令和7年度

令和7年6月1日~令和8年5月31日に退院された患者様が対象

令和7年度 今村総合病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 242 237 269 430 774 1327 2220 1583 661
【定義】令和7年6月から令和8年5月に一般病棟を退院した患者において集計。
集計条件:
①入院した時点の年齢にて集計。
②患者数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。

【解説】
当院は、地域密着型の急性期総合病院として、24時間365日体制で、質の高い充実した救急医療・高度専門医療の提供に日々努めています。
上記は、令和7年度の年齢階級別の退院患者数です。60歳以上の患者数が5791名と全体の約75%を占めており、高齢者の急性期医療の需要が増加していることが考えられます。
また、10代から20代の若い年齢層では、スポーツ整形外科への入院が多く見られます。
前年度の患者数と比較して、患者数は全体的に増加となりました。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
救急・総合内科(ER)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 181 26.72 20.49 43.09% 82.99  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 170 14.76 13.42 16.47% 78.20  
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 125 14.99 16.10 15.20% 83.92  
070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 91 9.57 14.45 14.29% 58.71  
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし 42 7.67 8.57 9.52% 54.79  
救急・総合内科(ER)は、24時間365日の診療体制で、あらゆる症状(発熱・腹痛・倦怠感など)による内科系の疾患を中心に、救急搬送者及び直接来院する急病者への治療・応急処置などを行っています。また、どの診療科を受診すればよいか分からない場合の初期対応を行う診療科でもあり、診断・治療などへ繋げる最初の道筋を示す役割を担っています。さらには必要に応じて、院内の他診療科との連携や、他医療機関へ紹介することで患者様が適切な治療が受けられるよう連携を密に取っています。感染症・膠原病専門の医師も配置しており、より幅広い診断・治療が可能です。

集計結果は、上位より誤嚥性肺炎、尿路感染症、細菌性肺炎、全身性自己免疫疾患、細菌・ウイルス感染症に対する内科的治療となります。全身性自己免疫疾患とはいわゆる膠原病のことであり、当院では血管炎、関節リウマチ、SLE(全身性エリテマトーデス)、皮膚筋炎、成人スチル病などが多くを占めています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 135 7.73 8.76 10.37% 75.99  
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 37 7.62 7.37 0.00% 71.73  
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 37 8.59 7.58 2.70% 67.35  
060035xx03xxxx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 25 6.12 6.35 0.00% 68.60  
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 24 8.83 9.07 20.83% 77.13  
消化器内科では、消化管疾患(食道・胃・十二指腸及び小腸・大腸)、胆膵疾患(胆道・膵臓)などを中心とした診療を行っています。また、内視鏡的治療においては、内視鏡センターを有し、安全で高度な治療が行える環境を有しています。

集計結果は、総胆管結石や胆管炎等に対するステント留置や結石除去などの内視鏡的治療が最も多く、次いで、早期胃がんに対する内視鏡的治療、憩室炎に対する投薬などの内科的治療となっています。他にも、早期大腸がんに対する内視鏡的治療や腸閉塞に対する加療を多く行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 48 24.04 17.31 22.92% 83.75  
050070xx9902xx 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 12 28.58 16.53 33.33% 80.50  
050130xx9901xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 12 28.25 18.20 25.00% 84.25  
050130xx9900x1 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院 - - 21.05 - -  
050130xx9902xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり - - 23.60 - -  
循環器内科では、血液を全身へ運ぶ役割を担う心臓や血管の病気(狭心症・心筋梗塞・不整脈・心不全など)の治療を中心に行っています。また、それらに影響を及ぼす生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症(高コレステロール)など)の診断・治療を並行して行い、病気の予防や早期発見・治療に取り組んでいます。

集計結果では、うっ血性心不全や慢性心不全などの総称である心不全の症例が多くを占めています。当院の平均在院日数は3~4週間程度、平均年齢は80代となっています。その他、不整脈のひとつである心房細動の治療を行っています。
スポーツ整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 198 12.78 12.51 2.02% 23.31  
160610xx01xxxx 四肢筋腱損傷 関節鏡下肩腱板断裂手術等 71 16.17 16.08 92.96% 67.07  
160620xx02xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 関節滑膜切除術等 56 5.55 6.53 8.93% 36.46  
070050xx97xxxx 肩関節炎、肩の障害(その他) 手術あり 22 17.36 20.70 86.36% 76.41  
070230xx02xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 骨穿孔術等 16 23.13 23.48 43.75% 57.81  
スポーツ整形外科では、スポーツによる障害・外傷(膝の半月板損傷や前十字靱帯損傷・肩関節脱臼など)の治療並びに生活指導・予防などにも取り組んでいます。また、競技種目の特性やスポーツ復帰を考慮した治療・リハビリテーションも行っています。膝の靭帯断裂や半月板損傷に対する関節鏡下の手術治療が最も多く、その他には、肩腱板断裂に対する関節鏡下の手術治療など、膝・肩を中心とした疾患が大部分を占めています。

