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研修会
TEL:099-230-0063
2025年12月04日
令和7年度 副看護部長研修会開催
令和7年11月28日、慈愛会副看護部長研修を開催しました。研修目的は、次世代のトップマネージャーを担う副看護部長として総合的なマネジメント力を高める。研修目標は、
1)自施設の看護サービス向上・人材育成への自己課題を明確にし、行動できる。
2)次世代の看護管理者育成について理解を深め方向性を明確にし、今後の戦略を企画
立案することができる。
3)自施設の人材育成に積極的に関与できる。
の3つを挙げました。慈愛会の副看護部長8名参加のもと、今年の強化テーマを「人材育成
に関するマネジメント力を高める~次世代の看護管理者育成について戦略を考える~」とし、
ミニレクチャー(
日本看護協会認定看護管理者教育課程について、
役職任期制度についての
情報
提供)、次世代を担う看護管理者の育成:5年後を見据え看護管理者の人材育成における
現状分析と戦略および予測される課題と対策についてグループワークで検討しました。
主な検討結果は、看護管理者の魅力を伝えて管理者の道の希望者を増やす(シャドー研
修の実施等)、管理に関する教育の強化(入職時から段階的に教育する)、看護管理者の業務
改善によるポジティブなイメージつくり(管理業務のDX化会議の時間短縮等)等をおこな
い『管理者としての夢を描ける』ように具体的策を考えました。
また役職者任期制度導入に
関しては、全員がベクトルを合わせられるよう説明を行い意識改革に取り組む、変わること
をプラスとして考える関わり、プレイヤーとしての不安軽減策を打ち出し、プレイイング
マネージャーとして安心して働ける仕組みを作る、新たな発想としては他部署で働くことも
経験としてプラスになる等の意見が出て、改革の推進者として現場の意見やアイディアを出
し合い、前向きに取り組んでいく事が討議結果として報告されました。
研修の様子
情報提供 日本看護協会認定看護管理者教育課程について
聴講の様子
グループワーク 次世代看護管理者育成:現状分析と課題
グループワーク 次世代看護管理者育成:将来を見据えた戦略
2025年11月13日
令和7年度 3年目看護師研修会を開催いたしました
令和7年10月18日、11月8日に3年目看護師研修会を開催致しました。慈愛会の5施設(今村総合病院・いづろ今村病院・谷山病院・奄美病院)から2日間で
総数58名
の3年目の看護師が研修に参加しました。
午前中は、鹿児島国際大学看護学部 看護学部長 堤 由美子先生をお招きし「危機的状態の患者・家族の看護 ~心に届く看護ケアを行うために必要な知識~ 」のテーマのもとに、日常的他者理解から専門的な対象理解、対象の「見る自己」を的確に推測する専門的知識の獲得、危機的状態の患者に不可欠なケアについてのご講演をいただき、実際の事例等を通して理解を深めました。「日常的他者理解から専門的な対象理解」では、対人認知機能について学ぶことで、他者理解においては患者様の印象だけでなく、関わりの中で対象を捉え看護に繋げることの大切さ、患者情報は対象認知が多く、内面まで理解する工夫が必要であることなどを学びました。危機のプロセスに応じた看護介入方法については、事例をもとに自我防衛機制を学び実際の患者と結びつけて理解を深められた、ショック期や悲嘆期に寄り添う姿勢が大切なケアであること、目線を合わせて笑顔を作り、傾聴する姿勢で話を聞く事の大切さを感じた等の学びを得ることができました。
午後は、看護を通して気がかりな場面、心に残った場面、対応に困った場面など、自己の事例のまとめを活用して、午前中の学びをもとにグループワークを通じてディスカッションを行いました。ワーク後の発表では患者さんの今までの生活背景を知った上で看護に繋げていくことが重要だと実感した、改めて患者情報を4つの側面(身体面・精神面・社会面・スピりチュアルの面)で整理することで情報が偏っていたことがわかった、全ての側面から情報を整理して、初めて一個人としての患者の人物像が見えてくるということを学んだ等の学びが報告されました。研修全体を通して、笑顔で患者の目を見て、よく話しを聞いて、この看護師なら自分の気持ちを話せると思える看護師になれるよう関わりたいという反応が多数ありました。
研修の沢山の学びから、明日から出会う患者・家族への関心の寄せ方や具体的な関わりに変化が起きると思います。今回の学びを更に深めながら、心に届く慈愛の看護実践に取り組んでいきましょう。
研修の様子
開会の挨拶/講師紹介
講師 鹿児島国際大学看護学部 看護学部長 堤由美子先生 テーマ「危機的状態の患者・家族の看護~心に届くケア~」
10月18日聴講の様子
11月8日聴講の様子(録画教材使用)
10月18日グループワークの様子
11月8日グループワークの様子
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