皮膚科

診療科紹介

あらゆる皮膚疾患に対して、皮膚科専門医4名(常勤3名、非常勤1名)で診療を行っています。
一般的な皮膚科診療のほか、各医師の専門性を生かして、それぞれの患者さんに合わせた最善の治療を行えるよう努めています。
皮膚リンパ腫や成人T細胞白血病リンパ腫の診断・治療については、国内でも有数の診療実績があり、がん薬物療法専門医(日本臨床腫瘍学会認定)が血液内科とも連携して治療を行っています。
乾癬やアトピー性皮膚炎では、日本皮膚科学会の生物学的製剤使用認定施設として、軽症から重症まで、それぞれの患者さん、ご家族と相談しながら、あらゆる治療法の選択が可能であり、それらの中から最適な治療の提供に努めています。特に乾癬性関節炎や膠原病、血管炎についてはリウマチ科との連携に力を入れており、診断から治療までをリウマチ専門医と一緒に行っています。
水疱症、皮膚血管炎、皮膚症状がある膠原病では、蛍光抗体法による病理組織の検査など専門的な診断を院内で行える体制を整えており、診断から治療まで専門性の高い医療をおこなっています。
また、外来受診が困難な患者さんにも皮膚科専門医による診断を受けていただけるよう、かかりつけの主治医の先生からのご紹介により、往診も行っています(お伺いできる地域には限りがあります)。

外来診療担当表

皮膚科

受付時間  
午前
8:30~11:30
武田 米倉 米倉 武田 佐藤 急患対応のみ
佐藤 佐藤 武田 玉井 玉井
    玉井 有村    
手術
術前・術後診察
米倉
玉井
 
      武田
米倉
 
午後 検査・手術のため、午後の外来診察はありません。
外来診療は予約制です。ただし、急患はこの限りではありません。

※術前・術後診察は予約のみ、9:00のみです。
※学会出張などのため、担当医が変更になる場合があります。
何卒ご理解の上、ご了承の程よろしくお願いいたします。

<予約のご案内>

皮膚科の予約とお伝えください。

予約受付時間
月~金曜日 9:00~12:00、14:00~17:00
土曜日  9:00~12:00
※日・祝祭日を除く

TEL. 099-251-2221(代表)

※当院の予約時間は「来院していただく時刻」です。
「診察が始まる時刻」ではありませんのでご注意ください。
検査や診察内容により、順番が変わることがあります。
初診の際は時間がかかることもありますので、時間に余裕を持ってお越しください。
※紹介状をお持ちの方は予約の際にお申し出ください。
※手術をご希望の方、診察医の希望がある場合も予約の際にお申し出ください。
※緊急の場合は上記にかかわらずいつでもお電話ください。

当科で治療を行っている主な疾患

外来
  • アトピー性皮膚炎、湿疹、じんましん、水虫、ほくろ、にきび、いぼ、魚の目など皮膚疾患全般、乾癬、尋常性白斑、円形脱毛など毛髪の症状、汗の異常、爪・口腔内の症状、帯状疱疹・水痘(水ぼうそう)などのウイルス感染症、外傷(ケガ)、皮膚がん・良性腫瘍などのあらゆる皮膚の症状について診断・治療をします。アトピー性皮膚炎、乾癬の生物学的製剤、JAK阻害薬による治療も可能です。
  • 化粧品のかぶれ、金属アレルギーなどの検査(パッチテスト)も行っています(予約制)。ジャパニーズ・スタンダードアレルゲンのパッチテストも可能です(予約制)。
  • 巻き爪の処置(ワイヤー挿入法、ペディグラス)も行っています(自費診療)。
入院
  • 薬疹、蜂窩織炎、帯状疱疹、水疱症(類天疱瘡、天疱瘡など)、皮膚症状を伴う膠原病(強皮症、皮膚筋炎、全身性エリテマトーデスなど)などの入院治療を行っています。
  • 重症薬疹や、難治性の水疱症(類天疱瘡、天疱瘡)に対するガンマグロブリン静注療法など最新の治療も行っています。
  • アトピー性皮膚炎、乾癬などの入院による外用指導・光線療法にも対応しています。
  • 皮膚リンパ腫、成人T細胞白血病リンパ腫、皮膚がんの化学療法・放射線療法も行っています。
手術
  • 皮膚がん(基底細胞がん、有棘細胞がん、ボーエン病、乳房外パジェット病など)や皮膚良性腫瘍(表皮のう腫(粉瘤)、脂肪腫、皮膚線維腫、母斑など)、慢性膿皮症などの手術(切除のほか、植皮術・皮弁形成術による再建)を行っています。
  • 種類や大きさによって、入院/日帰り、全身麻酔/局所麻酔で行います。

