オハナクリニックについて
私達が「ちょっと病院に行ってみようかな」と考えるのは、どのような時でしょうか?
まずは、体調についての心配なことがでてきた時なのだろうと思います。健康で体調に心配がない時は受診する理由がないですね。
その他には、以下のような理由でしょうか?
- 体調の不具合を早く治して元気になりたい
- 健診で再検査をアドバイスする書類を受けとった
- 予防接種をうけたいとき
- 今は元気で病気らしい病気もないけど、近い将来必要になった時に備えて、ご自宅から通いやすく何でも相談しやすいところをもっておきたい
- 通院が負担になってきたので、自宅にきてもらって検査や治療を続けたい
- 複数の医療機関に通院してきたが、通院だけで疲れてしまって負担が大きいので、1箇所でまとめて管理してもらいたい
当院は、まさにこのような方のための 「かかりつけ内科クリニック」です。
おひとりおひとりが、すこやかに安心してお住まいで過ごせるように、健康に関する全般の相談窓口として承ります。
‘ohanaというハワイ語から引用しました。「家族」という意味です。
オハナは、血のつながりのある家族だけではなく、仲間や友人など、心のつながりを大切にして、互いに助けあうことができる人々も含みます。
当院へ通院される方は、私達にとっての‘ohanaであるという気持ちで、お元気で平穏に生活いただけるように尽力いたします。
総合診療(家庭医療・プライマリケア)の知識、技能、経験の豊富な医師による「かかりつけ」診療
総合診療医(プライマリケア医・家庭医)は、ある特定の病気を診療するのではなく、その人を「まるごと診療」するために必要な専門的な知識と技能をもった医師です。
当然ながら、私達に生じるさまざまな症状や健康上の問題の多くは、ある特定の臓器だけの不具合で生じるわけではありません。
たとえば「おなかが痛い」という症状も、胃腸が原因とは限りませんし、「息が苦しい」原因も、心臓や肺の原因以外に、たとえば何か不安や悩みを抱えている場合でもおこります。
病気の原因をつきとめるためには、丁寧にお話しをうかがって、丁寧に診察することがこんなに高度に医療が発展した時代でもやっぱり役立ちます。診断治療に役立つ情報を上手に収集して分析する技術(臨床推論力といいます)は、診療経験や専門性によって、医師ごとに個人差があります。
事件の容疑者をわりだすために、刑事や探偵が何度でも関係者に聞き込みして、裏付けとなる証拠を集めるためにじっくり時間をかけることと同様です。
当院の医師は、年齢、性別、持病、服用中の薬剤、生活の状況、その方の人生観、健康観、希望など、あらゆる要素もお訊きしながら最適な治療を提案する、そのような診療を心がけています。
主な診療科は内科ですが、内科以外の専門領域に関連した症状であっても、問診や診察などで初期の評価をして、当院で治療が可能であれば応急的な治療を行ったりします。あるいは明らかに専門医による診察、治療が望ましいと判断した場合に、しかるべきタイミングで他の医療機関や専門医へ紹介するのも、総合診療医(かかりつけ医)の大事な役割です。
複数の医師による診療体制
オハナクリニックでは、4名の常勤医が診療しております。そして、担当する医師が毎回同じとは限りません。
その代わり、カルテにも詳細に診療記録を記載することによって日頃から医師、看護師同士でひとりひとりの患者さんについての情報共有を図っております。
特定の担当医だけではなく、全医師がみなさんの健康面について把握していることによって、どの医師であっても安心してお任せいただけるようにするためです。
「私のかかりつけ医は、〇〇先生!」ではなく「私のかかりつけ医はオハナクリニックの先生!」という体制で、どの医師が担当であっても安心して受診してもらえるほうがよりいっそう心強く思っていただけることと思います。
現在在籍している当院の医師はもれなく、もともと温厚な性格で、皆様のお話しをまずはじっくりと聴くことを基本的な診療姿勢としています。
定期診療が必要な医療面だけではなく、生活上の困りごとや、個人の近況や世間話などの対話を診察のたびに重ねながら、なんでも相談しやすい関係性を作り上げられたらと考えています。