2023年8月1日（火）、「第22回 高校生・受験生を対象とした病院薬局見学会」が開催され、県内3校6名の高校生が参加しました。
本見学会は、薬学系大学への進学を希望されている生徒をはじめ、少しでも薬剤師に興味を持っておられる高校生・受験生を対象に薬剤師の仕事内容を直接見学し、理解を深めてもらうことを目的とし鹿児島県病院薬剤師会の主催で開催され、今年で22回目をむかえます。
新型コロナウィルス感染症の影響もあり、久しぶりの受入れとなりました。
「薬剤師になりたいという強い意志があればきっとなれます。当院には、数年前にこの見学会を受講した薬剤師が在籍しています。数年後、皆さんが当院に帰ってきてくれることを願っています。本日は、何か少しでも得られるものがあれば嬉しいです。」と、松山淳史薬局長代理よりご挨拶させていただきました。
薬剤師についての説明・病院見学・調剤体験が行われ、参加された生徒からは
「調剤は難しく、正確に早く用意するのは大変だと感じたが、医師や看護師、患者さんと関わることができ、中立な立場であることを知り魅力を感じました。」
「こんなにも近くで、体験や見学をでき、とてもいい経験となりました。」
「見学前に知っていた薬剤師の情報より多くの職務があり、さらに興味を持ちました。勉強は大変そうですが、やりがいのある仕事だと感じました。」
など、様々な感想をいただきました。
「病院薬剤師の魅力は、チーム医療としての魅力があります。
医師・看護師・栄養士、様々な分野のエキスパートと直接やりとりしながら患者様の回復に努めていますのでやりがいを感じられると思います。」と吉永統括薬剤部部長。
精神科薬物療法認定薬剤師の志氣成副主任は、
「国家試験に合格したら終わりではなく、そこからが始まり。
変化する医療に対応するためには常に学ぶ意欲が大切です。学ぶことで自分の価値もあげられます。」と激励の言葉を述べました。
今回の見学会が、参加された生徒の皆様の将来に少しでもお役に立てますと幸いです。
