平成28年度

平成28年4月1日~平成29年3月31日に退院された患者様が対象

平成28年度 今村総合病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞のICD10別患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 301 203 260 408 543 1088 976 1018 297
【定義】平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①入院した時点の年齢にて集計。
②患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。

【解説】当院は、地域密着型の医療機関として、幅広い年齢層の入院患者を受け入れています。
その中でも、60歳~80歳代にかけての入院患者数が多く、全体の約60%を占めています。
一方で、10歳~20歳代の入院患者数は全体のおよそ10%を占めており、主にスポーツを専門とした整形外科への入院によるものです。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
救急・総合内科(ER)
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081XX99X00X 誤嚥性肺炎
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
84 21.32 21.25 48.81% 83.45  
110310XX99XX0X 腎臓または尿路の感染症                     
(手術なし 副傷病なし)
73 10.56 12.43 20.55% 72.52  
0400801499X002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし A-DROP スコア2)
34 12.20 15.29 20.59% 84.58  
080011XX99XXXX 急性膿皮症
(手術なし)
27 14.44 11.97 22.22% 76.52  
0400801499X001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし A-DROP スコア1)
24 8.29 13.60 0.00% 83.33  
※急性膿皮症とは、皮膚が化膿(かのう)する病気の総称であり、丹毒・伝染性膿痂疹(とびひ)・蜂窩織炎などが含まれます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340XX03X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎
(限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
117 7.46 11.06 10.26% 73.88  
060140XX97X00X 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの)
(その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
26 11.50 10.93 19.23% 66.85  
060102XX99XXXX 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患                     
(手術なし)
20 8.30 7.89 5.00% 62.35  
060190XX99X0XX 虚血性腸炎
(手術なし 手術・処置等2 なし)
20 7.40 9.19 0.00% 59.20  
060340XX99X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎
手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし
20 5.90 9.93 10.00% 71.30  
 
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130XX99000X 心不全                                
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
31 20.45 17.95 19.35% 75.26  
050130XX9901XX 心不全
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり)
- - - - -  
050210XX97001X 徐脈性不整脈
(手術あり 手術・処置等1 なし、1・3あり 手術・処置等2 なし 副傷病あり)
- - - - -  
050210XX97000X 徐脈性不整脈
(手術あり 手術・処置等1 なし、1・3あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
050210XX99000X 徐脈性不整脈
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
 
スポーツ整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160620XX01XXXX 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)                     
(腱縫合術等)
259 11.51 11.91 2.32% 25.68  
160610XX01XXXX 四肢筋腱損傷
(靱帯断裂形成手術等)
69 14.97 20.87 17.39% 59.42  
160620XX97XXXX 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。)
(その他の手術あり)
43 3.30 7.83 0.00% 20.93  
160990XX97X0XX 多部位外傷
(手術あり 手術・処置等2 なし)
27 5.19 20.65 0.00% 25.59  
160850XX01XX0X 足関節・足部の骨折、脱臼
(骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 副傷病なし)
19 6.26 17.48 5.26% 20.21  
 
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100XX97X00X 頭蓋・頭蓋内損傷                                          
(その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
12 18.58 9.87 16.67% 78.58  
010050XX02X00X 非外傷性硬膜下血腫
(慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
10 28.70 11.83 40.00% 75.40  
010040X099X00X 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
010230XX99X00X てんかん
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
010020X001X1XX くも膜下出血、破裂脳動脈瘤(JCS10未満)
(脳動脈瘤流入血管クリッピング(開頭して行うもの)等 手術・処置等2 あり)
- - - - -  
 
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230XXXXXXXX 扁桃、アデノイドの慢性疾患 11 7.00 8.12 0.00% 24.45  
030320XXXXXXXX 鼻中隔弯曲症 - - - - -  
030350XXXXXXXX 慢性副鼻腔炎 - - - - -  
030150XX97XXXX 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍
(手術あり)
- - - - -  
030250XX970XXX 睡眠時無呼吸
手術あり 手術・処置等1 なし
- - - - -  
 
