アキレス腱断裂

アキレス腱断裂は中高年のスポーツ愛好家(20代後半より30~40代に多い)を中心に起こりやすいスポーツ外傷の一つです。テニス、野球、サッカーなどスポーツ時に急に前へ走りだそうとしたときに、ふくらはぎ(下腿三頭筋)に急激な収縮力が加わることで起こります。アキレス腱が切れた直後は、歩行できなくなり、切れた瞬間は何かで後ろから蹴られたような衝撃を感じます。アキレス腱断裂後はアキレス腱縫合術を受けられる方が多く、スポーツ復帰をするためには手術は必須となります。

アキレス腱手術後のリハビリ

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アキレス腱の縫合手術を行った場合、手術後、リハビリによって機能の低下を防止しながら復帰を目指すことになります。アキレス腱の手術後はふくらはぎの筋力の低下、足関節が動かしづらい、アキレス腱の柔軟性の低下、血行不良による過度のむくみ症状が出現します。手術後は一定期間、ギプス固定が必要となるので、以上のような症状が基本的におこります。


これらの症状を防止する為にもアキレス腱の手術後のリハビリテーションは重要なのです。アキレス腱断裂の治療期間中のリハビリはリハビリ開始直後に痛みを伴うケースが多くあります。この痛みは患部に軽い炎症を発症している点と、治療過程でありまだ傷口そのものが完治していない事が原因です。

装具の利用

装具

装具を利用しアキレス腱にかかる負担を軽減しながら日常生活を過ごします。装具は足

首の角度を随時変更できるようになっているため、足関節の動きや腱が安定する具合を見極めつつ、足首が動く範囲を変更していきます。装具は2か月ぐらいを目安に除去していきます。

足関節の柔軟性の獲得

アキレス腱を縫合することにより、縫合部分は硬くなります。腱が適切に癒合(治癒)するためには必要なことですが、縫合部分が硬くなることにより足首の動きに制限がかかります。柔軟性を獲得するために、ホットパックや超音波を用いて組織を温めてから、柔軟性を回復するストレッチなどを取り入れていきます。

  • ホットパック
    ホットパック
  • 超音波
    超音波

筋力強化・運動機能の向上

装具が外れ、足関節の柔軟性が向上すると歩くことが楽になります。つま先たちでの筋力強化や腱の治癒を促すためのトレーニング、スクワットなどの体の使い方のトレーニングなどを行います。ジョギングやダッシュは医師の許可が必要になるため、必ず、理学療法士と一緒に進めていきましょう。

  • 足関節運動
    足関節運動
  • スクワット
    スクワット
  • ヒールレイズ(踵あげ)
    ヒールレイズ(踵あげ)
  • ヒールレイズ(踵あげ)
    はじめは座位で行い、段階的に負荷を上げていきます。
  • ヒールレイズ(踵あげ)

このように完治までのリハビリ期間は出来る限りアキレス腱に負担をかけないリハビリテーションを行うことが理想です。

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