年齢層は、スポーツによる障害・外傷の患者様が多いこともあり、スポーツを盛んに行う若い世代が多く、早期に社会復帰できるよう治療に努めています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010010xx9906xx 脳腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 223 5.89 4.11 16.14% 68.61  
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 12.48 9.62 19.35% 77.06  
010120xx99xxxx 特発性(単)ニューロパチー 手術なし 16 4.19 6.13 0.00% 70.69  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 36.10 18.40 50.00% 69.50  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 3.50 7.84 10.00% 72.20  
脳神経外科は、令和7年3月から脳腫瘍など(転移性脳腫瘍も含む)に対する放射線治療機器であるガンマナイフ治療装置を導入し、鹿児島県内のみならず県外からの治療要請にもお応えしています。また、脳卒中(脳出血・くも膜下出血・脳梗塞など)、頭部外傷(外傷性硬膜下血腫・硬膜外血腫など)、機能的疾患(三叉神経痛・顔面痙攣など)などに対し幅広い領域の外科的治療も行っています。特に脳卒中に関しては、24時間体制で患者様を受け入れ、「特定集中治療室(ICU)」や「脳卒中ケアユニット(SCU)」と呼ばれる専用病棟で治療を行います。

集計結果として、脳腫瘍に対するガンマナイフ治療が最も多くなっています。またガンマナイフは三叉神経痛の治療にも活用されるため、3番目に特発性(単)ニューロパチーが入っています。2番目は外傷性硬膜下血腫に対する血腫除去を目的とした手術加療、さらに非外傷性頭蓋内血腫に対する保存的加療、頭蓋・頭蓋内損傷(外傷性硬膜下血腫・脳挫傷など)に対する内科的加療です。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 131 4.06 4.24 3.05% 76.56  
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 114 2.44 2.47 0.00% 75.60  
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり片眼 40 4.18 4.73 0.00% 74.20  
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 24 4.54 5.34 0.00% 72.58  
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 22 8.59 7.35 4.55% 57.00  
眼科は、白内障、加齢黄斑変性症、網膜疾患に対する外来診療や入院での手術治療に力を入れています。治療後症状が安定した患者様は、地域の医療機関で経過観察を受けていただけるよう、病診連携にも力を入れています。

集計結果1位、2位が白内障に対する手術治療(両眼・片眼)、3位が網膜硝子体疾患の手術治療、4位が黄斑疾患に対する手術治療、5位が網膜剥離に対する手術治療となっています。年々、白内障や硝子体疾患の手術治療の入院の件数が増加している傾向にあります。白内障手術を外来で行う施設が多いですが、当院は総合病院であり、全身疾患や精神疾患を合併した患者様も多く、白内障に対しても原則として入院加療を行っています。
頭頸部・耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 64 2.00 2.02 0.00% 60.02  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.60 - -  
030380xxxxxxxx 鼻出血 - - 5.02 - -  
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.67 - -  
030270xxxxxxxx 上気道炎 - - 4.70 - -  
頭頸部・耳鼻咽喉科では、耳、鼻、喉、頸部(くび)などの病気を中心に、多岐にわたり診療を行っています。

集計結果では、睡眠時無呼吸症候群が多くを占めています。その他、急性扁桃炎・急性咽頭炎、鼻出血、前庭機能障害(めまい等)、上気道炎に対する治療が挙がっています。
在院日数は、睡眠時無呼吸症候群は多くが1泊2日の入院であり、患者様の平均年齢は60代となっています。
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx03xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 28 12.61 10.31 7.14% 77.75  
110070xx97x2xx 膀胱腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等22あり - - 19.04 - -  
110080xx9902xx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり - - 22.85 - -  
12002xxx97x4xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等24あり - - 11.45 - -  
130030xx99x2xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等22あり - - 23.91 - -  
放射線科は、放射線又は放射線に類似した超音波や磁気を利用した医療用画像機器等を使用し、画像診断やカテーテルを用いた血管内治療、放射線治療などを中心に診療を行っています。特に、平成29年度より高精度放射線治療装置が導入され、腫瘍への治療において患者様への身体的負担を軽減した、専門的な治療を行っています。

集計結果は、1位が肝臓・肝内胆管の悪性腫瘍に対する血管内治療(抗がん剤や塞栓物質の注入などによる治療)、2位が膀胱腫瘍に対する血管内治療、3位が前立腺の悪性腫瘍に対する放射線治療、4位が子宮悪性腫瘍に対する血管内治療、5位が悪性リンパ腫に対する放射線治療となっています。集計結果からも分かるように、悪性腫瘍に対する血管内治療や放射線治療を中心とした診療を行っています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 127 21.83 16.51 27.56% 74.09  
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 75 24.49 16.60 28.00% 76.55  
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 22 4.18 4.67 4.55% 60.77  
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 21 5.29 6.63 23.81% 66.24  
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 20 28.50 18.40 50.00% 70.70  
脳神経内科は、脳卒中(脳梗塞・脳出血など)、神経変性疾患(パーキンソン病・アルツハイマー病など)、神経感染症(髄膜炎・脳炎など)、てんかん・頭痛・認知症など幅広い病気の治療を行っています。特に脳卒中に関しては、脳神経外科やリハビリテーション科と密接な協力のもとに、24時間体制で患者様を受け入れ、「脳卒中ケアユニット(SCU)」と呼ばれる専用病棟で行う治療が多くを占めます。

集計結果は、発症後早期の急性期症例の脳梗塞に対する内科的治療が最も多く、治療内容の違いにより分かれています。次いで、前庭機能障害(主にめまいなど)やてんかん、脳出血に対するに対する治療も行っています。脳卒中疾患の転院率が高い要因として、急性期治療後のリハビリテーション継続が挙げられます。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 40 8.75 9.44 0.00% 67.85  
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 28 2.36 3.76 0.00% 57.79  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 28 15.57 13.00 14.29% 69.64  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 17 5.06 6.76 5.88% 83.18  
080190xxxxxxxx 脱毛症 - - 3.28 - -  
皮膚科では、体全体の皮膚・体毛・爪など、多種多様な疾患の診断・治療を行っています。皮膚の疾患には皮膚だけの病気もありますが、別な疾患と密接に関わるものもあり、皮膚の病気から他の病気がみつかることもあります。

