※「線維筋痛症」の診療は行っていません
膠原病は主に自己免疫の異常により、全身の臓器に影響を及ぼす疾患です。当院では各臓器の専門科と連携しながら、必要に応じて入院での精査・治療も行っています。近年では生物学的製剤をはじめとした治療の発展により、なるべくステロイドに依存しない治療・より良い疾患コントロールができるようになってきました。
同じ疾患でも、患者様によって症状や重症度・合併症の違いに応じた治療を行う必要があります。診断後は、聞いたことのない疾患名や治療による副作用、特に若い女性に多く発症することもあり、仕事や妊娠といったライフイベントへの影響など、様々な不安があると思いますが、患者様のお話をよく聞き、相談しながら治療方針を決定していくようにしています。また、救急・総合内科との連携により、不明熱の精査、治療中の急な体調不良にも対応しています。
現在、リウマチ専門医は常勤1名ですが、救急・総合内科の協力により、様々なリウマチ性疾患の外来・入院治療を担当しています。膠原病が疑われる患者様や、合併症で治療に難渋しており総合病院での治療が望ましい患者様につきましては、ぜひご紹介ください。なるべく早めの診察をご希望の場合は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
伊藤 加菜絵
いとう かなえ
部長
専門
日本内科学会認定内科医
日本リウマチ学会リウマチ専門医
日本リウマチ学会リウマチ指導医