看護部現任教育

教育理念

看護部の理念

一人一人のパーソナリティを大切にし、
相手の心に届く慈愛の看護を提供します。

教育理念

豊かな感性、高い倫理観、真の自律性を身につけ、
幅広い理論を実践に統合できる看護師を育成する

教育目標

  1. 豊かな感性を持って患者を全人的視点でとらえることができる看護師の育成
  2. 根拠に基づき患者中心のケアを実践できる看護師の育成
  3. 良いコミュニケーションの下、多職種と協働し、看護の役割が発揮できる看護師の育成
  4. 患者の意思を尊重し、最善の選択に向け意思決定支援ができる看護師の育成
  5. 研究的視点で新しい看護を創造できる看護師の育成
  6. 主体的に学び自己研鑽し、自律する看護師の育成
  7. 慈愛会の職員(組織の一員)として、経営に参画することができる看護師の育成
  8. 慈愛会の職員として、また医療にかかわる者としての自覚と責任の下、倫理観に基づいた行動のできる看護師の育成
  9. 幅広く社会の動向を見据え、看護者に求められる能力を発揮できる看護師の育成

教育体制

教育専従者の配置

看護職員の成長を支援する体制強化を目的に、平成26年度より教育担当師長が専従となりました。“心に届く慈愛の看護を実践できる看護師の育成”そして、看護職員一人一人が専門職業人としての自覚を持ち、主体的にキャリアアップできる体制作りに取り組んでいます。

臨床看護教員の配置

令和4年度から配置されています。看護学校の教育資格を持ち、臨床の経験と看護学校との教育経験を活かし、基礎教育と臨床教育を繋いでいく役割を担っています。

 

今村総合病院看護部が教育体制でとても大切にしていること

コロナ禍で看護学生さんの臨地実習が少なくなりました。私たちは、患者さんとのコミュニケーションや看護技術に不安を抱えて入職してくる新人看護師さんのサポート体制にとても力を入れており、新人看護師さんの思いに寄り添いながら成長を支援できる風土作りに取り組んでいます。また、新人も先輩も共に育つ共育環境を目指しています。

新人看護師教育

新人看護師教育は、幾重ものサポート体制を取っています。

慈愛会では、どの病院に入職しても同じ新人教育プログラムを受けます。

「屋根瓦方式」と呼んでいる新人教育体制です。教えられた側が次に教える側に回るというように、ちょうど一枚上の屋根瓦が一枚下の屋根瓦に重なるようにして重層構造をなす体制のことです。

新人を直接教育するのはプリセプターだけでなく、先輩看護職員全員が看護実践の場面を通して後輩を指導します。

また、実地指導者がプリセプターのサポートやスタッフ間の調整を行い、幾重にもサポートする体制で、新人の学び(成長)を支えています。

臨床実践能力の構造

教育プログラム

ラダー I

新人看護師研修参照

ラダー II

  • 多重課題シミュレーション
  • 自分の看護実践を可視化しよう
  • 事例検討会 など

ラダー III

  • 地域看護と退院支援
  • PAT(フィジカルアセスメントトレーニング)研修など

ラダーⅣ

部署の現状分析 など

ラダーⅤ

専門職とキャリアアップ など

その他

  • 危機的状態の患者・家族の看護(3年目看護師研修)
  • 中途採用者フォローアップ研修
  • 臨地実習指導者研修
  • 実地指導者研修
  • プリセプター研修
  • 学研ナーシングサポート
    看護部では学研のe-ラーニングを利用し、いつでもどこでも学べる環境を提供しています。
    看護職だけではなく、介護福祉士・ナースエイドも利用することができます。

中途採用者に対する研修

4月以降、中途で採用された方に研修を行います。
他施設からの転職やブランクがあって復職される方が、今までの経験を活かして安心して新たにスタートできるよう支援します。

プログラム内容

  • 看護部の方針
  • 教育体制
  • 医療安全体制
  • 感染管理体制
  • 配属部署のオリエンテーション
  • 情報交換会 など

その他集合研修