「患者様を肉親と思い、医療の達人(プロフェッショナル)を目指します」を医療理念として掲げ、薬物療法に関して患者様やご家族をサポート出来るよう努めてまいります。
薬剤部実績 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 |
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外来処方箋枚数★ | 23,767枚 | 23,685枚 | 23,832枚 |
外来注射箋枚数 | 866枚 | 835枚 | 889枚 |
入院処方箋枚数 | 40,335枚 | 39,520枚 | 38,076枚 |
入院注射箋枚数 | 2,644枚 | 3,760枚 | 4,584枚 |
老健処方箋枚数 | 4,035枚 | 3,578枚 | 3,460枚 |
老健注射箋枚数 | 944枚 | 373枚 | 696枚 |
薬剤管理指導件数* | 1,707件 | 1,425件 | 1,345件 |
★院外処方箋を除く
*退院時・算定不可含む
当院では外来処方箋の約9割が院内処方箋として発行され、処方オーダリングシステムのもと調剤・監査・投薬業務を行っています。また、入院時の持参薬の鑑別、薬歴管理を行いながら、それぞれの患者様に適した調剤を行っています。
病歴や薬歴を参照し、相互作用や肝・腎機能、検査値等の確認を行ったあと、注射薬・点滴ラベルを患者様施用毎に払い出しています。また、輸液の配合変化や投与速度等に関する問い合わせにも対応し、必要に応じて情報提供を行っています。
精神科急性期治療病棟においては半年交代で専任の担当薬剤師を配置しています。患者様への服薬指導の他に、病歴や薬歴の情報収集、効果と副作用症状の確認、服薬状況の確認、内服自己管理の検討と支援、持参薬の管理、救急カート薬剤の期限確認、他医療スタッフへの情報提供、定例カンファレンスへの参加等、幅広い業務を行っています。
全職員に向け、定期的にDIニュースを発行しています。新規採用薬、採用変更薬、後発医薬品への切り替え、添付文書改訂、トピックス等を掲載し情報共有を図り、必要に応じて薬剤に関する院内勉強会等を開催し、知識向上の機会を設けています。
病院内で使用される医薬品の購入と保管、品質の管理(温度・湿度・遮光・使用期限等)を行っています。当院は精神科ということもあり、多くの向精神薬を取り扱っているため、「麻薬及び向精神薬取締法」に基づいて、出納・保管・記録を行いながら、薬剤毎に毎月の使用量を確認し適正な発注を心掛けています。
当院では治験コーディネーター(CRC)と連携して治験業務を行っており、その中の治験薬管理を薬剤部にて行っています。温度管理や在庫確認を行っています。
病院内の感染対策を担う感染制御チームです。
院内では、Infection Control Team (インフェクションコントロールチーム)の略語で「ICT」と呼ばれています。
抗菌薬や感染症に関する薬剤の特性などの情報提供を行っています。
回診やラウンドを行い、適切な治療やケアについて検討して予防と合併する感染予防に係る薬剤情報と発生状況の情報共有を行っています。
持効性注射剤:Long Acting Injection(LAI)
1回の注射で2~12週間効果が持続する注射剤は、精神症状が安定するだけでなく、副作用が少なくなる、飲み忘れ防止、服薬からの解放を患者にもたらすことで、患者の社会復帰を後押しする製剤です。今後、さらに増加が見込まれている中、薬剤の知識と筋肉注射に必要な解剖学的な知識・技術を習得した看護師が求められます。LAIに関する知識・技術を習得するプログラムを作成し、LAIエキスパートナース育成を目的とした医療チームです。
統合失調症、うつ病患者を対象に薬物治療の必要性を説く講義や副作用の対処法などの知識習得も兼ねている教育プログラムです。
退院後も、患者が地域で安心して生活出来るよう支援するプログラム。
トラブル時の対処方法などロールプレイングを用いて指導を行っています。
当院薬剤部では薬剤師の専門性を向上させていくため、各種研修会や学会等へ積極的に参加し、自己研鑽に努めています。また、日本病院薬剤師会が定める「病院薬学認定薬剤師」の取得に加え、専門薬剤師制度の「精神科薬物療法認定薬剤師」の取得にも力を入れています。
病院薬剤師に興味を持たれた方、働いてみたいと思われた方はこちらまで
見学についても随時対応いたします!
お問い合わせ先:公益財団法人慈愛会薬剤部 統括部長 吉永浩之