集計結果は、帯状疱疹に対する治療が最も多く、次いで、表皮のう腫など良性腫瘍の手術治療と膿皮症(当科では蜂巣炎が多数を占めます)に対する治療や、皮膚の悪性腫瘍に対する手術治療となっています。
※膿皮症とは、皮膚が化膿する病気の総称であり、丹毒・伝染性膿痂疹(とびひ)・蜂巣炎などが含まれます。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 253 4.71 5.16 2.37% 63.93  
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 149 3.07 2.45 2.01% 72.85  
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 66 6.20 6.79 1.52% 74.45  
11012xxx97xx0x 上部尿路疾患 その他の手術あり 定義副傷病なし 62 8.34 7.14 9.68% 65.84  
11012xxx01xx0x 上部尿路疾患 腎切石術等 定義副傷病なし 61 8.02 10.04 4.92% 66.85  
泌尿器科は、腎臓と尿管・膀胱・尿道などの尿路及び、前立腺・精巣などの生殖器の病気を中心に、診療を行っています。主な病気としては尿路腫瘍(腎臓・尿管・膀胱など)、生殖器腫瘍(前立腺など)、尿路に発生する尿路結石(腎結石・尿管結石など)、また結石などを原因とする尿路感染症などが挙げられます。特に、尿路結石においては、「尿路結石治療センター」を開設し、治療が困難な結石や多忙な患者様で早期の結石除去を希望する方への対応に取り組んでいます。

集計結果は、1位が腎結石・尿管結石に対する結石除去を目的とした経尿道的手術治療、2位は前立腺の悪性腫瘍疑いに対する針生検検査(多くが1泊2日の入院)、3位は膀胱悪性腫瘍の手術治療、4位は結石を伴う腎盂腎炎や尿管狭窄に対する経尿道的手術治療、5位は結石や水腎症等に対する経皮的(腎(腎盂)瘻造設を含む)手術治療となっています。患者様の平均年齢は、60代から70代が多く、入院期間は1週間程度となっております。早期退院を希望する患者様の要望に応えられるよう治療に努めています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 28 2.96 3.99 0.00% 62.57  
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 17 2.76 3.80 0.00% 66.76  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 - - 6.01 - -  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 - - 9.15 - -  
130120xxxxx00x 血液疾患(その他) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.35 - -  
婦人科は卵巣・子宮・膣・外陰部の疾患を取り扱っており、思春期から老年期の様々な年齢の女性の診療を行っています。

集計結果は、子宮・卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍に対する抗がん剤治療が上位となっています。その他、卵巣腫瘍や子宮筋腫など良性腫瘍に対する手術療法や、がんや腎疾患による貧血に対しての治療が挙がっています。
在院日数に関して、悪性腫瘍に対する抗がん剤治療は比較的短い入院期間で安全に行えるよう努めています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 11 2.18 2.99 9.09% 72.91  
040110xxxx10xx 間質性肺炎 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 10.12 - -  
040170xxxxxxxx 抗酸菌関連疾患(肺結核以外) - - 9.96 - -  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 6.32 - -  
070560xxxxx00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 14.45 - -  
呼吸器内科は、令和8年度より救急・総合内科の診療から独立した専門診療科として本格稼働し、さまざまな呼吸器疾患の診断・治療を行っています。

集計結果として、呼吸器内科の診療がスタートし2ヶ月間(令和8年4月~令和8年5月)の集計ですが、肺がん疑いに対する気管支鏡検査が1位に挙がっています。気管支鏡検査は、呼吸器疾患の病状を調べて適切な治療を行うために、気管や気管支を観察し病変から組織や細胞、分泌物などの検体を採取する検査です。他にも、間質性肺炎や非結核性抗酸菌症、サルコイドーシスなどが疑われる際に入院で検査を行っています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 26.45 11.00 27.27% 72.64  
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 21 21.57 14.01 14.29% 70.81  
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 12 6.08 5.91 8.33% 48.83  
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし - - 18.78 - -  
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 7.23 - -  
腎臓内科は、蛋白尿・血尿などが出る慢性糸球体腎炎、高度の蛋白尿にむくみや胸水・腹水などを伴うネフローゼ症候群、腎臓の機能が低下した急性・慢性腎不全、腎臓の機能が著しく低下した末期腎不全に対する腎代替療法(血液透析・腹膜透析など)の開始や維持管理など、幅広い腎臓病に対し診断・治療を行っています。

集計結果は、慢性腎不全などに対する治療が上位を占めています。腎機能悪化に対する内科的加療(保存的加療)・維持透析開始・維持透析不良に伴う管理などです。個々の患者様の病状により入院期間が異なりますが、当院の平均在院日数は3~4週間程度となっています。入院となる患者様の平均年齢は70代です。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xbxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2Bあり 51 17.27 11.45 19.61% 75.00  
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり 27 20.37 13.99 0.00% 73.74  
130010xx97x9xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等29あり 26 36.12 32.87 0.00% 73.85  
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 21 41.81 35.10 4.76% 48.62  
130010xx99x9xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等29あり 21 11.10 11.92 0.00% 76.76  
血液内科では、血液の病気全般の診療を行っています。代表的な血液の病気には、白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫・骨髄異形成症候群(MDS)などの血液のがんや、貧血・血小板減少症などの非腫瘍性疾患が挙げられます。中でも、非ホジキンリンパ腫に含まれる成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATL)の診断・治療に関しては非常に高い診療実績を誇っています。また、造血幹細胞移植(自家・同種(血縁/非血縁/臍帯血))にも積極的に取り組んでいます。

