EPA

EPAとは

経済連携協定(英Economic Partnership Agreement:EPA)は、貿易の自由化に加え、投資、人の移動、知的財産の保護や競争政策におけるルール作り、様々な分野での協力の要素等を含む幅広い経済関係の強化を目的とする協定のことをいいます。

経済連携協定(EPA)に基づき、フィリピン・インドネシア・ベトナムの看護師が日本の看護師の資格を取得するために来日し、看護補助業務(研修)を行いながら看護師国家試験の合格をめざして勉強を頑張っています。

今村総合病院では、これまで5名のインドネシア人看護師候補者をナースエイド(看護助手)として受け入れ、平成27年に1名、平成28年に1名、令和2年に1名が合格し、現在1名が看護師として当院に勤務しています。

EPA看護師インタビュー

ウリさん:平成27年合格

Q
インドネシアと日本の病院の違いはありますか?
A
インドネシアでは病室で患者さまの世話をするのはご家族で、看護師は医療的なことを主に行います。医師はあまり病室にこなくて、看護師に電話で指示することが多かったです。また日本より点滴を使うことが多くて、量も多かったです。

Q
国家試験に向けてどのような勉強をしましたか?
A
毎日たくさんの過去問題や予想問題を解きました。そして自分の理解が正しいかどうか迷ったときは、教育担当の師長に質問をしました。丁寧にわかりやすく教えていただいたので、本当に理解することができました。また問題を解くときには、文章を最後までしっかり読むことを心がけて、ミスをしないようにしました。

Q
これからがんばりたいことは何ですか?
A
日本語がとてもむずかしいです。聞くのはわかるようになりましたが、伝えるのがむずかしいです。でも患者さんが笑顔で私を受け入れてくれることがうれしいです。これからもっと日本語を勉強して、看護の知識を増やしたいです。まだ経験が浅くて看護の仕方が足りないと思うので、分からないことは先輩に聞いてがんばっていきたいです。