平成30年度 リハ部 活動報告

 

 

平成30年11月23-24日(金-土)

がんのリハビリテーション研修会

 今回、熊本県でありました(公社)日本理学療法士協会主催の「がんリハビリテーション研修会」に11月23日と24日の2日間にわたり、当院より放射線科医師1名・看護師1名・理学療法士4名の計6名のチームで参加させて頂きました。

当院では血液内科、放射線科、消化器外科等多くの診療科があり、がんの患者様と接する機会が多く、研修に参加し学習の機会を得るということが非常に重要だと感じました。 

 研修では学術的な知識はもちろんですが、人それぞれの生き方にどう入院期間中を通して寄り添えるかという講義もあり、参加者は頷きながら食い入るように聴いておりました。

 今回の研修を通して、今後さらに良質なリハビリテーションの提供ができるようにチーム一丸となって研鑽に励みたいと思います。

 理学療法(PT)部門 村山啓一郎(写真中央)

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平成30年11月18日(日) 

第14回 鹿児島摂食嚥下リハビリテーション研究会

 平成30年11月18日に鹿児島市立病院で開催された「第17回 鹿児島摂食嚥下リハビリテーション研究会」に参加しました。

 私は、「破傷風による嚥下障害を呈した症例のリハビリテーションを通して」と題し、口頭発表を行いました。今回は一般演題4題とシンポジウムとして「加齢による嚥下機能の変化と対応」をテーマに3人のシンポジストからの講演があり、特別講演には昭和大学薬学部の倉田なおみ先生をお招きして貴重なお話を伺うことができました。

 飲みにくい薬をどのように飲んで頂くかをテーマに、片麻痺の方が薬の袋を開けるためにレターオープナーを使用したり、錠剤を片手で取り出すための器具を開発されたり、簡易懸濁をより簡便にスムーズに行えるための工夫をされるなど薬の効果をそのままに、患者さんの立場で飲みやすさを考えることの大切さを学びました。

 私たちは普段、いかに飲み込んで頂くかを考えて工夫をしていますが、飲む側の立場にたち、寄り添うことを改めて考えることができ、今後の臨床に活かしていきたいと思いました。

            言語療法(ST)部門 久徳 由佳

 

 

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平成30年11月10-11日(土-日曜)

日本神経理学療法学会学術大会

 大阪で開催された日本神経理学療法学会学術大会へ参加してきました。

 初日は森岡先生や吉尾先生といった理学療法士を牽引している先生方のご講演からはじまりました。次に特別講演にて、札幌医科大学医学部の神経内科医師 本望先生の再生医療についての講演でした。自己培養骨髄間葉系幹細胞の移植によって脳梗塞患者の運動麻痺や高次脳機能障害、脊髄損傷の運動麻痺が投与翌日から改善していくという内容で、再生医療がもうそこまで来ていることを感じました。

 2日目は再生医療の講演のほか、演題発表にてロボットを利用したリハビリの効果や、VR(仮想現実)を利用した半側空間無視の評価がありました。

時代とともに医療は進化していきます。その時に選ばれるセラピストになるためにはどうすれば良いのか?と見つめなおす機会になりました。

理学療法(PT)部門 松元龍

 

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平成30年11月9-10日(金-土)

日本呼吸ケア・リハビリテーション学会

平成30年11月9・10日に第28回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会に参加し、呼吸器疾患を有する患者の座位・立位・歩行の開始時期がADLに及ぼす影響について発表しました。研究結果としては、立位開始が早いほどADLの改善が良いというものでした。

起立・立位は移乗やトイレ、歩行といった多くのADLの起点となる動作です。近年、身体活動性が重要視されており、一日を通して活動量が多いほど、死亡率や健康関連QOL、運動耐用能が改善すると報告されています。立位が可能となれば、車椅子座位での食事、トイレ誘導など、リハ時間以外での離床に向けて病棟と連携を図ることが重要と考えます。高齢化が進むにつれて並存症を多く有する患者が増加してきます。重症化する場合も少なくないため、安全かつ早期に離床を進めることができるように職員のスキルアップが求められていると感じました。