集計結果は、1番目として非ホジキンリンパ腫と呼ばれる腫瘍性疾患に対する抗がん剤治療(化学療法)が占めています。2番目は多発性骨髄腫に対する抗がん剤治療(化学療法)となります。3番目、4番目、5番目は急性白血病に対する抗がん剤治療(化学療法)が占めています。3番目、5番目の違いである「手術あり」「手術なし」は、支持療法としての輸血療法などがあたります。また、3番目、4番目の違いは抗がん剤治療(化学療法)の薬剤の違いになります。血液内科が扱う血液のがんは、抗がん剤を用いた治療が中心となっています。入院初期では診断や病状・進行状況に加え治療を行う上での全身状態などの把握は重要で、さらに、治療中も常に病勢を把握し、より適切な治療を行います。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 128 4.22 4.56 1.56% 70.69  
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 72 5.26 6.00 0.00% 60.29  
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 48 16.52 14.80 14.58% 74.10  
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 47 7.64 7.05 8.51% 64.53  
060040xx0300xx 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸切除・切断術 切除術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 26 16.77 14.87 11.54% 68.12  
消化器外科では鼠径ヘルニア、胆のう結石(胆のう炎)、虫垂炎などの良性疾患から大腸がん、胃がんなどの悪性疾患に対する治療を行っています。緊急手術にも対応していますが、胆のう結石(胆のう炎)、虫垂炎などは抗菌薬で炎症を沈め、数ヶ月後に計画的に手術を行うこともあります。特に大腸がんや胃がんを中心とする悪性疾患に対する治療は専門的に取り組んでおり、診断から手術、抗がん剤治療まで行っています。当院での手術は、良性・悪性に関わらず、傷口が小さく低侵襲な腹腔鏡下手術を中心に行っているため、術後の早期回復や入院期間も比較的短いことが大きなメリットです。また、令和4年から大腸がん全般に対するロボット支援手術(ダビンチ手術)を行っています。
【定義】令和7年6月から、令和8年5月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した
医師の所属する診療科にて集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10症例未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承ください。

【解説】入院診療における、各診療科のDPC名称別上位5疾患をあらわしたものです。
それぞれの診療科がどのような疾患を多く診療しているかが分かります。1回の入院期間で、2診療科以上の診療科に入院した場合は、医療資源が最もかかった傷病の担当医が所属する診療科で集計されています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 47 - 11 21 - 23 1 8
大腸癌 31 45 67 58 17 19 1 8
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - 19 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】令和7年6月から令和8年5月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①5大がん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)を対象症例とする。
②5大がんにおける、初発・再発症例を分けて集計。
③国際的に使用されているUICC(国際対がん連合)の病期分類に基づいて集計とする。
④患者数の集計は、延患者数とする。
※例えば一連の治療期間に複数回の入退院を繰り返した場合、繰り返した回数分を件数として集計。
⑤患者数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。

【用語の意味】
初発…最初に発生するがん。

再発…初発治療後に目に見えなく、わずかに残っていたところから再び発生するがん。

UICC病期分類…UICC(国際対がん連合)日本委員会にて定められた、部位別のがんについて進行程度、広がりを示す指標。

【病期分類の見方】
ステージ0…癌が上皮内にとどまっている。

ステージⅠ…癌が少し拡がっているが筋肉の層まででとどまっている。
転移していない。

ステージⅡ…ステージⅠの筋肉の層を超えて少し浸潤(拡がること)している。
または、リンパ節に少し転移している。

ステージⅢ…癌がステージⅡより更に浸潤しており、リンパ節転移もみられる。

ステージⅣ…癌が離れた他の臓器やリンパ節へ転移している。

【解説】
全国的に罹患数の多い5大がん(胃がん・大腸がん・肝臓がん・肺がん・乳がん)のステージ(病期分類)ごとの症例について集計しました。ステージが高くなるにつれて、がんが進んでいることを表しています。当院は、鹿児島県がん診療指定病院の指定を受けており、専門的ながん治療が行えるよう努めています。がんの進行度により、手術・化学療法・放射線治療・ホルモン療法などを組み合わせた集学的治療ができる施設となっています。また、当院ではがんに関する質問・相談に対応する「がん相談支援部」を設け、がん患者様、そのご家族様向けの「がんサロン」も開催しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 16 10.94 53.00
中等症 121 12.72 75.29
重症 38 15.00 83.79
超重症 - - -
不明 - - -
【定義】令和7年6月から令和8年5月に退院した患者であり、一般病棟に入院した成人(18歳以上)の患者において集計。
集計条件:
①市中肺炎ガイドラインによる重症度分類(A-DROPスコア)に基づき集計。
②ウイルスが原因として起こる肺炎・誤嚥による誤嚥性肺炎は除く。
③患者数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。

【用語の意味】
重症度分類(A-DROPスコア)とは、肺炎の重症度を評価するもので、下記の5つの項目により判定され、「軽症・中等症・重症・超重症」に分けられます。
・A(Age;年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
・D(Dehydration;脱水):BUN(尿素窒素) 21mg/dL以上、または脱水あり
・R(Respiration;呼吸):SpO2(酸素飽和度) 90%以下(PaO2〈動脈血酸素分圧〉 60Torr以下)
・O(Orientation;見当識):意識障害あり
・P(Pressure;血圧):血圧(収縮期)90mmHg以下

