平成28年度

平成28年度 いづろ今村病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 32 55 151 191 248 651 593 407 68
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①入院した時点の年齢にて集計。
②患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。

【解 説】
0歳代は産科、小児科がその全てとなりますが、10歳代からは消化器内科と眼科が主となります。消化器内科の特徴である炎症性腸疾患(特にクローン病)では、比較的若年層での発症が多くなっています。眼科では糖尿病の合併症による疾患が多く治療されています。
性別的なところでは、男性の悪性腫瘍が50歳代から表れるのに対し、女性の特徴として産科から婦人科へ疾病が移行する年代が40歳代から表れることも特徴です。悪性腫瘍を主体とする診療科である、外科、血液内科は60%以上が60歳以上の患者となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx99xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)手術なし 44 3.49 3.00 0.00% 70.37  
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 副傷病なし    35 2.51 4.48 0.04% 71.49  
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 副傷病なし 18 2.83 4.41 0.00% 61.72  
060035xx99x70x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 7あり 副傷病なし      16 2.44 4.84 0.00% 63.25  
060040xx99x70x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 7あり 副傷病なし  16 2.00 4.98 0.00% 72.63  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の外科は、消化器疾患を主としております。男性女性ともに60~70代の患者数が多く、第1位の小腸大腸の良性疾患を除いては平均在院日数は全国平均と比較して2.2日程度短くなっております。また、他診療科の検査にて疾患が確認された後、外科を受診されている方が多い傾向があります。
『小腸大腸の良性疾患』を除いた4疾患は悪性腫瘍に関連する疾患のため抗がん剤を用いた治療(化学療法)を行っています。抗がん剤の導入時は、副作用の影響を確認するため入院で行い、安定してくると生活の質を維持できるよう、原則外来で行っているのが特徴です。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし   38 41.71 16.83 0.12% 70.34  
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2 3あり 副傷病なし        27 52.46 17.63 0.12% 72.29  
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等2 5あり    24 18.05 25.11 0.46% 66.26  
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等2 2あり 18 17.57 41.96 0.00% 65.49  
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等2 4あり 副傷病なし  17 17.42 21.92 0.08% 65.44  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の血液内科の疾病は、非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫、白血病、骨髄異形成症候群の疾患が上位を占めています。年齢では男女ともに60歳代~70歳代が約70%を占めております。
転院率が他診療科よりも高い傾向にあります。これは、他院へ転院し寛解状態維持を図っている為です。
抗がん剤を用いた治療(化学療法)や状態に応じて輸血や検査等を行います。入院中は治療や経過観察、体力面から自宅で安心した生活を見据えたリハビリを行っていることが多いため、入院期間は他の診療科に比べて長期となっています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2 なし  12 28.80 19.92 0.17% 77.93  
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり        - - 19.24 - -  
040090xxxxxx1x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病あり     - - 13.01 - -  
0400801499x011 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 あり A-DROP スコア1 - - 16.89 - -  
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし  - - 12.35 - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の呼吸器内科では肺炎、悪性腫瘍が主な疾患で60歳~70歳代が77%を占めています。
男女比は男性が57%、女性が43%と大きく差はありません。他診療科の疾患やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)等を抱えている方の肺炎等の治療を行うことが多く見られております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060180xx99x4xx クローン病等 手術なし 手術・処置2 あり(出来高) 54 4.20 8.38 0.00% 43.69  
060180xx99x0xx クローン病等 手術なし 手術・処置等2 なし  29 13.38 9.22 0.00% 39.86  
060185xx99x0xx 潰瘍性大腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし 29 16.82 12.63 0.00% 66.11  