放射線科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050XX97X30X 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)                     
(その他の手術あり 手術・処置等2 3あり 副傷病なし)
13 12.85 20.46 7.69% 78.46  
050200XX97XXXX 循環器疾患(その他)
(手術あり)
- - - - -  
060340XX99X00X 胆管(肝内外)結石、胆管炎
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
06007XXX97X00X 膵臓、脾臓の腫瘍
(その他の手術あり 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
06007XXX99040X 膵臓、脾臓の腫瘍
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし)
- - - - -  
 
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400XX99XXXX 前庭機能障害
(手術なし)
56 4.64 5.24 1.79% 67.32  
010060X2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内かつJCS10未満)                     
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 副傷病なし 発症前RankinScale 0、1又は2)
45 17.98 16.54 44.44% 68.36  
010230XX99X00X てんかん
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
41 6.39 7.12 17.07% 67.07  
010060X2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内かつJCS10未満)
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 副傷病なし 発症前RankinScale 0、1又は2)
28 15.39 16.73 39.29% 68.89  
010040X099X00X 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満)
(手術なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
26 22.19 19.35 65.38% 73.11  
 
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020XXXXXXXX 帯状疱疹                                 20 9.35 8.96 0.00% 61.25  
080110XXXXX2XX 水疱症
(手術・処置等22あり)
14 29.21 25.28 21.43% 69.93  
180060XX97XXXX その他の新生物
(手術あり)
11 4.91 6.76 0.00% 57.18  
080100XXXX0XXX 薬疹、中毒疹
(手術・処置等1 なし)
11 16.81 11.28 9.09% 72.45  
080011XX970XXX 急性膿皮症                         
(手術あり  手術・処置等1 なし )
10 13.10 18.22 30.00% 47.50  
 
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012XXX020X0X 上部尿路疾患                                          
(経尿道的尿路結石除去術等 手術・処置等1 なし 副傷病なし)
130 5.23 5.83 3.08% 60.20  
110070XX0200XX 膀胱腫瘍
(膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし)
38 7.05 7.44 2.63% 76.97  
110080XX01X0XX 前立腺の悪性腫瘍
(前立腺悪性腫瘍手術等 手術・処置等2 なし)
20 13.10 13.39 0.00% 67.50  
110420XX97XX0X 水腎症(その他)
(その他の手術あり 副傷病なし)
17 5.24 5.33 5.88% 59.47  
11012XXX97XX0X 上部尿路疾患
その他の手術あり 副傷病なし
16 7.00 7.08 18.75% 67.81  
 
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280XX99000X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全                     
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
14 40.36 12.84 0.00% 64.93  
110280XX02X1XX 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全
(動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 1あり)
- - - - -  
110280XX99010X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり 副傷病なし)
- - - - -  
050130XX99000X 心不全
(手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
- - - - -  
110280XX991X0X 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全
(手術なし 手術・処置等1 あり 副傷病なし)
- - - - -  
 