各科のスタッフ同士の連携が取れており、チーム医療を行いやすい環境です。院内他科や鹿児島大学皮膚科、鹿児島医療センター皮膚腫瘍科とも協力して診療を行っています。

  • 日本皮膚科学会認定専門医研修施設
  • 日本皮膚科学会生物学的製剤使用承認施設
  • 重症薬疹診療拠点病院
  • 日本臨床腫瘍学会認定専門医研修施設

診療科実績

項目 2021年 2022年
患者数 外来患者数 13,689 12,207
初診 2,102 1,648
再診 11,587 10,559
他科入院中 1,583 1,190
紹介 紹介患者数 806 766
入院 入院患者数 252 187
手術   125 107
手術室利用 123 88
外来施行 2 19
検査 病理依頼 691 564
紫外線療法 140 121

担当医から患者様へ

皮膚は、直接ご自身の目で見ることができる数少ない器管です。皮膚の疾患には、皮膚だけの病気もありますが、内臓の疾患と密接に関わるものもあり、皮膚の病気から内臓の病気が見つかることもあります。皮膚の異常、トラブルなどありましたら、何なりとご相談ください。
外来診療は予約制です。症状ごとに専門の医師の診察日をご案内いたします。
また、これまでの治療内容などの情報も、診断、治療方針決定の上で大切ですので、可能な限りかかりつけの先生からの紹介状をご準備ください。お薬手帳やご自身で購入された薬の情報などもご持参をお願いします。
なお、当院の予約時間は「来院していただく時刻」です。「診察が始まる時刻」ではありませんのでご注意ください。また検査や診察内容により、順番が変わることがあります。
初診の際は時間がかかることもありますので、時間に余裕を持ってお越しください。

担当医から医療機関の皆様へ

皮膚科専門医4名で主に皮膚疾患の2次、3次医療を行っています。
皮膚良性・悪性腫瘍の日帰り・入院手術のほか、外来は月曜から金曜の午前中に皮膚疾患全般を診療いたします(土曜日は急患のみ対応いたしております)。
入院は蜂窩織炎、帯状疱疹から薬疹や水疱症など何でも対応いたします。
皮膚リンパ腫、ATLについては診療にくわえて、新規治療薬の開発や標準治療の確立を目指して全国の皮膚科、血液内科の研究グループに参加しています。
西日本炎症性皮膚疾患治療研究会など、乾癬をはじめとする炎症性皮膚疾患患者さんのよりよい治療のための研究グループでも中心的な役割を担っています。
院内他科とも連携して診療いたしますので、皮膚症状がある患者さんでお困りの際はぜひご相談ください。

外来診療は症状、疾患により専門の担当医の診察日をご案内いたしますので、患者さんご自身からで結構ですので、予約をお願い致します。また、診療情報提供書の事前FAXをお願いすることがございます。内容を確認のうえ、検査や他科との連携も考慮して受診日を調整いたしますので、何卒よろしくお願い致します。(皮膚科外来専用FAX番号:099-202-0208)
既に生検を施行いただいている場合は、病理報告書のみではなく、プレパラートを添付していただきますと、初診時により詳しい診断ができ、早期の治療開始につながりますので、よろしくお願いします(検査会社に当院に送付するようご指示いただいても結構です)。
当日入院が必要な場合は、上記に関わらず対応いたしますので、電話でご相談ください。

担当医紹介

米倉 健太郎

よねくら けんたろう

主任部長

専門

日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医
日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医、指導医
がん治療認定医機構認定がん治療認定医
(皮膚科一般、皮膚腫瘍、悪性リンパ腫、アトピー性皮膚炎)
医学博士

評議員・その他

鹿児島大学医学部臨床教授

メッセージ

皮膚腫瘍の手術や、リンパ腫、乾癬・アトピーの専門診療、各種入院何でもご連絡ください。

武田 浩一郎

たけだ こういちろう

部長

専門

日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医
(皮膚科一般、皮膚腫瘍、膠原病)
医学博士

評議員・その他

鹿児島大学医学部臨床教授

メッセージ

入院が必要、あるいは専門的治療が必要な患者さんを中心に治療します。

佐藤 浩子

さとう ひろこ

医長

専門

日本皮膚科学会 認定皮膚科専門医
(皮膚科一般、在宅医療)

メッセージ

毎週水曜日午前中に往診を行っています。在宅の方の力になりたいと思っています。

玉井 真理子

たまい まりこ

非常勤医師(水曜日・金曜日ほか)

専門

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
(皮膚科一般)