品に仕上がっています。
コロナウイルスの影響はもうしばらく続きそうですが、基本的な感染対策(手洗い・うがい)に努め、体調には十分に注意して過ごされてください。
青空に浮かぶ鯉のぼりにこの難局に立ち向かう全ての人々の健康と幸せへの願いを込めて。
カレンダーはBC3階病棟(回復期リハビリテーション病棟)にありますので、ぜひご覧下さい。
(離床活動・カレンダー作りについては2018.11.22のブログに詳しく記載しています。そちらも合わせてご覧下さい!)
作業療法(OT)部門 大田 陽介
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