元々生まれは神奈川県ですが、縁もあり鹿児島に移り10年経ちました。鹿児島全体の看護サービスの質の向上、離島・僻地医療に役立てればと思い受講を決めました。
主治医と作成した「手順書」に基づいて厚生労働省が指定した研修機関にて修了した医療行為の実践が可能です。具体的には呼吸器調整、鎮静・鎮痛剤調整を行えます。
また高齢社会における包括ケアシステム構築のための多職種連携のキーパーソンとなり、職種間の調整を図ります。
研修費用の半額負担と、研修中は出張扱いとしてもらいました。
在宅から急性期において高度看護実践が行えるような「看護の心」と「医学の知識」をバランスよく兼ね備えた総合的実践看護師を目指したいです。
これまで何気なく行っていた看護ケアの意味や根拠を学んで、より良い看護を提供していきたいと考えたからです。
生命の危機的状況にある患者さまは、言葉を発することや自身の訴えや思いを表現することもできないことが少なくありません。そんな重症患者さまの生命を維持するための重要な「サイン」、声にならない「訴え」・「苦痛」の正体を見逃さないように観察し、それに対して根拠あるケアを実践していきたいと考えていました。個別的で質の高い看護ケアを提供することを目標に、クリティカルケア領域の専門的な基礎知識と技術の学びを深めるため集中ケア認定看護師を目指しました。
ICU(集中治療室)・ER(救急外来)での看護ケアに従事しています。主に、呼吸ケア、循環ケア、脳神経ケア、代謝ケア、廃用症候群やせん妄予防などに力を入れて看護実践しています。患者さまの重症度が高いほど病態は変化しやすく、入院生活が長期化するほど、合併症の発生率やリスクが高まります。患者さまの状態の変化を捉え、今後起こりうる様々な事象を予測し早期に介入を行うこと、それらをスタッフ全員が実践出来るように相談を受け、指導を行うことで互いに成長できることを目標に活動しています。
また、院内研修やBLS・ICLSなど教育的な活動も行なっています。
慈愛会の奨学金制度を利用しましたので、授業料など学費の支援を受けることができました。教育課程在学中の7か月間は給与の支給があり、経済的負担の軽減となったことで、勉学に励みやすい環境を得ることができました。
目の前のことだけに捉われず、先を予測して考えることを心がけています。本当の問題は何なのか常に考え、物事の本質を見極めることを追求していくことを忘れずに看護実践していきたいです。
がん化学療法を治療として選択する際やがん化学療法の治療期、その後の経過観察の時期における看護を専門としていて、がん化学療法を受ける患者様やご家族をサポートし、安全を守ることを使命としています。
具体的には、患者様やご家族ががん化学療法について理解できるように活動を行っていくことや、抗がん剤が安全に使用できるような体制作りや看護を行っていくことです。
がん化学療法は治療法自体も難解であるために理解することが難しく、インフォームド・コンセントにおいて専門的知識を持った看護師の役割が大きくなっていると思います。
病棟や外来でがん化学療法を受ける患者様やご家族に対応するなかで、「私の行っている看護が正しいのか?」「患者や家族を支えるケアとは何か?」という疑 問も抱くようになりました。このような疑問を解決するために、がん化学療法看護認定看護師の資格を取得しようと思ったことがきっかけでした。
心理面では、看護部の温かい声援のなか送り出して頂いたので、学習に集中することができました。金銭面では、研修中は出張扱いにして頂いたので、その間の給与や賞与が保障されていました。また、研修費用や滞在費用の半額補助、交通費の全額補助を受けることができました。
がん化学療法を受ける患者様やご家族を支えるいわゆる「縁の下の存在」になりたいと考えています。
「認定看護師がいて良かった。安心できた」ではなく、さりげなく関われるようになりたいです。
病院内の活動についても、気軽に声を掛けてもらえるような「がん化学療法看護認定看護師」になりたいと考えています。