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030XX99X40X 非ホジキンリンパ腫                                          
(手術なし 化学療法(リツキシマブ)あり 副傷病なし)
66 13.73 16.83 1.52% 67.15  
130010XX97X2XX 急性白血病
(手術あり 化学療法あり)
44 52.34 41.96 6.82% 58.00  
130030XX99X30X 非ホジキンリンパ腫
(手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし)
31 26.97 17.63 16.13% 68.97  
130030XX97X3XX 非ホジキンリンパ腫
(手術あり 化学療法ありかつ放射線療法なし)
21 47.95 36.08 0.00% 68.90  
130030XX99X50X 非ホジキンリンパ腫
(手術なし 化学療法(ベンダムスチン塩酸塩)あり 副傷病なし)
21 14.33 14.53 0.00% 71.95  
※手術ありには輸血療法も含まれます。血液内科の手術ありは、主に輸血療法となっております。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060335XX02000X 胆嚢水腫、胆嚢炎等                                          
(腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 副傷病なし)
74 6.12 7.61 0.00% 54.77  
060150XX99XX0X 虫垂炎
(手術なし 副傷病なし)
43 7.42 6.91 4.65% 45.30  
060330XX02XXXX 胆嚢疾患(胆嚢結石など)
(腹腔鏡下胆嚢摘出術等)
37 5.32 6.82 5.41% 59.38  
100020XX01X0XX 甲状腺の悪性腫瘍
(甲状腺悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等2 なし)
29 9.00 9.27 6.90% 49.41  
060035XX0101XX 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍
結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり
27 20.41 30.58 25.93% 74.78  
【定義】平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①同じ疾患に対し、複数の診療科で診療を行った場合、医療資源を最も投入した傷病の診療を担当した
医師の所属する診療科にて集計。
②1入院期間に複数のDPCコードが存在する場合は、直近の分にて集計。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10件未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。

【解説】入院診療における、各診療科のDPC名称別上位5疾患をあらわしたものです。
それぞれの診療科がどのような疾患を多く診療しているかが分かります。1回の入院期間で、2診療科以上の診療科に
入院した場合は、医療資源が最もかかった傷病の担当医が所属する診療科で集計されます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 24 - - - - - 1 第7版
大腸癌 39 33 33 24 - - 2 第8版
乳癌 - - - - - - 1 第7版
肺癌 - - - 10 - - 1 第7版
肝癌 - - - - - - 2 第6版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【定義】平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①5大がん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん・肝がん)を対象症例とする。
②5大がんにおける、初発・再発症例を分けて集計。
③初発症例の、胃がん・乳がん・肺がんは国際的に使用されているUICC(国際対がん連合)の病期分類にて、
また大腸がん・肝がんについては、日本国内の各学会で定めたがん取扱い規約に基づいて集計とする。
④患者数の集計は、延患者数とする。
※例えば一連の治療期間に複数回の入退院を繰り返した場合、繰り返した回数分を件数として集計。
⑤患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。

【用語の意味】
初発・・最初に発生するがんの腫瘍。

再発・・初発治療後に目に見えなく、わずかに残っていたところから再び発生するがんの腫瘍。

UICC病期分類・・UICC(国際対がん連合)日本委員会にて定められた、部位別のがんの腫瘍について進行程度、広がりを示す指標。

【病期分類の見方】
ステージ0・・がんの腫瘍が上皮内にとどまっている。

ステージⅠ・・がんの腫瘍が少し広がっているが筋肉の層まででとどまっている。
転移していない。

ステージⅡ・・ステージⅠの筋肉の層を超えて少し浸潤(広がること)している。
または、リンパ節に少し転移している。

ステージⅢ・・がんの腫瘍がステージⅡより更に浸潤しており、リンパ節転移もみられる。

ステージⅣ・・がんの腫瘍が、離れた他の臓器やリンパ節へ転移している。

【解説】
全国的に罹患数の多い5大がん(胃がん・大腸がん・肝臓がん・肺がん・乳がん)のステージ(病期分類)ごとの
症例について、当院での症例を基に集計しました。
各ステージの低い方から高くなるにつれて、がんが進んでいることを表しています。
当院は、鹿児島県がん診療指定病院として指定を受けており、
今年度(平成29年度)より放射線治療装置が導入され、より専門的な治療が行えます。
進行度により、手術・化学療法・放射線治療・ホルモン療法などを組み合わせた集学的治療を行っております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 32 9.19 53.81
中等症 91 10.77 80.47
重症 35 14.97 84.54
超重症 - - -
不明 - - -
【定義】平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①市中肺炎ガイドラインによる重症度分類(A-DROPスコア)に基づき集計。
②ウイルスが原因として起こる肺炎・誤嚥による誤嚥性肺炎は除く。
③患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。