【解説】
市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことをいいます。高齢者では症状がはっきりしない場合もあります。原因菌の多くは肺炎球菌(はいえんきゅうきん)ですが、原因の鑑別により治療方法が変わるため、早期に原因検索と適切な抗菌薬などの投与が必要となります。
当院では、救急・総合内科(ER)が中心となり、軽症から超重症まで幅広い状態の患者様に対して治療を行っています。また、肺炎の重症度が高くなるにつれて入院日数が長くなり、平均年齢も高くなる傾向にあります。ご高齢の方は重症化予防のために、肺炎球菌ワクチンの定期接種も有効です。肺炎は早期治療を適切に行わなければ重症化リスクが高まるため、早めの受診が大切です。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 265 33.82 76.37 26.07%
その他 38 40.13 74.16 4.29%
【定義】令和7年6月から令和8年5月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①発症日から「3日以内」と、「4日以降又は無症候性(発症日なし)」を「その他」として集計。
②患者数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。

【解説】
脳梗塞とは、脳の血管が様々な原因で細くなったり詰まったりして脳に酸素や栄養が送れなくなり、それにより、脳組織が壊死または壊死に近い状態になってしまう病気です。主な原因としては生活習慣病(高血圧、高脂血症、糖尿病など)、心臓内で発生した血栓などが挙げられます。発生する場所や治療の遅れにより死亡するケースや、麻痺などの重い後遺症が残るケースもあります。しかし、発症後早期に治療(血栓溶解療法や血栓回収術など)・リハビリテーションを開始することで社会復帰の可能性が高くなります。当院の患者状況として、発症後まもない急性期の脳梗塞の患者数が多くなっています。当院では、超急性期の専門的治療を始めとする脳卒中治療を行っています。脳神経外科及び脳神経内科の連携による脳卒中ケアユニット(SCU)と呼ばれる専用病棟での治療に加え、リハビリテーション科とも連携し治療が行われています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
救急・総合内科(ER)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 18 14.50 10.56 27.78% 73.44  
K654 内視鏡的消化管止血術 10 10.10 23.70 70.00% 82.60  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -  
K386 気管切開術 - - - - -  
K6072 血管結紮術 その他のもの - - - - -  
救急・総合内科(ER)は24時間365日患者様の診療に応じています。救急受診した患者様のあらゆる疾患の治療を担っており、必要に応じて緊急処置を行います。
より専門的な治療が必要な場合には、院内の他診療科と密に連携を取り治療にあたっており、そのため集計では、連携先の診療科(消化器内科・泌尿器科など)にて実施される手術が上位5位へ挙がっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 111 2.44 8.59 17.12% 78.19  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 37 0.78 5.86 0.00% 71.68  
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 37 1.08 4.03 0.00% 66.76  
K6851 内視鏡的胆道結石除去術 胆道砕石術を伴うもの 23 0.65 5.26 8.70% 75.04  
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 23 1.52 7.30 13.04% 72.65  
消化器内科では消化管(食道・胃・十二指腸・小腸・大腸)・胆嚢・胆管・膵臓等を対象に、患者様のQOL(生活の質)を考慮した低侵襲検査・治療(超音波検査・内視鏡治療など)を行っています。
最も多い手術は内視鏡的胆道ステント留置術であり、胆道結石やがんなどにより、胆管が狭くなり胆汁がうっ滞することで起こる、閉塞性黄疸に対し行います。ステントを入れることで胆汁うっ滞による炎症や黄疸が改善します。
次いで、早期の胃がんや大腸がんに対し、お腹を切らず内視鏡的にがんを摘出する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)が多く挙がっています。他にも、胆道結石に対する内視鏡的治療や、憩室出血などの消化管出血に対する内視鏡的治療も上位に挙がっています。
スポーツ整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術 十字靭帯 154 1.00 12.03 1.95% 23.92  
K068-2 関節鏡下半月板切除術 52 1.00 3.58 9.62% 36.50  
K080-43 関節鏡下肩腱板断裂手術 複雑なもの 51 1.06 14.29 96.08% 66.43  
K069-3 関節鏡下半月板縫合術 43 1.00 6.98 2.33% 22.35  
K054-2 脛骨近位骨切り術 23 1.00 21.61 39.13% 55.70  
スポーツ整形外科で最も多い手術は「関節鏡下靭帯断裂形成手術(十字靭帯)」であり、スポーツなどが原因で断裂してしまった膝の十字靭帯を治療するための手術で、関節鏡と呼ばれる内視鏡の一種を用いて行われます。2番目及び4番目に多い「関節鏡下半月板切除術」、「関節鏡下半月板縫合術」は、膝関節の動きをサポートし衝撃を分散する役目を果たす半月板が何らかの理由で傷がついたり割れたりすることで、半月板が本来の役目を果たせなくなります。その結果、歩行時や膝の曲げ伸ばしの際に痛みを生じてしまうため、その損傷した半月板の部位を切除や縫合をします。その他にも、3番目には肩腱板断裂(いわゆる肩のスジが切れた状態)に対する「関節鏡下肩腱板断裂手術」が挙がっています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 34 2.38 20.18 23.53% 76.24  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 11 1.00 55.09 18.18% 70.18  
K154-3 定位脳腫瘍生検術 - - - - -  
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの - - - - -  
K1742 水頭症手術 シャント手術 - - - - -  
脳神経外科では、慢性硬膜下血腫(通常頭部外傷後に一定時間経過して血液が貯留する)に対して行う頭蓋骨に小さな孔をあけ血腫を吸引除去する手術治療が最も多くなっています。次に、脳動脈瘤(くも膜下出血の原因)が破裂した場合に緊急で再破裂を防ぐ目的や未然に破裂を防ぐ目的で行う脳動脈瘤クリッピング術、定位脳手術装置という特殊な装置を用い、頭蓋骨に小さな穴から細い針を脳の深部や摘出が難しい部位にある病変から腫瘍の診断に必要な組織をごく少量採取する低侵襲な低位脳腫瘍生検術、その他頭蓋骨を開け、血腫を除去する手術が挙がっています。また水頭症という脳の中に水がたまってくる病気に対するシャント手術も行われています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 240 0.58 1.69 1.67% 76.02  
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 83 0.33 4.31 1.20% 66.95  
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 33 0.36 3.03 0.00% 73.15  
K279 硝子体切除術  11 0.27 3.00 0.00% 76.64  
K281 増殖性硝子体網膜症手術 - - - - -  
眼科では、白内障に対する「水晶体再建術」が昨年と同様最も多い手術となっています。「水晶体再建術」とは混濁した水晶体を除去する治療です。ほとんどの症例で眼内レンズ挿入を同時に行います。次に多い手術は網膜硝子体に関する手術です。硝子体とは眼内を満たす無色透明のゼリー状の物質で、硝子体が網膜を引っ張ることで、網膜剥離や硝子体出血といった病気が起こります。これらの疾患の治療に加え、硝子体混濁、網膜前膜(黄斑前膜)、糖尿病性網膜症などの疾患に対して治療が行われています。
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等) 選択的動脈化学塞栓術 45 3.53 9.42 11.11% 76.56  
K6154 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)その他のもの 10 1.10 5.10 10.00% 72.90  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -  
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -  
K637-2 経皮的腹腔膿瘍ドレナージ術 - - - - -  
放射線科では、カテーテルと呼ばれる細い管を用いた血管内治療が上位を占めます。この治療は、足の付け根などから血管内へカテーテルを挿入し、X線透視下でカテーテルを操作し、悪性腫瘍・血管性病変・出血などに対し治療を行うものです。悪性腫瘍に対する抗がん剤治療や、腫瘍に栄養を送る動脈を遮断する塞栓物質の注入治療を主に行っています。その他、細菌感染などによって膿(ウミ)が袋状に溜まってしまう膿瘍に対し、膿(ウミ)を体外へ排出する「経皮的腹腔膿瘍ドレナージ術」を行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 13 0.08 3.69 0.00% 82.08  
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4cm以上 - - - - -  
K0062 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3cm以上6cm未満 - - - - -  
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm以上4cm未満 - - - - -  
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満 - - - - -  
皮膚にできた腫瘍の大きさ・場所・形状により手術の術式(手術法の分類)が多く分かれています。当院では皮膚悪性腫瘍手術やサイズの大きい腫瘍の手術を入院で多く行っています。

