蛋白尿、血尿、高血圧、むくみなど、腎臓病の自覚症状はわかりにくいものですが、組織学的診断により正確に診断します。腎炎、糖尿病、膠原病、血管炎など多種の原因からの腎臓病の診断治療がトータルにできます。
また、慢性腎臓病(CKD)は心血管病の最も大きなリスクでもあり、心臓血管系も含め全身臓器のチェックが受けられます。管理栄養士による栄養指導や腎臓病療養指導士(看護師)による腎代替療法指導も行っています。
維持透析は血液透析を月水金3クール(夜間透析まで)、火木土1クールで行っており、現在約150名の患者様が通院されています。腹膜透析も行っています。
当科は鹿児島市が構築している慢性腎臓病(CKD)予防ネットワークに参加しておりますので、原則CKD登録医からの紹介状をお持ちになり、受診することをお勧めしております。(詳しくは鹿児島市慢性腎臓病(CKD)予防ネットワークをご覧ください)
また、紹介状の有無にかかわらず予約制となっておりますので事前に予約をお願いします。
当院での治療・検査が終了し、症状が安定してきた患者さんには、「CKD登録医」または「かかりつけ医」に逆紹介させていただきますので、ご理解ください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 竹之内
三重(再診) |
潤田 | 福元 | 三重 | 上床 | ― | ― |
急性糸球体腎炎 急性腎障害 慢性糸球体腎炎(IgA腎症など) ネフローゼ症候群 慢性腎臓病(慢性腎不全) 多発性嚢胞腎 糖尿病性腎症 ループス腎炎 急速進行性糸球体腎炎 顕微鏡的多発血管炎
血液透析(HD)、血液透析ろ過(HDF)、オンラインHDF、腹膜透析、血漿交換、二重膜ろ過血漿交換、LDL吸着療法、免疫吸着療法、エンドトキシン吸着療法、白血球除去療法、持続血液透析ろ過(CHDF)
項目 | 2021年 | 2022年 | |
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外来患者数 | 腎臓外来 | 2,903 | 2,755 |
透析外来 | 23,776 | 22,225 | |
入院患者数 | 腎臓内科 | 3,602 | 4,087 |
入院透析(透析室) | 3,347 | 3,590 | |
入院透析(ICU,SCU) | 181 | 246 | |
手術・検査 | 内シャント手術 | 30 | 23 |
経皮的シャント拡張術 | 45 | 30 | |
腎生検 | 14 | 22 | |
その他 特殊治療 |
CHDF | 259 | 224 |
DFPP | 39 | 15 | |
PMX | 14 | 16 | |
CART | 57 | 45 | |
G-CAP | 0 | 0 | |
LDL吸着 | 0 | 0 |
腎臓病にはさまざまな種類があり、それぞれの原因や症状も異なります。
慢性腎臓病(CKD)は慢性に経過するすべての腎臓病を指しますが、日本ではCKDの患者が約1,330万人(成人の8人に1人)いると考えられ、新たな国民病ともいわれています。その原因や進行度に応じて、治療目標を定め、管理していくことが可能です。
早期発見、食事療法や血圧管理、薬物療法などで早期治療、腎不全の進行を少しでも抑えることが重要です。健診での検尿・腎機能異常やかかりつけの先生から当科を勧められましたら、受診をお願いします。
紹介状の有無にかかわらず予約制となっておりますので事前に予約をお願いします。
当院での検査・治療が終了し、症状が安定してきた患者様には自宅近くのかかりつけ医へ紹介させていただきますのでご了承ください。
鹿児島県は全国の中でも人口に占める透析患者の割合が多い県となっています。
一人でも多くの方の透析導入を回避すること、そして透析となった場合もより良い透析医療を提供することが重大な使命と考えています。
当科は鹿児島市が構築している慢性腎臓病(CKD)予防ネットワークに参加しております。
当院での治療・検査が終了し、症状が安定してきた患者様には、「CKD登録医」または「かかりつけ医」に逆紹介させていただきます。
予約制で管理栄養士による栄養指導や看護師による腎代替療法指導(eGFR<30ml/min/1.73m2)も行っておりますので、お気軽にお問合せください。
三重 陽一
みしげ よういち
腎センター長
専門
竹之内 聖三
たけのうち しょうぞう
透析センター長
専門
福元 まゆみ
ふくもと まゆみ
主任部長
専門
上床 美紀
うわとこ みき
部長
専門
潤田 心
うるた しん
医員
専門