【解説】市中肺炎とは、普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことを言います。
高齢者では症状がはっきりしない場合もあります。原因菌の多くは肺炎球菌(はいえんきゅうきん)ですが、
原因の鑑別により治療方法が変わるため、早期に原因検索と適切な抗菌剤などの投与が必要となります。
この指標では、重症度の数値が高くなるにつれて、より重症な肺炎を表しています。当院では、
総合内科が中心となり、軽症から重症まで幅広い状態に対して治療が行われております。
また、肺炎の重症度が高くなるにつれ入院日数も長くなり、平均年齢も高くなる傾向にあります。
ご高齢の方は重症化予防の為に、肺炎球菌のワクチン予防接種も有効です。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 - - - -
その他 16 4.56 59.56 6.25%
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I63$ 脳梗塞 3日以内 262 31.10 74.12 48.09%
その他 21 59.95 70.67 47.62%
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 - - - -
その他 - - - -
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 - - - -
その他 - - - -
【定義】平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①発症日から「3日以内」と、4日以上又は無症候性(発症日なし)を「その他」として集計。
②患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。

【解説】脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり、詰まったりして、脳に酸素や栄養が送れなくなり、
脳組織が壊死または壊死に近い状況になってしまう病気です。
発症の場所や治療の遅れにより死亡するケースや、重い後遺症が残りますが、
発症後早期に治療(血栓溶解療法や血栓回収術など)・リハビリを開始することで社会復帰の可能性が高くなります。
当院の患者状況として、発症後まもない急性期の脳梗塞の患者数が多くなっています。
当院では、超急性期の専門的治療を始めとする脳卒中治療を行っています。
脳神経外科及び、神経内科医が連携して脳卒中ハイケアユニットでの治療を行い、
リハビリテーション科とも連携し治療が行われております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
救急・総合内科(ER)
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 11 41.45 29.00 72.73% 78.81  
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 - - - - -  
K386 気管切開術 - - - - -  
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) - - - - -  
 
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 136 0.29 1.36 0.74% 64.07  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 109 1.40 8.59 21.10% 75.74  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 30 2.13 4.23 6.67% 70.57  
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) 27 2.70 9.74 62.96% 80.11  
K654 内視鏡的消化管止血術 20 0.25 10.20 15.00% 65.70  
 
スポーツ整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術(十字靱帯)                                 155 1.00 14.04 2.58% 22.77  
K068-2 関節鏡下半月板切除術 72 1.00 2.13 1.39% 32.64  
K080-41 関節鏡下肩腱板断裂手術(簡単なもの) 58 1.00 13.83 18.97% 63.71  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(下腿) 49 0.98 1.08 0.00% 26.33  
K080-52 関節鏡下肩関節唇形成術(腱板断裂を伴わないもの) 25 1.00 2.84 0.00% 24.84  
 
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術               27 2.56 19.96 29.63% 77.41  
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング  ( 1箇所 ) - - - - -  
K164-4 定位的脳内血腫除去術 - - - - -  
K1742 水頭症手術(シャント手術) - - - - -  
K1781 脳血管内手術(1箇所) - - - - -  
 
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 10 1.00 4.70 0.00% 24.20  
K347 鼻中隔矯正術 - - - - -  
K407-2 軟口蓋形成手術 - - - - -  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -  
K340-4 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) - - - - -  
 
放射線科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 19 2.26 8.53 5.26% 73.84  
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) - - - - -  
K689 経皮経肝胆管ステント挿入術 - - - - -  
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -  
- - - - - - -  
 
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0062 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満) 10 0.30 4.00 0.00% 46.10  
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) - - - - -  
K6261 リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) - - - - -  
K0052 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) - - - - -  
K0053 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上) - - - - -  
 