※露出部とは半袖、半ズボン、帽子着用で外から見える部分のことを指します。

手術全体の中では入院以外の日帰り手術が中心となっており、入院と日帰りで年間延べ262件の手術を行っています。日帰りでは、
1位 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満)42件、
2位 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(直径2cm未満)41件、
3位 皮膚切開術(長径10cm未満)21件、
4位 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上、6㎝未満)15件、
5位 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上、4㎝未満)14件、                                                                                                                                                                                                 
続いて、創傷処理(筋肉、臓器に達しないもの(長径5cm未満))13件、皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除)13件 などの手術を行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 252 1.26 2.69 2.78% 64.29  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 121 1.17 9.03 17.36% 70.69  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 71 1.27 4.93 1.41% 74.76  
K764 経皮的尿路結石除去術(経皮的腎瘻造設術を含む。) 50 1.04 5.68 0.00% 66.26  
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 46 1.00 8.50 0.00% 70.28  
当院の泌尿器科は、尿路結石治療センターを有しており、尿路結石に対するまたはそれに付随する手術を最も多く行っています。経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの)は昨年同様最も多く、次に経尿道的尿管ステント留置術の順位になっています。また、がん治療にも積極的に取り組んでおり、尿道から内視鏡を入れて膀胱に出来た悪性腫瘍に対して行われるTUR-Bt(経尿道的膀胱悪性腫瘍切除術)も行っています。膀胱に発生した悪性腫瘍は再発も多く、同じ手術が繰り返し必要となる場合や病状の進行度によっては、膀胱全摘出術を余儀なくされる場合があります。また他にも、前立腺がん・腎がんの治療も行っており、低侵襲の手術である腹腔鏡を使った手術により、短い入院期間での治療が可能となっています。また、ロボット支援手術(ダビンチ手術)により、より精度の高い手術を積極的に行っています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 11 0.91 4.27 0.00% 51.36  
K877 子宮全摘術 - - - - -  
K861 子宮内膜掻爬術 - - - - -  
K872-32 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 組織切除回収システム利用によるもの - - - - -  
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 - - - - -  
婦人科の手術患者数は、卵巣の良性腫瘍に対して行う腹腔鏡下子宮附属器腫瘍摘出術が前年度と同様に最も多くなっています。その他、子宮筋腫(子宮の筋層にできる良性腫瘍)に対して行う子宮全摘術、子宮内膜の検査や子宮体がん・子宮内膜増殖症などに対して行う子宮内掻爬術、子宮内ポリープ切除術が上位となっています。
令和7年度は医師の勤務体制の影響をうけ、手術件数は大幅な減少となっています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 124 1.14 4.27 3.23% 62.48  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 92 1.09 2.07 0.00% 68.34  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 53 4.72 10.83 22.64% 73.83  
K719-21 腹腔鏡下結腸切除術 小範囲切除、結腸半側切除 44 1.89 9.86 11.36% 56.89  
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 35 1.03 2.00 2.86% 75.83  
消化器外科での手術は、傷口が小さく低侵襲な腹腔鏡下手術を中心に行っているため、術後の早期回復や入院期間も比較的短いことが大きなメリットです。最も多い腹腔鏡下胆嚢摘出術は、緊急で手術を行う場合や、一旦炎症を沈めた後、計画的に手術を行う場合もあり、過去に開腹手術歴のある患者様にも積極的に行っています。次に多いのは腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術です。鼠径ヘルニア(脱腸)とは、お腹の中の腸・脂肪組織の一部が、鼠径部の筋肉のすき間から皮膚の下に出てくる病気です。腹腔鏡にてお腹の内側から閉鎖する手術を多く行っていますが、直接鼠径部を3~5cm切開し、閉鎖する手術も行っています。また大腸がんに対する腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術や胃がんに対する手術も積極的に行っています。大腸憩室炎や大腸憩室穿孔など、悪性腫瘍ではなくても大腸切除が必要になる場合がありますが、腹腔鏡下結腸切除術(小範囲切除、結腸半側切除)は腹腔鏡にて手術を行うことで開腹手術よりも早期回復が大きなメリットとなります。
【定義】令和7年6月から令和8年5月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表に基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に5つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10件未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。
※院内の他診療科によって施行された手術が集計結果に反映される場合があります。

