お知らせ

  • 2025.01.16

    LAIエキスパートナース誕生

    看護部の平江将樹副看護師長、川畑めぐみ副看護師長、肥後友嘉副看護師長、愛甲宏良Nsがこのほど、公益財団法人慈愛会谷山病院主催の「LAI(持続性抗精神病注射薬剤)エキスパートナース研修」を修了。LAIに関する専門的な知識や技術を備えた当院初のエキスパートナースが誕生しました。

    LAIは通称・デポ剤とも呼ばれており、1日に複数回の内服が必要な経口薬に比べ、一度の注射で数週間~数カ月の薬効が期待される薬物療法です。メリットとして飲み忘れの恐れがなくなることや症状が安定することなどが挙げられます。一方でコストが高く、注射時に痛みを伴うなどの理由から当院では1病棟当たり1~2人にとどまっているのが現状です。

    LAIエキスパートナース研修は谷山病院が独自に実施してきたもので、患者様に安全に注射を受けていただくために必要な薬剤の知識や、筋肉内注射に関する知識・技術を習得し看護ケアの質の向上を図ることを目的としています。

    4人は2024年6月の開講以降、カリキュラムの受講や実習を経て9月の筆記・実技試験に臨み、無事に全員合格。今年1月6日の仕事始め式で修了証書が授与されました。

    4人は「学生時代を思い出しながら勉強した。実技練習ではこれまであいまいだった部分がしっかり理解できた」と収穫も多かったようです。次の目標に「後進育成」を挙げ、「エビデンス(医学的根拠)は年々変化していく。私たちも継続して学びつつ後輩へ伝えていきたい」「患者様にもLAIのメリット、デメリットをきちんと説明しながら対応したい」と意欲を見せました。

    今後の活躍に期待しています。

     


    愛甲Ns、平江副師長、川畑副師長、肥後副師長の4人
    左腕に輝くワッペンはLAIエキスパートナースのあかしです

     

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