
常盤 光弘
ときわ みつひろ
専門
2026年がスタートしました。111名の入職者を迎えての新たな始まりです。今年度は診療報酬改定の年度にあたり、6月から新たな診療報酬が適用されます。病院では、提供するすべての診療行為やサービスについて、自ら価格を設定することができません。病院給食に関しても同様に価格が定められています。公定価格の範囲内で最大限のサービスを提供しなければなりませんが、昨今の物価高騰により材料費・光熱費も上昇の一途をたどっており、診療報酬改定や補助金だけでは十分に賄いきれない状況に陥っています。物価が上がったからといって、中身を減らし質を落とすようないわゆるステルス値上げや、価格表の書き換えは決してできないのです。率直に申し上げて、この制度は限界を迎えていると言わざるを得ません。
しかしながら、今回の改定では政府もこの窮状を一定程度踏まえ、特に急性期病院に対してはプラス改定を提示しました。一口に急性期病院と言ってもその実態は様々です。当院のように救急総合内科を中心に年間3,000件以上の救急搬送を受け入れ、全身麻酔下の手術を1,800件以上実施している病院には、診療報酬も手厚くなります。これは、全職員が一丸となって長年にわたり当院の発展に寄与し、創意工夫を重ねてきた賜物です。これからも急性期総合病院として、鹿児島県民の皆様に貢献できる組織として成長を遂げて参ります。
いま、社会全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が盛んに叫ばれています。医療業界もこの流れに乗り遅れてはなりません。当院でも病院DXを着実に進めております。電子カルテの更新が1年後に控えており、それまでに一定程度の成果を上げ、デジタル人材を増やしていく必要があります。そして業務効率を高め、職員は“人”でなくてはこなせない業務に集中し、やりがいを実感できる環境を整えること。それが結果として、病院の利用者の方々に満足していただける医療サービスの提供につながっていきます。
「労働生産性を上げなければならない」と耳にする機会が増えています。では、医療における“生産”とは何でしょうか。それは、治療を受けて病気が改善し、幸せを実感できる患者さんとその家族の存在です。同時に、医療・看護・介護の現場で研鑽を積み、それぞれの道のプロフェッショナルとして成長していく職員一人ひとりもまた、かけがえのない成果であると考えますこれこそが、今村総合病院のミッションであるとこれからも肝に銘じていきます。
2026年度も私共今村総合病院を何卒よろしくお願い申し上げます。
2026年4月
院長 常盤 光弘

神田 直昭
かんだ なおあき
専門

上之園 芳一
うえのその よしかず
外科統括部長
専門

肥後 建樹郎
ひご けんじゅろう
循環器内科 主任部長
専門

一美 貴弘
いちみ たかひろ
泌尿器科 主任部長
尿路結石治療センター長
専門