薬剤部

薬剤師は、患者様に質の高い医療を提供するため、
医師・看護師など、あらゆる職種の職員とチームを組んで日々努力しています。

薬局長あいさつ

今村総合病院薬剤部は、37名の職員で構成され、安全で質の高い薬物療法を提供するため、医師・看護師をはじめとする多職種と連携しながら業務を行っています。

高度急性期医療を担う地域中核病院の薬剤部として、調剤業務、医薬品管理、無菌製剤調製、抗がん剤調製、医薬品情報管理(DI)、治験業務などを実施しています。また、各病棟に配置された薬剤師が患者のベッドサイドで薬学的管理を行い、薬物療法の有効性・安全性の向上に努めています。さらに、ICUや手術室などの高度医療領域にも薬剤師を配置し、専門的な薬学的支援を提供しています。

チーム医療にも積極的に参画しており、感染制御チーム(ICT・AST)、がん化学療法チーム、緩和ケアチーム、栄養サポートチーム(NST)、精神科リエゾンチーム、認知症ケアラウンドなどにおいて活動しています。各チームで薬学的視点から治療方針の提案や薬物療法の適正化に取り組み、患者中心の医療の実現に貢献しています。

教育・研究活動にも力を入れており、2025年度からは慈愛会薬剤部全体で統一した新人研修プログラムを開始しました。また、がん薬物療法、感染制御、周術期管理など各専門分野における認定・専門薬剤師の育成を推進し、院外研修や学会発表を積極的に支援しています。近年は、学会発表や研究活動による学術的な情報発信に加え、InstagramやFacebookなどのSNSを活用し、薬剤部の日常業務や教育活動、チーム医療への取り組みを広く発信しています。地域住民や医療関係者、薬学生・薬剤師とのつながりを大切にし、開かれた薬剤部を目指しています。

また、地域医療への貢献として、地域の保険薬局との薬薬連携を推進し、定期的な交流会の開催や情報共有を通じて、入院から外来まで切れ目のない薬物療法支援体制の構築に取り組んでいます。さらに、高齢化の進展に伴い課題となっているポリファーマシー対策にも積極的に取り組み、多職種や地域の保険薬局と連携しながら、患者一人ひとりに適した薬物療法の実現と安全性の向上に努めています。

私たちは、「最適な薬物療法を提供する」という使命のもと、専門性の向上と医療の質の向上を追求し、地域医療を支える薬剤部として日々研鑽を重ねています。

2026年6月
今村総合病院薬局長 鬼丸 俊司
 

  • 薬局長:鬼丸 俊司
  • 薬剤師:32名(産休・育休含む)
  • 薬剤助手:5名

業務紹介

調剤部門

内服・外用・注射業務

外来患者様は原則院外処方せんとなりますので、主に入院患者様の処方せんの調剤を行っています。
処方せんの内容をチェックし用法・用量、併用禁忌などを確認し、患者様の薬を払い出しています。
患者様が安心して治療を受けられるよう、正確で安全な調剤を日々心がけています。

 

無菌調製業務

外来・入院患者様の抗がん剤による治療が安全に行われるために、指示事項を確認するとともに、曝露防止対策として「安全キャビネット」を使用して、全ての抗がん剤の無菌調製を行っています。
また、骨髄移植前に行う前処置療法では、夜間に抗がん剤投与を行うため、24時間体制で調製しています。

臨床部門

病棟薬剤業務

当院は平成24年5月より病棟薬剤業務実施加算を行っています。
薬剤師の活動する場も、病棟等広範囲にわたるようになり、配薬後における患者様の服薬指導はもとより、配薬前における薬の再確認、持参薬や入院治療において特に注意が必要な薬剤の確認等も行っています。また、各病棟カンファレンスに参加し、患者様の治療の状況を多職種と情報を共有して、問題解決に取り組んでいます。病棟によって専任薬剤師を二人配置して、より専門性を高めています。

 

 

チームカンファレンスへの参加

患者様に安全・安心な医療をお届けするために、現在、感染制御チーム(ICT)、がん化学療法チーム、緩和ケアチーム、栄養サポートチーム(NST)、褥創ケアチームへ参加しています。

研修・研究活動

学会等認定施設一覧

  • 日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師研修施設
  • 日本臨床腫瘍薬学会 がん診療病院連携研修病院
  • 日本薬剤師研修センター 研修会実施機関
  • 薬学教育協議会 薬学生長期実務実習受入施設

主な資格・認定

日本医療薬学会 がん指導薬剤師・がん専門薬剤師
日本医療薬学会 医療薬学指導薬剤師・医療薬学専門薬剤師
日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師
日本化学療法学会 インフェクションコントロールドクター(ICD)
日本臨床腫瘍薬学会 外来がん治療専門薬剤師
日本病院薬剤師会 認定指導薬剤師
日本病院薬剤師会 感染制御専門薬剤師・感染制御認定薬剤師
日本病院薬剤師会 精神科薬物療法認定薬剤師
日本病院薬剤師会 がん薬物療法専門薬剤師
日本病院薬剤師会 日病薬病院薬学認定薬剤師
日本麻酔科学会 周術期管理チーム認定薬剤師
日本静脈経腸栄養学会 栄養サポートチーム(NST)専門療法士
日本緩和医療薬学会 緩和医療暫定指導薬剤師・緩和薬物療法認定薬剤師
日本薬剤師研修センター 研修認定薬剤師
日本薬剤師研修センター 認定実務実習指導薬剤師
日本アンチ・ドーピング機構(JADA) スポーツファーマシスト