理学療法(PT)部門 桑野大介

 

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平成30年10月29日(月) 18:00~19:20

リスク管理研修 脳出血編

脳出血患者様に対してのリスク管理研修を行いました。

発症後早期より効果的なリハビリを行うために、患者様の身体機能や活動を引き出していかなければなりません。しかし、発症後早期は病態が不安定で様々なリスクを伴います。リスクを把握しアセスメントすることで早期から安全かつ効率的なリハビリを提供できます。

今回は脳出血を中心に、内科的・外科的治療と早期離床開始基準を詳しく勉強し、最後にスタッフ同士でのディスカッションを実施しました。

脳卒中センターチームだけでなく他チームの参加者も多く、アンケートの結果殆どのスタッフがリスク管理は重要で大変興味があるとの回答でした。リハビリを提供するうえでのリスク管理の重要性と関心の高さを再認識致しました。

理学療法(PT)部門 松元龍

 

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平成30年10月16日・23日

危険予知トレーニング

 日頃の臨床業務を行うにあたり、医療安全に関する知識や意識をスタッフ1人1人が再認識する事や、危険予測のスキルを高め、院内での医療事故を防止することを目的にリハビリスタッフを対象に危険予知トレーニング(以下KYT)を実施致しました。

 まず、安全対策部(医療安全)部長より講義がありました。以下に内容の一部を紹介致します。

 

内容

 医療事故の定義に関する内容では、医療事故は患者様・医療者側双方に生じる事や、直接医療行為を行っていない状態でも起こりうる(患者様が1人で居る際の転倒等)。患者様は、安全な医療を受ける権利があることを自覚して、臨床業務にあたる必要性があることを確認しました。また、患者様の身体・心理的に予期しない不利益な事象が起きないようにする為には、インフォームド・コンセントが大切な事の説明がありました。

 ハインリッヒの法則を再確認しました。死亡事故や重傷害事故1件の陰には、クレームを受けるような29件の小さな事故が起こっており、さらにその背景には300件ものヒヤリ・ハット(傷害のない事故)が起きています。『1:29:300』という数字の中で、KYT:危険予知トレーニングは、『300』の部分を共有し、考えることで、リスクセンスの向上を目指している事が説明されました。

 

 講義後、当院入院中の患者様のご協力を得て、実際の病棟ベッドサイドの写真から、実際の事例を参考に、グループ分けしたリハスタッフ間でディスカッションを行い、発表を行いました。

 

KYT全体

KYTディスカッション

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者の感想として

・ スタッフ間でディスカッションを行う事で、自分で気づけない様々な意見が聞けた。

・ 予測することの大切さや、違う病棟での治療の際のリスクを知ることが出来た。

・  日常、自分で気づけない危険が起こる可能性もあり、日頃のヒヤリ・ハット報告に 目を向けていこうと思う。

・  リハビリ中の点滴ルートの対処の参考になった。

・  疑問を持ったら、他のスタッフに聞く事も大切だと感じた。

等が挙げられました。

 今後も定期的にKYTを行い、医療安全への意識を高めていきたいと考えています。

リハビリテーションセンター 安全対策部(医療安全)

 

 

平成30年10月3日・4日

リハビリテーション・ケア合同学会

平成30年10月3日から2日間、鳥取県米子市で行われた『リハビリテーション・ケア合同研究大会』に参加しました。

今回は「当院回復期病棟における離床活動の取り組みについて」のポスター発表を行いました。当院回復期病棟では患者様の離床・社会参加を促す目的で理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がローテーションで離床活動を担当しており、各担当の特色を活かした活動に取り組んでいます。発表に対しては貴重なご意見やアドバイスを頂き大変勉強になりました。他病院・施設の離床活動の取り組みではマンパワーが少ない中でも行えるように活動を食事の前に実施したり、患者様が楽しんで参加出来るように活動を選択できるようにしたりと工夫していました。今回の研究大会で学んだことやアドバイスを当院の取り組みに活かしていき、また新たな取り組み・発表につなげていきたいと思います。

                     作業療法(OT)部門 新福

鳥取学会

 