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 123 1.47 3.31 3.25% 60.25  
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 36 1.19 4.50 2.78% 76.81  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 33 0.55 9.12 9.09% 66.82  
K843-2 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 22 1.27 10.77 0.00% 68.05  
K7981 膀胱異物摘出術(経尿道的手術) 15 0.80 2.80 6.67% 72.60  
 
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K610-3 内シャント設置術 10 18.80 25.70 0.00% 62.30  
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 - - - - -  
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -  
K0062 皮膚腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満) - - - - -  
- - - - - - -  
 
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 114 1.08 3.58 2.63% 56.65  
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 63 1.11 2.59 1.59% 62.60  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 54 3.72 10.65 18.52% 65.96  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 26 1.12 2.96 0.00% 32.19  
K6335 ヘルニア手術(鼠径ヘルニア) 24 1.17 3.25 4.17% 68.92  
【定義】平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①厚生労働省が定める、医科点数表に基づくKコード・名称を使用。
②各診療科別に手術件数の多い順に3つ選択。但し軽微な手術、件数が10件未満及び、臓器移植については集計対象外とする。
③複数の手術を同時に行った場合、主たる手術(又は点数の高い手術)を集計する。
④患者数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。
※診療科によっては、症例数が10件未満のため、表示されない診療科もありますのでご了承下さい。

【解説】各診療科別に手術件数の多い上位5つの手術につき、平均術前日数(手術を行うまでにかかった入院日数の平均)・平均術後日数(手術後退院までにかかった入院日数の平均)・転院率(他医療機関への退院)・平均年齢を集計したものです。
当院の各診療科において、どのような手術が何件行われているか、手術前後の入院日数・転院の割合・平均年齢などが分かります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる 17 0.33%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 11 0.22%
異なる - -
【定義】集計期間と対象:平成28年4月から平成29年3月に退院した患者であり、一般病棟に入院した患者において集計。
集計条件:
①1入院期間において、一般病棟を含むその他の病棟(精神科病棟・回復期リハビリテーション病棟)へ複数回転棟した場合、
一般病棟の部分に限定した集計とする。
②今回の入院における「入院のきっかけとなった病名」・「最も医療資源を投入した病名」と同一か、
異なっていたかに分け患者数・発生率を集計。
③発生率を算出する分母は、一般病棟における全退院患者とする。
④症例数が10名未満については、個人情報保護のため表示しておりません。

【解説】各医療機関における医療の質の改善のため、臨床上ゼロにはなりませんが、少しでも発生の改善すべき症例として、
敗血症、播種性血管内凝固、手術・術後の合併症、その他の真菌症が挙げられています。
そこで、「入院のきっかけとなった病名」と「最も医療資源を投入した病名」において同一性の有無を区別し、
当院における症例数と発生率を示しています。

◆播種性血管内凝固症候群
本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる症候群です。
早期診断と早期治療が求められる重篤な状態で、治療が遅れれば死に至ることも少なくありません。
原因は様々あり、敗血症など重い感染症、妊娠・出産、ショック、外傷、重症のやけど、手術や
基礎疾患(がん、膠原病、大動脈瘤、血管炎、膵炎、劇症肝炎など)が影響と考えられています。

◆敗血症
体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。
背景として悪性腫瘍、血液疾患、糖尿病、肝・腎疾患、膠原病といった基礎疾患がある場合、
あるいは未熟児、高齢者、手術後といった状態である場合が多いとされています。

◆真菌症
真菌が種々の臓器に定着することに起因する感染症。体の抵抗力が弱った時に起こる病気です。
持病を持っている方や高齢の方に発症しやすい疾患です。

◆手術・処置等の合併症
手術や処置後に起こる症状を言います。患者さまの状態によって起きる割合や状況は様々で、
臨床上『ゼロ』にすることは困難ですが、細心の注意を払い安全・安心を提供しています。
更新履歴
2017/09/29
病院指標全7項目 新規掲載
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