対談

対談

Q慈愛会内科専門研修プログラムを選んだ理由を教えて下さい。


加倉:実家の病院を継ぐというのを最後のゴールに持ってきて選んだ部分があります。ひとつの臓器を決めてそこを深くというよりは、興味のあるいろんな年代の疾患をみて経験を積みたいと思ったのがきっかけです。初期2年間では学びにも限界があると感じ、専攻医へ進むことを決めました。

留岡:初期の時に学びきれなかった不十分なところを補いたい、専門に進むとしても医師としていろんな疾患を診られる方がいいと思いました。
初期研修を当院で受けているので環境に慣れているというのも決め手ですね。2年目の6月くらいには進路を考えていましたね。

加倉:だいたい外病院の研修から帰ってきたころに考え出しますよね。

留岡:忙しそうに勤務している先輩方をみて、早く追いつきたいと焦りました。当院の専攻医プログラムに残ると決めたうえで外病院へ行って経験を積みたいと思いました。

Q外病院に出て気づく当院との違いはありましたか?


留岡:違う環境に行くからカルテの違いはもちろん、スタッフの接点がないという環境で仕事をするのは大変だと感じました。
外病院に行って今村総合病院の良さに気づくことが度々ありましたね。

加倉:大きな県外の病院は、役割分担がされているので一部分しか経験できませんが、当院だと一貫して主治医のように診ることができるのが強みだと思います。

留岡:1人の患者様に対して全部診られるので大変さはあるがやりがいもありますよね。
それに、上級医に気軽に相談しやすい。親身になって教えてくれる。聞きやすい状況を作ってもらえる点は他の病院では感じられなかった当院ならではの魅力な気がしますね。

加倉:上級医との垣根のある病院では話しかけられない雰囲気ありますよね(笑)

留岡:内科専攻医プログラムに入りながら希望すれば外科をまわれるというのも魅力だと思います。

Qどのようなスケジュールでどんなことを学びますか?


加倉:1年目はER固定ですね。その後1年以上は外病院に出るという内科専攻医のプログラムになっています。例外もあるかもしれませんが、臨機応変に対応して下さいます。交渉次第で自分の興味のある分野を学べます。

留岡:わたしは2年目の4~6月は福岡の飯塚病院、7~11月は北海道の手稲渓仁会病院に行っていました。3年目の10月からは北海道の手稲渓仁会病院、神経内科にしばらく行きます!

加倉:わたしは、2年目の7~9月に北海道の手稲渓仁会病院に行き循環器内科で心不全や場合によってはカテなど、心臓に絞って学びをつけて、1~3月は濁協医科大学病院の総合診療科で学ばせていただきます。

留岡:こんなに自由に学べるプログラムは他にないと思いますね。研修先を回りながら将来像を固めていけます。

Qプログラムのデメリットを感じたことはありますか?


留岡:大学医局に入るとレールがある程度敷かれますが、プログラムに入ると自分で道筋を決めないといけないと思います。逆に言うと自分の意志で自由に学ぶことができますね。

加倉:まだまだ後期の層が足りないので身近な先輩方が少なく、直近の目標像に悩んだりはします。

Q現在初期研修中の皆さんにアドバイスをお願いします。


留岡:専攻医になると初期の頃に比べると、仕事内容も責任もガラッと変わります。でも、周りには頼りになる先生方や先輩方がついていますので安心して下さい。

加倉:初期研修の頃は、漠然とこの先どうしようと悩んでいたりしましたね。先輩や先生方にアドバイスをいただきながら、今の学びに不安がある方は広く学べる当院のプログラムへぜひ進んでください!