平成30年9月16日(日)

鹿児島県腎臓病協議会 健康教室

ハートピア鹿児島にて、透析患者における運動療法「透析患者でもできるストレッチ」と題して、NPO法人鹿児島腎臓病協会会員や、そのご家族に対して講演を行いました。講演の中で実際に参加者の身体機能・活動量を評価し、自身の能力を把握した上で、運動指導を行わせて頂きました。この講演が運動をはじめるきっかけになることや、現在運動をされている方のさらなる継続につながればと思っております。

 川本哲志 園田拓史 岡村敏之

理学療法(PT)部門

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平成30年9月7日(金)~9日(日)

第52回 日本作業療法学会

平成30年9月7日~9日に愛知県名古屋市で開催された「第52回 日本作業療法学会」に当院から2名で参加しました。

今回は「根拠に基づいた作業療法の展開」がテーマでした。そのため、現状における作業療法の根拠についてのシンポジウムや作業療法の効果を検証する臨床研究発表が多く見られました。また、近年話題の自動車運転に関する発表も多くありました。机上での高次脳機能評価のみではなく、シミュレーターの使用・自動車学校での実車練習を行い、評価同士の関連性や効果について検証していました。J-SDSAとTMTやBIT等高次脳機能評価との関連性を検討しJ-SDSAの有用性を示したり、実車練習の積み重ねによる自動車運転能力向上の効果を明らかにしていたりと、大変興味深かったです。

学会参加により、新たに知り得る事も多く、様々な知識・情報を得ることが出来ました。今回学んだことを今後の臨床・研究活動に繋げていきたいと思います。

                                           村田耕一 宮城里佳 

                                                                                          作業療法(OT)部門

名古屋学会

 

 

平成30年9月8日(土)~9月9日(日)

第24回 日本摂食嚥下リハビリテーション学術大会

 平成30年9月8日から2日間、宮城県仙台市で開催された『第24回 日本摂食嚥下リハビリテーション学術大会』に参加しました。

私は、とろみ調整食品で調製した粘稠液状食品の再現性に対する臨床調査についてポスター発表致しました。

本学会参加を通し、他県・他病院の方と活発な意見交換が出来ました。特に、私は脳卒中センターに配置されているので、病棟での機能的な口腔ケアの取り組みやリハスタッフと病棟との連携についての発表に大変関心を持ちました。

新たな知見を得ることも出来、今後のST分野の臨床・研究活動に繋げていきたいと思います。

言語聴覚士 田中 光

言語聴覚(ST)部門

仙台嚥下学会 ポスター 仙台学会 正面玄関

 

 

 

 

 

 

 

平成30年7月22日(日)

回復期リハビリ病棟 夏祭り

平成最後の夏!暑い日々が続いていますね。

少しでも暑さを忘れていただきたい、入院生活の楽しみになればと思い、B棟6階中央病棟(回復期リハビリ病棟)にて、作業療法部門を中心として毎年恒例の夏祭りを開催しました!

内容は、射的・ヨーヨー釣り・金魚すくいの出店と、実際の竹を使用した本格的なそうめん流しです(^o^)

昨年のヨーヨー釣りは、ヨーヨーではなく患者様が作成した折り紙細工を釣りましたが、今年は実際のお祭りでも使われる本物を用意しました!祭り当日スタッフがバタバタしており写真は撮り忘れました(*_*)申し訳ありません。夏祭りも今年で3回目、内容も徐々に進化してきております。

そして、メインはやっぱりそうめん流し!そうめんのつゆ作り・薬味の準備・そうめん流しの竹のセッティングなど患者様に行ってもらいました。嚥下障害のある患者様も少しでも食べることができる様、言語聴覚士と協力し(麺を細かく刻み飲みこみやすいようにする等、その方に合わせた食形態にして)、提供させていただきました。

たくさんのご家族やお孫さんも参加され、楽しい夏祭りとなりました。患者様方、来年は地域の夏祭りに参加出来るといいですね。リハビリを頑張っていきましょう!

                                                                                                       作業療法(OT)部門

H30 夏祭り

 

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