【解説】
各診療科別に手術件数の多い上位5つの手術につき、平均術前日数(手術を行うまでにかかった入院日数の平均)・平均術後日数(手術後退院までにかかった入院日数の平均)・転院率(他医療機関への退院)・平均年齢を集計したものです。当院の各診療科において、どのような手術が何件行われているか、手術前後の入院日数・転院の割合・平均年齢などが分かります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 22 0.28%
異なる 41 0.53%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 17 0.22%
異なる 18 0.23%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①一連の入院期間の中で、一般病棟を含むその他の病棟(精神科病棟・回復期リハビリテーション病棟)へ複数回転棟した場合、一般病棟の部分に限定した集計とする。
②今回の入院における「入院契機(入院のきっかけとなった病名)」・「最も医療資源を投入した病名」が(同一)か(異なる)に分けて患者数・発生率を集計。
③発生率を算出する分母は、一般病棟から退室した患者数とする。
④症例数が10名未満については、個人情報保護に配慮し表示しておりません。

※入院契機と「同一」はある病気の診療目的で入院し、その病気の治療を行ったことを表し、入院契機と「異なる」は、ある病気の診療目的で入院したが入院時より併発していた、もしくは入院中に違う病気が発生し、その治療が主となってしまった場合を表します。

【解説】
各医療機関における医療の質の改善のため、臨床上ゼロにはなりませんが、少しでも発生の改善すべき症例として、播種性血管内凝固、敗血症、その他の真菌症、手術・術後の合併症が挙げられています。そこで、「入院契機(入院のきっかけとなった病名)」と「最も医療資源を投入した病名」において同一性の有無を区別し、当院における症例数と発生率を示しています。 

◆播種性血管内凝固症候群(DIC)
さまざまな疾患が原因で全身の血管内で容易に出血が多発し、血栓(血の塊)ができやすくなり小さな血管を詰まらせる全身性の重篤な病気です。全身で出血・止血が繰り返されるため、止血に必要な血小板と凝固因子を使い果たし、大量出血を引き起こし、治療が遅れれば死に至ることも少なくありません。

◆敗血症
細菌やウイルスなどにより体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中にその病原体が入り込み、全身に病原体が巡り重篤な全身症状を引き起こす病気です。背景として悪性腫瘍、血液疾患、糖尿病、肝・腎疾患、膠原病といった基礎疾患がある場合、あるいは高齢者、幼児、手術後の方が敗血症になるリスクが高いです。

◆真菌症
真菌が肺や皮膚から入り込みそれぞれの臓器に定着することに起因する感染症で、体の免疫力が低下した時に起こる病気です。代表的な真菌症として、白癬(水虫、たむし)、カンジダ症などがあります。

◆手術・処置等の合併症
手術や処置などに一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。

患者様の状態によって起きる割合や状況は様々で、臨床上『ゼロ』にすることは困難ですが、細心の注意を払い安心・安全な医療を提供しています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1040 1026 98.65%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月に退院した患者において集計。
集計条件:
①一般病棟に1回以上入院した患者である。
②24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外とする。
③リスクレベルが「中」以上の手術は、「肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断、治療、予防に関するガイドライン(2017年改訂版)」(日本循環器学会等)に準じて抽出する。

【算出方法】
(分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数/肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数)×100

【解説】
肺血栓塞栓症は、発生すると突然死を引き起こす可能性のある極めて重篤な合併症の一つであり、大手術後や長期間臥床状態が続くことが発生のリスクになります。特にリスクレベル「中」以上の手術を施行する場合は、その予防対策の実施が、発生率を下げるために重要となります。予防方法としては、弾性ストッキングの着用や抗凝固薬療法、間歇的空気圧装置の使用などがあり、ガイドラインに沿った診療プロセスの構築がなされているかの指標となります。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
4988 3046 61.07%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月に退院した患者において集計。
集計条件:
①令和7年6月1日から令和8年5月31日までの間に「細菌培養同定検査(血液)」を実施した患者である

