院長あいさつ

院長あいさつ

院長紹介

帆北 修一

ほきた しゅういち

専門

  • 医学博士
  • 元鹿児島大学第一外科講師
  • 鹿児島大学医学部臨床教授

認定医・専門医

日本外科学会専門医・指導医/日本消化器外科学会専門医・指導医/日本消化器内視鏡学会専門医・指導医/日本消化器病学会専門医・指導医/日本がん治療認定医機構がん治療認定医/日本臨床腫瘍学会暫定指導医/インフェクションコントロールドクター(ICD)/日本消化器外科学会消化器がん外科治療認定医/腹部救急暫定教育医/腹部救急認定医/日本外科感染症学会外科周術期感染管理教育医・認定医

評議員・その他

日本胃癌学会特別会員/日本腹部救急医学会評議員/日本外科感染症学会評議員/日本外科系連合学会FELLOW会員

院長あいさつ

今村総合病院院長の帆北修一です。

 2023年となりました。今年は「癸卯(みずのと・う)」で「これまでの努力が花開き、実り始めること」という縁起の良い年だそうです。

 日々、医学・医療は進歩しておりますが、今村総合病院は安全でより質の高い医療を提供できるように心がけております。様々な情報が氾濫しておりますので、正しい情報を迅速にかつ正確に伝えることが重要だと考えております。2017年に新棟がオープンし、「今村総合病院」と名称を変更し6回目の新年を迎えました。2023年1月現在428床で32の診療科を標榜し、職員数は約1000名です。

 今村総合病院の基本方針としては、1. 365日24時間の診療体制で地域の皆様の健康を守る 2. 病診連携を重視し質の高い医療を多くの患者様に提供する 3. わかりやすい十分な説明のもと納得のいく医療を提供する 4. 心に届く慈愛の看護を提供する 5. 働きがいのある職場環境を目指すとともに、職員の資質向上を図る の5項目です。

 2022年には、手術支援ロボット“Da Vinci Xi”を購入し、泌尿器科と消化器外科で運用を開始しました。前立腺がんに対する小線源治療(現在鹿児島県では当院のみ施行可能)も新たに開始しました。
 総合内科(ER)は、後期研修医を含む若手が増え24時間365日体制で対応します。4月には新たな初期研修医が入職する予定です。
 脳卒中センターでは、血栓回収術が順調に行われております。
 血液内科・循環器内科・腎臓内科・消化器内科・放射線科・精神科・リハビリ科等内科系の診療科も専門性の高い診療が提供できるように頑張っています。
2022年5月に垂水市と包括連携協定を締結しました。現在産婦人科を中心に母子健康に関する相談を受けています。
スポーツ整形外科・スポーツリハは、南九州随一の実力と設備があり、各種スポーツ競技のサポートを行っております。2023年秋の鹿児島国体・全国障害者スポーツ大会でも医療サポートを行う予定です。
 泌尿器科・消化器外科・脳神経外科・眼科・皮膚科はレベルの高い技術で対応しております。
 医療分野で遅れていたDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が加速します。医療のサービスの効率化・質の向上により、医療の質向上と最適な医療を提供するために、医療DX推進本部が内閣に設置されました。オンライン資格確認、オンライン診療等が含まれます。電子処方箋の運用は2023年1月から順次始まり、複数の医療機関・薬剤の処方情報が閲覧でき、医療機関・薬局の業務効率化が出来るようになります。
 医療情報ネットワークの構築も検討されています。病院や薬局、介護施設などの間で患者さんの医療情報を共有・閲覧できるネットワークが構築されれば、医師は初診の患者さんが以前に通っていた病院のカルテや健康診断のデータを閲覧することが将来的には可能となります。患者さんはご自分の保険医療情報(PHR : Personal Health Record)を活用する事ができるようになります。
 デジタル化がかなり速いスピードで進化しますので、この変化にしっかりと対応していきたいと考えています。医師会を中心に情報提供が行われていますが、2022年6月から慈愛会の今村英仁理事長が日本医師会常任理事として活動しておりますので、得られた情報を速やかに発信していきたいと考えています。
 医師の働き方改革は、2024年4月1日から施行される改正医療法により、医師に対する時間外労働の上限規制が適用される事になります。医師の健康管理が目的ですが、地域医療の継続も必要です。約1年間の猶予がありますので今村総合病院でも対応できるように準備を行っています。

 2022年11月に日本医療マネジメント学会第20回九州・山口連合大会を開催し、日本の医療を牽引されるトップレベルの先生方に講演をしていただきました。“マネジメント”とは、「経営」や「管理」という意味で使われる事が多いですが、“マネジメント”の基本は他者への配慮・愛情(利他の心)とも言われています。学会でも多くの方々との出会い(邂逅・御縁)の機会をいただきました。2023年も多くの医療・介護機関の方々との連携をより緊密なものにしていきたいと考えておりますので何卒宜しくお願い申し上げます

 2023年の今村総合病院の言葉として、2500年前の中国の古典『大学』から「修己治人:己を修めて人を治めるの道を以てす」を選びました。個人の修養から始まり家庭の道徳、社会の倫理を正すと言う意味です。
『大学』は『修身・斉家・治国・平天下』の段階的に発展する政治思想の要諦を述べた書物であり、身近な自分の事柄から遠大な国家の理想までの事が書いてあります。しかし、その原文はわずかに“1753文字”であり、非常に簡潔にまとめられていて、『大学』で重視されたのが『徳』だそうです。『徳』とは,「自己の最善を他者に尽くしきる事」だそうです。松下幸之助さんは,成功の条件として「人間の把握」を挙げておられ、「運が強くなければいけない.そのためには『徳』を積まなければいけない」と言われています。今村総合病院は、地域の医療・介護施設の皆さんと一緒に、地域の方々へ安全・安心で質の高い確実な医療を提供できるように職員一同『徳』を意識して努力いたします。

2023年1月
院長 帆北 修一