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし    15 6.74 5.50 0.00% 37.79  
060180xx99x1xx クローン病等 手術なし 手術・処置等2 1あり 14 17.90 24.05 0.00% 65.94  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
上位4疾患の潰瘍性大腸炎とクローン病は『難病』に指定された疾患で比較的若年層に多くみられます。全国的に男性に多く発症し、当院も男女比の割合として約7:3で男性が多くなっています。
ウイルス性腸炎は、20歳~30歳代が約7割を占め、男女比では2:8で女性が占める割合が多くなっています。
糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし 85歳未満 22 18.50 14.61 0.00% 61.23  
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし 85歳未満      17 4.53 11.48 0.00% 61.24  
100071xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし 85歳未満     10 18.00 14.91 0.04% 65.00  
100060xx99x100 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし 85歳未満       - 16.75 13.46 0.04% 47.50  
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし。) 手術なし 手術・処置等2 1あり 副傷病あり 85歳未満  - 13.63 16.31 0.00% 64.13  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
2型糖尿病の年齢構成として病院全体の年代層と同じく年代毎に徐々に増加し60歳代をピークに減少します。2型は特に生活習慣と係わることが多いためか、糖尿病以外でも血圧、尿酸、脂質、網膜症、末梢神経障害等、合併症とされる疾病を抱える方が多い事も見受けられます。
1型糖尿病については、2型とは異なり自己免疫性疾患などが原因とされています。そのため1型糖尿病については年代毎の差が見られません。
糖尿病は生活習慣に係わることが多い疾患のため、治療はもちろんのこと、退院された後の食事や運動といった生活習慣を見直し、糖尿病を十分に理解していただくことを目的とした教育入院に力を入れております。全国平均と比較すると在院日数が長くなっていますが、これは他疾患により血糖コントロールが上手くいかず重症化したケースが多いためです。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x30x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 3あり 副傷病なし        42 11.67 20.46 0.00% 71.21  
050200xx97xxxx 循環器疾患(その他) 手術あり   14 8.43 11.05 0.00% 64.36  
110070xx97x2xx 膀胱腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 2あり       - 14.46 30.69 0.00% 75.38  
060050xx99x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし   - - 10.33 - -  
06007xxx97x40x 膵臓、脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 4あり 副傷病なし - - 24.57 - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の放射線科は、上位疾患を見るとわかるように、肝・肝内胆管の悪性腫瘍が主体の診療科となっています。
患者数が最も多い「肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 3あり 定義副傷病 なし」とは、肝臓関連の悪性腫瘍の中でも、お腹や胸を切らずに治療を行うものです。手術適用ではないと診断された悪性腫瘍に対し、マイクロカテーテルという細い管を入れ、抗がん剤の注入、栄養を供給する動脈をふさぐ物質を入れ、がんを縮小、死滅させようとするのが血管塞栓術(IVR)です。メスを入れるわけではありませんので、体への負担が少なく、入院期間も比較的短くなります。
患者数が次いで多い「循環器疾患(その他) 手術あり」とは、当院では動脈瘤(どうみゃくりゅう)の治療が主となります。動脈にコブ状のふくらみ(瘤)ができ、悪化すると破裂したり、血流の障害となることがあります。その予防として、コブの中に柔らかい紐状の金属を詰め血液が入らなくする、それも血管塞栓術の一つです。放射線科ではこのような血管塞栓術を必要とする疾患に取り組んでいます。
※現在、放射線科は系列の今村総合病院へ治療の主体を移しております。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし  156 2.78 2.61 0.00% 67.26  
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2 なし 片眼 74 8.57 8.27 0.04% 61.13  
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 13 7.23 7.01 0.00% 67.62  
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし     - - 7.70 - -  
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり 片眼  - - 9.15 - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の眼科は他院での白内障手術後の療養目的の入院等の受け入れを行っていることから白内障の件数が多くなっております。
また、糖尿病内科を有することから、第2位「糖尿病性増殖性網膜症」、第3位「硝子体疾患」と糖尿病の合併症による目の疾患(糖尿病性網膜症)が上位にあり、そのほとんどの方が基礎疾患として糖尿病を抱えています。
