新病院プロジェクトの記録 2015-2017『今村病院分院から今村総合病院へ』

今村病院分院から今村総合病院へ

2017年6月1日、鹿児島市鴨池新町に「今村総合病院」がオープンします。公益財団法人慈愛会の旗艦(フラッグシップ)病院として、今村病院分院を機能強化・増床し、新しい病院名「今村総合病院」で診療を開始します。現在の今村病院分院各館と新病棟を接続し、より広いスペースで患者様をお迎えします。

「今村総合病院」オープン後も、鹿児島市堀江町(いづろ交差点近く)の今村病院は従来通り、開放型病院としての役割を果たして参ります。

今村病院分院の診療は2017年5月まで(詳細スケジュールは追ってお知らせします)。
6月1日から、「今村総合病院」の新名称となります。

慈愛会急性期総合病院のスタート

院長 宇都宮 與

1984年4月に開院した今村病院分院は、人工透析や血液疾患、消化器疾患、糖尿病、脳卒中リハビリテーションなど内科系の専門診療を中心に開設されました。30数年の間に診療科の拡大を行い、救急医療も充実し、地域の皆様に必要とされる病院として役割を果たして参りました。

この度、診療体制の更なる充実のために新病院の建設に至りました。2年半の工事期間を経て2017年5月に新病院が完成し、6月1日に公益財団法人慈愛会今村総合病院としてオープン致します。今村総合病院は、今村病院と今村病院分院の急性期医療を結集し、産科・婦人科・小児科を加えた28診療科で名実ともに総合病院となります。24時間365日体制で、充実した救急医療と高度専門医療を提供できる施設へと進化致します。

救急医療においては、屋上にヘリポートを備え救急患者の受け入れ態勢が一層充実し、高度専門医療では、血液疾患、腎臓疾患、消化器疾患、心臓疾患、脳卒中、スポーツ整形外科に加え、今まで以上にがん診療の充実を図ります。がん診療においては、手術、化学療法に加え、念願であった放射線治療が可能となり、悪性腫瘍の治療の幅が大きく拡大されます。新病院は、チーム医療を実践して安心・安全な医療提供を行い、今まで以上に地域に必要とされる病院としての役割を果たします。

今村病院分院から「今村総合病院」へ
新病院になったらできること、変わること

  1. 25診療科から28診療科へ

    ~今までより幅広い領域、年齢層を手助けできるようになります~

    標榜診療科
    内科 救急科(総合内科) 血液内科 糖尿病内科 腎臓内科 人工透析内科 神経内科 外科
    消化器外科 消化器内科 循環器内科 呼吸器内科 皮膚科 ペインクリニック科
    リハビリテーション科 眼科 泌尿器科 耳鼻咽喉科 気管食道・耳鼻咽喉科 脳神経外科
    整形外科 放射線科 精神科 病理診断科 麻酔科

    ※新設 → 小児科 産科 婦人科(診療開始は 2017年8月)

  2. 293床から370床規模へ

    ~今までより多くの入院を受け入れられます~

  3. ドクターヘリの受け入れが可能になります

    ~今まで以上に幅広く多くの方への
    救急対応が可能になります~

  4. 放射線によるがん治療が可能になります
  5. 外来受付のスペースをはじめ、
    広くゆったりとした院内環境となります