脳卒中センターの一部門として、脳神経外科とともに脳卒中をはじめとする脳神経救急診療をおこなっています。
脳神経内科には6名の常勤医が在籍していますが、このうち神経内科専門医は5名、脳卒中専門医は4名、血管内治療専門医は1名、血栓回収実施医は1名が在籍しています。これら専門医が、3テスラ頭部MRI(2台)、マルチスライスCTスキャン(2台)、SPECT、最新の血管造影検査装置等の検査機器を用いて脳神経外科と共同で急性期診療をおこなっており、超急性期血栓回収術などの超急性期血管内治療も実施しています。ICU(10床)やSCU(9床)を有しており、さまざまな病態に対応可能です。
超急性期から医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション科スタッフ、栄養科スタッフ、ソーシャルワーカーといった多職種による積極的な治療を行っています。 急性期治療終了後は回復期リハビリテーション病院や慢性期の管理を開業医の先生方と連携し、治療やリハビリテーションが円滑に進むような体制を構築しています。
また外来診療においては慢性頭痛、てんかんといった機能性疾患、神経変性疾患、脱髄性疾患も鹿児島大学病院・脳神経内科や近隣の協力施設の協力のもとで対応しております。
<予約制>
午前中のみの診療です[受付]午前:8時30分~11時30分
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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午前 | 神田
山下 |
濱田
神田 中村(要確認) |
濱田
有水 |
高嶋(要確認)
道園(要確認) 中村(要確認) 神田 |
濱田
神田 有水 |
髙嶋(要確認)
神田 山下 |
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脳卒中(脳梗塞,脳出血,くも膜下出血)、頭痛、てんかん、めまい、しびれ、その他の脳神経救急疾患について主に対応しています。また多発性硬化症などの脱髄性疾患、神経感染症、認知症やパーキンソン病といった変性疾患、さらに中枢から末梢神経、筋肉まで全身に及ぶ疾患についても対応しています。
項目 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
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入院患者数 | 全体 | 719 | 723 | 783 | 693 | 678 |
脳卒中・TIA | 393 | 451 | 510 | 480 | 490 | |
脳梗塞 | 318 | 375 | 407 | 408 | 418 | |
脳出血 | 63 | 54 | 85 | 72 | 72 | |
血管内治療 | 11 | 5 | 13 | 17 | 18 | |
t-PA投与症例 | 21 | 19 | 24 | 23 | 26 |
当院は脳卒中を中心とした診療をしています。脳卒中は本邦における寝たきりの原因第一位の疾患です。いつもと違う症状、例えばろれつが回らない、言葉が出てきにくい、手足が動かしにくい、顔が歪んでいる、といった症状が急に出現しましたら脳卒中の可能性があります。脳卒中は早期発見、早期治療することで脳卒中の後遺症を軽減することが可能です。「顔、腕、言葉で救急車」というフレーズを覚えていただき、これらの症状が出現した際はすぐに当院へご相談頂くか、救急搬送を依頼してください。診断後は治療を可及的速やかに開始します。当院では医師、看護師、リハビリテーション科スタッフ、ソーシャルワーカーなどと共に、皆様にご納得いただける医療を提供できるように心掛けています。
また脳神経疾患は脳卒中以外にも多種多様であり、これらについては鹿児島大学病院・脳神経内科や近隣の病院の脳神経内科へのご紹介を行い、最適な治療が受けられるようにすることもございます。まず当院へご相談頂くことはもちろん可能ですので遠慮なくご相談ください。
脳卒中病棟はSCUを擁しており、常に常勤医による当直体制を敷いています。 365日24時間体制で急性期脳卒中診療をおこなっており、tPA投与、血栓回収術やその他の緊急手術にも対応しておりますので、脳卒中が疑われる患者さんをぜひご紹介ください。
脳卒中以外の疾患にも対応可能ですのでどうぞお気軽にご連絡ください。
神田 直昭
かんだ なおあき
副院長(主任部長兼務)
専門
濱田 陸三
はまだ りくぞう
部長
専門
有水 琢朗
ありみず たくろう
部長
専門
山下 ひとみ
やました ひとみ
医長
専門
浜田 恭輔
はまだ きょうすけ
医員
専門
久保 純平
くぼ じゅんぺい
医員
高嶋 博
たかしま ひろし
非常勤医師
専門
道園 久美子
みちぞの くみこ
非常勤医師
専門
中村 友紀
なかむら とものり
非常勤医師
専門
脇田 政之
わきた まさゆき
非常勤医師
専門