年齢構成として、糖尿病性増殖性網膜症は50~70歳代80.2%で大半をしめており、男女構成比は大きく差はありません。硝子体疾患についてもやはり50歳~70歳代92.8%と高く、男女構成比は女性が71.4%となっております。眼科疾患については全身麻酔ではなく局所麻酔で行うため、比較的早期の退院ができるという利点があります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし 16 28.50 20.79 0.21% 31.25  
120060xx99xxxx 子宮の良性腫瘍 手術なし 15 6.73 5.78 0.62% 49.33  
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等  12 9.92 9.88 0.00% 34.00  
12002xxx99x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし     - - 9.34 - -  
12002xxx99x41x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 副傷病あり  - - 10.56 - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した医師の所属する診療科にて
集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
産婦人科では、通常の分娩(正常分娩)と、上記にあるような早産・逆子(骨盤位)・帝王切開等の診療と、女性特有の疾患及び悪性腫瘍等の抗がん剤治療を主に扱っております。今回、上記表には正常分娩は保険適用外となるため表記されておりません。
悪性腫瘍としては、子宮等の悪性腫瘍が上位であることも特徴の一つです。
※現在、産科は系列の今村総合病院へ移設されております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 15 10 1 7
大腸癌 22 48 2 8
乳癌 1 7
肺癌 1 7
肝癌 14 23 2 5
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①5大がん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)を対象症例とする。
②5大がんにおける、初発・再発症例を分けて集計。
③初発症例の、胃がん・乳がん・肺がんは国際的に使用されているUICC(国際対がん連合)の病期分類にて、また大腸がん・肝がん
については、日本国内の各学会で定めたがん取扱い規約に基づいて集計とする。
④患者数の集計は、延患者数とする。
※例えば一連の治療期間に複数回の入退院を繰り返した場合、繰り返した回数分を件数として集計。
⑤患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
【解 説】
上記分類は、腫瘍の大きさや他の臓器まで広がっていないかによって進行度合い(病期、ステージ)が決められますが、当院の特徴として、ステージⅢ~ステージⅣの患者様が多く見られるのは、近隣医療機関で手術を行なった後、若しくは手術の適用が無いと診断された後に抗がん剤治療(化学療法)や血管塞栓術を希望される方が多いためです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 11 7.18 59.82
中等症 19 20.26 75.63
重症 10 20.40 78.40
超重症
不明
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①市中肺炎ガイドラインによる重症度分類(A-DROPスコア)に基づき集計。
②ウイルスが原因として起こる肺炎・誤嚥による誤嚥性肺炎は除く。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
【解 説】
平成28年厚生労働省の人口動態統計では、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患に続き肺炎は主な死因第4位となっています。
全般的に高齢になるほど重症化し、入院期間が延びる傾向にあります。免疫力低下を伴う元々の疾患があると、その治療を行いながら肺炎の治療を行うこもとあります。そのため重症度や年齢と必ずしも比例しないことも見受けられます。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①発症日から「3日以内」と、4日以上又は無症候性(発症日なし)を「その他」として集計。
②患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
【解 説】
当院では、脳梗塞に関連する診療科もなく、患者数も10名未満のため解説はありません。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 12 3.58 8.58 0.00% 71.58  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 10 6.60 20.10 0.02% 65.20  
K7432 痔核手術(脱肛を含む。)(硬化療法(四段階注射法によるもの)) - - - - -  
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に3つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の外科は、消化器の悪性新生物を主としているため抗がん剤を用いた治療(化学療法)を行っています。第1位の胸水・腹水濾過濃縮再静注法、第2位の抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他)ともに悪性新生物に関連する手術となります。
胸水・腹水濾過濃縮再静注法とは、悪性腫瘍の患者様で腹水(又は胸水)を濾過濃縮(ろかのうしゅく)して、アルブミンなどの有用なタンパク成分を回収し細胞成分(赤血球、癌細胞、細菌等)などを除去する治療法として用いられています。主として腹部の圧迫感の軽減、自覚的苦痛の軽減のために行われています。
抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置とは、特に抗がん剤を投与する機会が多い方や静脈が細く注射の難しい方、薬剤がすぐに漏れてしまう方、あるいは薬剤の投与時間が長い方や末梢静脈からの投与が好ましくない薬剤を使用する方などに行われます。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 124 0.09 1.36 0.00% 61.89  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) - - - - -  