【算出方法】
(血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数/血液培養オーダー日数)×100

【解説】
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことが望ましいプラクティスとされています。また、血液培養は1セットのみの場合、偽陽性を示すこともあり、過剰治療を防ぐためにも2セット以上行うことが推奨されています。本指標は、血液培養検査を行う際、2セット以上の検査が実施された割合を示しています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1247 989 79.31%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月に退院した患者において集計。
集計条件:
①一般病棟に1回以上入院した患者である
②24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外とする
③下記の薬価基準コードを広域スペクトル抗菌薬と定義して集計する

【薬価基準コード】
ピペラシリン
◆6131403$
カルバペネム系
◆6139002$ テビペネムピボキシル
◆6139400$ メロペネム水和物
◆6139401$ ビアペネム
◆6139402$ ドリペネム
◆6139501$ イミペネム・シラスタチンナトリウム
◆6139503$ パニペネム・ベタミプロン
◆6139505$ タゾバクタム
第4世代セフェム系
◆6132418$ セフタジジム水和物
◆6132424$ セフピロム硫酸塩
◆6132425$ セフェピム塩酸塩水和物
◆6132426$ セフォゾプラン塩酸塩


【算出方法】
(分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数/広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数)×100

【解説】
不適切な抗菌薬の使用は、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)の出現を助長しかねません。耐性菌による難治症例の増加は世界的な問題となっており、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが医療機関に求められています。抗菌薬適正使用の鍵は、正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な細菌培養検査が必要とされています。本指標は、広域スペクトル抗菌薬投与までの間に、細菌培養同定検査が実施された割合を示しています。

※抗菌薬耐性菌とは、細菌が1つ以上の抗菌薬に対して感受性がない、つまり、その抗菌薬が効かないことを意味します。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
134592 604 4.48%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月までに退院した患者において集計。
集計条件:
調査年月が令和7年9月、令和7年12月、令和8年3月、令和8年5月の様式3補助票から集計。

【算出方法】
(退院患者に発生した転倒・転落件数/退院患者の在院日数の総和)×1000

【解説】
入院中の患者様の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者様に障害が発生した率と患者様への障害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。それらの事例を分析し、予防策を実施することで転倒による障害予防につながります。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
- - -
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月までに退院した患者において集計。
集計条件:
調査年月が令和7年9月、令和7年12月、令和8年3月、令和8年5月の様式3補助票から集計。

【算出方法】
(退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数/退院患者の在院日数の総和)×1000

【解説】
入院中の患者の転倒やベッドからの転落は少なくありません。原因としては、入院という環境の変化によるものや疾患そのもの、治療・手術などによる身体的なものなどさまざまなものがあります。転倒・転落の指標としては、転倒・転落によって患者様に障害が発生した率と患者様への障害に至らなかった転倒・転落事例の発生率との両者を指標とすることに意味があります。それらの事例を分析し、予防策を実施することで転倒による障害予防につながります。

インシデント影響度分類レベル3b…濃厚な処置や治療を要した。
インシデント影響度分類レベル4a…永続的な障害や後遺症が残ったが、有意な機能障害や美容上の問題は伴わない。
インシデント影響度分類レベル4b…永続的な障害や後遺症が残ったが、有意な機能障害や美容上の問題を伴う。
インシデント影響度分類レベル5…死亡(原疾患の自然経過によるものを除く)。

本年度は発生件数が10件未満であるため公表していません。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1677 1659 98.93%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月までに退院した患者において集計。
集計条件:
①一般病棟に1回以上入院した患者を集計対象とする。
②24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外とする。

【算出方法】
(分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与された手術件数/全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数)×100

【解説】
現在、細菌感染を起こしていないが、手術後の感染をできるだけ防ぐために、抗生物質をあらかじめ投与することを予防的抗菌薬投与といいます。
開胸、開腹を伴う手術等は、手術開始直前に抗菌薬を点滴などで投与することにより、手術後の感染を抑えることが期待されています。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
98063 45 0.05%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月までに退院した患者において集計。
集計条件:
①一般病棟に1回以上入院した患者を集計対象とする。
②24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外とする。

【算出方法】
(褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者/退院患者の在院日数の総和)×100

【解説】
褥瘡は、看護ケアの質評価の重要な指標の1つとなっています。褥瘡は患者様のQOLの低下をきたすとともに、感染を引き起こすなど治療が長期に及ぶことによって、結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります。そのため、褥瘡予防対策は、提供する医療の重要な項目の1つです。本指標の定義は、目の前の患者様が褥瘡発生する確率を見ているものであり、日々のケアの質に関わるものです。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
5056 4887 96.66%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月までに退院した患者において集計。
集計条件:
①一般病棟に1回以上入院した患者を集計対象とする。
②24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外とする。

【算出方法】
(分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数/65歳以上の退院患者数)×100

【解説】
早期に低栄養リスクを評価し適切な介入をすることで、在院日数の短縮、予後改善につながります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
100586 7233 7.19%
【定義】集計期間と対象:令和7年6月から令和8年5月までに退院した患者において集計。
集計条件:
①一般病棟に1回以上入院した患者を集計対象とする。
②24時間以内に死亡した患者、生後1週間以内に死亡した新生児、臓器移植は集計対象外とする。
③同一日に複数回の身体的拘束及び解除が繰り返されても、1日とする。

【算出方法】
(分母のうち、身体的拘束の総和/退院患者の在院日数の総和)×100

【解説】
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害を生ぜしめる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでの間のやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならないものとされています。
更新履歴
2026/9/30
病院指標新規掲載
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