研修会

  • 2023年11月21日

    3年目看護師研修会

    3年目看護師研修会を開催いたしました。


    令和5年10月28日、11月11日に3年目看護師研修会を開催致しました。慈愛会の5施設(今村総合病院・いづろ今村病院・谷山病院・徳之島病院・奄美病院)から2日間で総数56名の3年目の看護師が参加しました。今年度も鹿児島国際大学看護学部 看護学部長 堤 由美子先生をお招きし「危機的状態の患者・家族の看護 ~心に届くケア~ 」のテーマのもとに、発病における患者の危機的心理反応や悲嘆プロセス、全プロセスに求められる看護について理論を学び、実際の事例を通して理解を深めました。
    まず、対人認知機能について学ぶことで、他者理解においては関心を寄せ、対象者が体験している世界を了解できるよう努める必要性を理解しました。
    次に危機的状態にある患者・家族の心理や受容過程を学び、心理プロセスに沿った看護を提供すること、受容過程は1人1人で違うことを理解し、対象に関心を寄せて関わる必要があること、対象の理解は、言動のもつ意味をその都度確認しながら、背景を考え、アセスメントすることなどが、大切であることを実感しました。
    これらの危機的心理を理解した共感的な関わりにより、患者が人対人のつながりを感じ、自らの意思によって病気に取り組む力を発揮することとなり、生活者である患者の心に寄り添う看護につながっていくことを学びました。特に危機的状況にある患者・家族への最初になすべきこととして、緊張状態を見抜き堪忍袋の緒を解くような声掛けによって、緊張が和らぎ気持ちの表出の促進につながり、現実認識が可能となることで建設的課題解決に導くプロセスがあることを学び、相手の心に届く声かけの重要さを痛感しました。
    学びを活かし明日から出会う患者・家族への関心の寄せ方や具体的な関わりが変わると思います。今回の学びを更に深めながら日々の心に届く慈愛の看護実践に取り組んでいきましょう。




     

    研修の様子

    開会の挨拶/講師紹介

    講師          
    鹿児島国際大学看護学部 
    看護学部長 堤 由美子先生


    テーマ:危機的状態の患者・家族の看護~心に届く看護ケア~


    10月28日 聴講の様子

    11月11日聴講の様子(録画教材使用)


    10月28日グループワークの様子

    11月11日グループワークの様子


    10月28日グループワーク発表

    11月11日グループワーク発表

  • 2023年11月01日

    臨地実習指導者・教員合同研修会


    令和5年10月14日(土)に慈愛会ビルにて第2回 臨地実習指導者・教員合同研修を開催いたしました。研修の目的は「基礎教育において質の高い臨地実習環境を提供するための実習指導者・教員の育成」であり今回は「実習指導者や教員が抱く困難感を共有する」「実習指導者や教員が抱く困難感に着目し学生の教育・指導について考える」ことを目標にいたしました。離島施設からはオンライン(zoom)で参加し、各施設の看護管理者、実習指導者、教員合わせて101名の参加がありました。
    始めに谷山病院の精神科認定看護師杉田真人副看護師長に、テーマ「配慮が必要な学生の特徴・対応について」の大変興味深い内容を講義していただきました。聴講後は参加者同士、今後の指導につなげる具体的な対応策等についてディスカッションできる時間を設け、学びを深めることができました。
     研修後のアンケートでは「個に合わせた対応が必要である。」、「指導者側の情報共有とチームで関わることが重要である。」、「当事者も悩み、困っていることを認識し対応していく事が必要である。」等多くの声が寄せられました。
    慈愛会内の各施設の実習指導者等が集まり意見交換や情報共有が出来た貴重な時間になったと思います。研修での学びを今後の実習指導に活かし今後も実習指導者と教員が互いに学び合い学生が効果的な学びが出来るように実習環境を整えていきましょう。










     

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