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -  
K735-2 小腸・結腸狭窄部拡張術(内視鏡によるもの) - - - - -  
K6534 内視鏡的胃,十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他のポリープ・粘膜切除術) - - - - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に3つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の消化器内科は消化管造影検査や胃や大腸だけでなく、小腸の内視鏡検査を行い、早期に発見された腫瘍については、外科の医師とも十分に討論した上で、完全に切除可能と診断されれば、内視鏡的に粘膜切除術を行っているため内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術が上位となっています。
平均年齢にも表れているように、男女共に40~60歳代で83%を占めており、大部分は良性の腺腫です。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) 48 2.06 5.48 0.01% 64.38  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 28 3.79 12.11 0.00% 75.18  
K6151 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) 11 4.73 13.09 0.01% 71.00  
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -  
K689 経皮経肝胆管ステント挿入術 - - - - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に3つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院放射線科は、レントゲン、CT、MRI等を用いて画像診断等に加え、画像誘導下で行う局所治療(インターベンショナルラジオロジー:lVR)を主として行っています。IVRは、外科手術のようにお腹や胸を切らずに、体の奥にある臓器や血管の治療ができる方法です。そのため、患者さんの体への負担が少ないという特徴を持っています。
上記手術で血管等の詰まりやがんの治療など幅広く対応している事が件数からも見て取れるかと思います。身体への負担も少ないため、入院期間も短くなっているのが特色です。
※現在、放射線科は系列の今村総合病院へ治療の主体を移しております。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 227 0.03 0.45 0.00% 72.10  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) 110 0.98 6.79 0.00% 63.23  
K281 増殖性硝子体網膜症手術 10 0.60 13.00 0.00% 58.90  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) 10 0.70 6.30 0.00% 63.80  
K2684 緑内障手術(緑内障治療用インプラント挿入術)(プレートのないもの) - - - - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に3つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
当院の眼科は、糖尿病に伴う眼科疾患を専門として取り扱っており、眼科手術を行った患者様の大半が糖尿病疾患を抱えています。水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの)、硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの)を行った患者様の入院期間は全国平均と比べ短期間です。当院は糖尿病内科等、他診療科専門医のフォローを受けつつ、術前・術後を過ごせることも特徴です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術(選択帝王切開) 10 1 9.3 0.00% 33.0  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) - - - - -  
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術(腟式、腹式)) - - - - -  
K877 子宮全摘術 - - - - -  
K8981 帝王切開術(緊急帝王切開) - - - - -  
【定 義】
平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に3つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10名未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
【解 説】
帝王切開術(選択帝王切開)については約半数が前回帝王切開にて出産された方でした。大多数が予定されたもので、緊急を有する者は年間を通して10件以下です。子宮附属器腫瘍摘出術と子宮全摘術については良性の卵巣腫瘍と子宮筋腫であった。
※現在、産科は系列の今村総合病院へ移設されております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.34%
異なる - -
【定義】
集計期間と対象:平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①1入院期間において、一般病棟を含むその他の病棟(精神科病棟・回復期リハビリテーション病棟)へ複数回転棟した場合、
一般病棟の部分に限定した集計とする。
②今回の入院における「入院のきっかけとなった病名」・「最も医療資源を投入した病名」と同一か、異なっていたかに分け患者数・
発生率を集計。
③発生率を算出する分母は、一般病棟における全退院患者とする。
【解 説】
当院では、他院にて手術、処置等の術後管理目的の入院の受け入れを行っており上記の結果となっております。
更新履歴
2017/09/26
病院指標全7項目新規掲載
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