公益財団法人慈愛会は、地域が抱えている課題に対して自治体と民間企業が協力し、解決を目指す包括連携を結んでいます。
子ども子育て支援や産科・婦人科の医療提供体制の充実を目指して「包括連携協定」を2022年5月10日に締結しました。
自治体と医療機関が包括連携協定を結ぶのは県内初となります。
産科医療機関がない垂水市において、妊産婦や乳幼児世帯の不安解消につながるよう、今村総合病院の産科医や助産師、言語聴覚士など、専門スタッフが垂水市に赴き、講話や相談会、垂水市の保健師の方々との協働による保健指導などを実施していきます。
「健康・福祉・文化」をテーマに、相互に連携・協力し、鴨池校区の地域力向上の実現に寄与することを目的として「包括連携協定」を2022年6月16日に締結しました。
締結式で、今村英仁理事長は「病院の在り方として、これからの時代は治療に加え地域の皆様と一緒に地域を守っていく役割が必要だと考えます。一緒に地域を育んでいく力になれればと思います」と抱負を述べました。
同協議会が校区内全戸へ毎月配布するコミュニティ誌で、健康・福祉に関する情報発信、啓発活動を進めるほか、「慈愛コミュニティ委員会」を立ち上げ、地域課題についての協議、および今村総合病院での院内コンサートや絵画コンクールなど文化イベントを協同して企画・実施していきます。