一人一人のパーソナリティを大切にし、
相手の心に届く慈愛の看護を提供します。
豊かな感性、高い倫理観、真の自律性を身につけ、
幅広い理論を実践に統合できる看護師を育成する
看護職員の成長を支援する体制強化を目的に、平成26年度より教育担当師長が専従となりました。“心に届く慈愛の看護を実践できる看護師の育成”そして、看護職員一人一人が専門職業人としての自覚を持ち、主体的にキャリアアップできる体制作りに取り組んでいます。
令和4年度から配置されています。看護学校の教育資格を持ち、臨床の経験と看護学校との教育経験を活かし、基礎教育と臨床教育を繋いでいく役割を担っています。
今村総合病院看護部が教育体制でとても大切にしていること
コロナ禍で看護学生さんの臨地実習が少なくなりました。私たちは、患者さんとのコミュニケーションや看護技術に不安を抱えて入職してくる新人看護師さんのサポート体制にとても力を入れており、新人看護師さんの思いに寄り添いながら成長を支援できる風土作りに取り組んでいます。また、新人も先輩も共に育つ共育環境を目指しています。
慈愛会では、どの病院に入職しても同じ新人教育プログラムを受けます。
「屋根瓦方式」と呼んでいる新人教育体制です。教えられた側が次に教える側に回るというように、ちょうど一枚上の屋根瓦が一枚下の屋根瓦に重なるようにして重層構造をなす体制のことです。
新人を直接教育するのはプリセプターだけでなく、先輩看護職員全員が看護実践の場面を通して後輩を指導します。
また、実地指導者がプリセプターのサポートやスタッフ間の調整を行い、幾重にもサポートする体制で、新人の学び(成長)を支えています。
新人看護師研修参照
部署の現状分析 など
専門職とキャリアアップ など
4月以降、中途で採用された方に研修を行います。
他施設からの転職やブランクがあって復職される方が、今までの経験を活かして安心して新たにスタートできるよう支援します。
特定行為研修修了(3区分)
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連、動脈血液ガス分析関連、栄養に係るカテーテル管理
ICU入室時、タイムリーな処置を要する事が多い一方で、多忙な医師が中々ICUへ来棟する事が出来ない事があります。
そんな時医師に変わり対応出来る事をやっておけば患者の状態を早期に把握出来、スタッフやICU医師等と協議しながら早期に治療開始出来るのではないかと感じたためです。
現在主にICUで血ガス分析関連の行為を実施しています。また、栄養に係るカテーテル管理の方はICUでも時折ありますが、病棟からの依頼が多くあり,適宜調整し実施しています。
安全第一に実施していますが、今後もさらに注意して行っていきたいです。また、栄養水分関連も少しずつ実践出来ればいいなと思っています。
特定行為研修修了(2区分)
栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連、ろう孔管理関連
以前から自部署のアセスメント能力を少しでも向上させていきたいという思いがありました。そこで、まずは自分が正しい知識やアセスメント能力を身につける必要があると考えました。当院には特定行為研修センターがあり、チャンスだと思い研修を受講しました。
現在、2つの区分を修了する事が出来ました。今後は部署で勉強会を開催したり、現場での指導に役立てて行きたいです。また、将来在宅に関する仕事をしたいと思っており、創傷管理関連の区分や感染症に係る薬剤投与関連の区分修了も目指していきたいです。
がん放射線療法認定看護師
新人看護師の時、父親が食道癌と診断され、放射線治療を受けることになりました。放射線治療について理解できなかった経験から、がん放射線療法認定看護師を目指しました。
放射線治療は、治療技術や治療装置の進歩により症状緩和から根治治療が行われています。
治療による患者・家族の苦痛を軽減し、安心・安全な放射線治療が完遂できるように、病棟看護師、外来看護師と協力して看護を提供できることを目指しています。
緩和ケア認定看護師
終末期の患者様に触れる機会が多く、患者様、ご家族へのケアをよりよくしていくためにはどうしたらいいか悩むことがあったためです。また、一緒に働くスタッフも悩みながらケアしており、スタッフの力になりたいとも思ったからです。
緩和ケアチームが介入している入院患者様を中心に全人的なケアをしていけるよう関わっていきたいと考えています。また、自分の存在を知ってもらい多くの患者様、スタッフと関わりを増やしていきたいです。
特定行為研修修了(1区分)
救急領域パッケージ
私は令和4年度に救急領域パッケージを取得しました。
受講しようと思ったきっかけは、当院でも多くの特定看護師が活躍しているのをみて、自分もより高い知識・技術を身につけたいと思って受講を希望しました。
現在はICUで主に「人工呼吸器関連」「動脈血液ガス分析関連」の特定行為を実施しています。
まだまだ分からないことも多く日々学習が必要だと感じています。実践・反省を繰り返し、安全な特定行為を提供できるようにしていきたいです。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師
きっかけは脳卒中看護に携わって8年目に当時の病棟師長の後押しをもらったことでした。 脳卒中看護は患者・家族を通して、難しくも面白い分野だと感じていました。深い知識と技術を習得することで、何か還元できたらと考えるようになり研修を受講することに決めました。
脳卒中患者・支援者の発症前、発症後、在宅での「生活」に寄り添った看護の提供を目指しています。また、一緒に働いている看護師や医師、コメディカルとの円滑な連携でより良い医療・看護の提供ができること、後輩育成の力になることを目標としています。