 

学会発表・講演会(法人内学会・研修会除く)

 

「新型コロナウイルス感染症流行下での病院薬剤師業務について」
 第54回日本薬剤師会学術大会、Web開催、2021年9月19-20日

「安全安心の薬剤再利用の取り組み~コスト削減を目指した業務改善~」
「薬薬連携拡大のための試み~患者に寄り添う適切な医療を提供するために~」
「閉鎖式薬物輸送システムの全面導入による医療従事者に対する抗がん曝露対策」
 日本医療マネジメント学会第20回九州・山口連合大会, 2022年11月4-5日, 鹿児島

「周術期薬剤管理加算算定に向けた業務展開について」
 第6回鹿児島県病院薬剤師会学術大会,2023年2月11日, 鹿児島

「転院時処方日数調整に対する薬剤師介入効果」
 第7回鹿児島県病院薬剤師会学術大会,2024年1月27日, 鹿児島

「大腸がん化学療法におけるベバシズマブ+トリフルリジン/チピラシル療法の治療成績と薬剤師の介入効果」
「がん薬物療法時のインシデント・アクシデントに対する薬剤師の介入の重要性(血管外漏出対応を中心に)」
 第14回日本臨床腫瘍薬学会学術大会2025, 2025年3月15-16日, 横浜

「精神科認定薬剤師によるBPSD発症患者へ対する薬学的介入効果」
「ICT担当薬剤師による周術期クリニカルパスの見直しと抗菌薬適正使用への介入効果」
 第84回九州山口薬学大会, 2025年9月14 -15日, 佐賀

「当院におけるゾルベツキシマブ投与症例に対する薬剤師の介入」
 第35回日本医療薬学会年会, 2025年11月22 -24日, 神戸

「ICU早期栄養管理加算における多職種協働と薬剤師の関わり」
 第20回鹿児島NST研究会, 2026年2月21日, 鹿児島

「BiTE抗体によるCRS管理に対する薬剤師の取り組み―多職種連携によるクリニカルパス運用の有用性―」
 第15回日本臨床腫瘍薬学会学術大会2026, 2026年3月7 -8日, 福岡
 

新人薬剤師インタビュー

2022年度入職 A.K.さん

早いもので入職してから一年が過ぎようとしています。入職してすぐの頃は分からないことばかりで不安な毎日でした。しかし、先輩薬剤師から優しくご指導して頂いたことで、その不安も解消し、少しずつですが関われる業務が増えていき、現在では調剤業務、抗がん剤無菌調製、病棟業務など多くの業務に携わらせて頂いています。
病棟業務では、他職種との関りが格段に増え、チーム医療のなかで薬物療法の知識のみならず他職種の業務内容など多くの知識が必要となりました。また、より良い病棟業務を行うためにはコミュニケーション能力が重要であることを実感しています。
まだまだ知識も経験も未熟で右往左往する毎日ですが、患者様やご家族に寄り添ったより良い医療を提供できるようこれからも日々精進していきたいと思います。

2021年度入職 T.K.さん

薬剤師として幅広い分野や疾患に携わりたい希望があり、当病院への入職を決めました。
入職当初はわからないことが多く不安な気持ちもありましたが、先輩薬剤師による丁寧な指導やご助力のもと、業務にあたり約1年半が経ちました。調剤業務や抗がん剤無菌調製、最近では新型コロナウイルスのワクチン調製等、多岐にわたって業務を行い、やりがいを感じています。特に病棟業務を行うようになってからは、医師や看護師をはじめとした他職種との関りが増え、病院薬剤師としての存在意義や専門知識の重要性を改めて実感する日々です。経験が浅く未熟ですが、患者様や多職種の方にとって信頼できる薬剤師となれるよう、精進していきたいと考えています。

先輩薬剤師インタビュー

薬剤師歴6年目 Y.N.さん

慈愛会に入職して6年目となりました。奄美病院、いづろ今村病院と勤務し今年度より当病院で勤務しております。現在は、いづろ今村病院在籍時に取得した感染制御認定薬剤師として、総合内科病棟を担当し、感染制御に日々尽力しています。また、抗菌薬の使用量増加に伴う薬剤耐性菌の増加に対応すべく、抗菌薬の適正使用の面からASTメンバーとして医師感染症専門医や感染管理特定認定看護師、臨床検査技師と共にそれぞれの専門的知識と経験をもちより、活動しています。感染だけでなく、がんや精神科領域等、様々な資格を持つ薬剤師が在籍し各分野の専門性を活かしながら働いているため、先輩のアドバイスを受けながら働くことで、各種認定取得を目指す事ができる素晴らしい環境が、当院薬剤部にはあると思います。

薬剤部見学

見学については、随時対応させて頂いております!
病院薬剤師に興味を持たれた方、一緒に働いてみたいと思われた方は、下記までご連絡をお願いします。

今村総合病院 電話番号:099-251-2221(代表)
薬剤部 吉永まで

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