産後リハビリ

産後のリハビリ

当院の産科と連携しリハビリ部では産後のママを対象に産後リハビリに介入しております。

産後リハビリとは?

女性の身体は妊娠・出産に伴い様々な変化(骨盤周囲の緩み、筋力低下、姿勢変化など)が起こります。いわゆるマイナートラブルです。マイナートラブルには肩こり、腰背部痛、骨盤帯周囲の痛み、尿漏れなど様々なものがあります。これらの症状に対して、理学療法士が専門的視点から姿勢や身体の使い方の指導、妊娠・出産を通して弱くなる筋肉に対して運動指導を行います。

産後リハビリ、具体的には?

肩こり、腰背部痛、骨盤周囲の痛み、尿漏れなどの予防・改善を目的に、産後の育児動作(抱っこ・授乳・沐浴・しゃがみ込み動作等)に対して、姿勢や身体の使い方の指導、抱っこ紐などの道具の使い方の指導、運動指導を行っています。

授乳姿勢(床座位)

クッションやバスタオルをママのお尻に入れて骨盤を立てる。
赤ちゃんが乳房に近づくように、授乳クッションやタオルで高さを調整する。
横座りは歪みや痛みの原因になるためあぐらを推奨。横座りをする際は左右交互に行い、片方に偏らないようにする。
手の力だけで支えず、腕全体を使う。

授乳姿勢(椅子座位)

クッションやバスタオルをママのお尻に入れて骨盤を立てる。
背もたれと背中の間に隙間がある場合はクッションを入れる。
赤ちゃんが乳房に近づくように、授乳クッションやタオルで高さを調整する。
手の力だけで支えず、腕全体を使う。

立位姿勢について

下腹部に力を入れて、骨盤が前や横に移動しないように重心を真ん中に保つ。
手の力だけで支えず、腕全体を使う。

しゃがみ込み動作

蹲踞姿勢は関節や骨盤底に負担がかかるため、両膝をついて動作を行う。

深呼吸と骨盤底筋トレーニング

仰向けに寝て、両膝を立てる。
腹式呼吸を行い、息を吐いた時に骨盤底筋に力を入れる。