膠原病・リウマチ内科

診療科紹介

  • 当科は今年度、専門医含む常勤医師3名、非常勤医師1名で膠原病に関する外来や入院治療を担当しています。
  • 関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの膠原病疾患に関して精査・診断を行い、入院・外来を含めた治療を行います。
  • 関節リウマチに関して、肺や腎臓などの関節外症状を含め、適切な疾患コントロールを目指します。
  • 全身性エリテマトーデス・血管炎症候群などの多臓器にまたがる病変については、他の専門科と連携し精査・治療を行います。
  • 関節リウマチ、乾癬性関節炎、全身性エリテマトーデス、血管炎症候群などの疾患について、生物学的製剤を用いた治療を行います。

外来診療担当表

膠原病・リウマチ内科

 
午前・初診 伊藤(加)
大保
大保 伊藤(加)
中村
大保
上原(夕)
伊藤(貴)
大保
午前・再診 伊藤(加) 中村 伊藤(加) 伊藤(加)
午後・再診 伊藤(加) 伊藤(加)

当科で治療を行っている主な疾患

  • 関節リウマチ
  • 全身性エリテマトーデス
  • 全身性強皮症
  • 多発筋炎、皮膚筋炎
  • 成人発症スティル病
  • 血管炎症候群
  • 混合性結合組織病
  • シェーグレン症候群
  • ベーチェット病
  • リウマチ性多発筋痛症
  • 強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、その他の脊椎関節炎
  • IgG4関連疾患
  • 再発性多発軟骨炎

※「線維筋痛症」の診療は行っていません

診療科実績

2024年度診療実績
初診患者数
 
外来延患者数
275名

4943名
疾患名 患者数(人)
関節リウマチ 315
SLE 70
乾癬性関節炎 65
ANCA関連血管炎 59
巨細胞性動脈炎 33
シェーグレン症候群 20
炎症性筋疾患 29
成人発症Still病 17
全身性強皮症 21
結節性多発動脈炎 7
混合性結合組織病 8
サルコイドーシス 9
その他 115
入院治療
2024年度  200名

 
その他疾患:ベーチェット病、結節性多発動脈炎、Cogan症候群、IgA血管炎、IgG4関連疾患、膠原病関連間質性肺障害など

担当医から患者様へ

膠原病は主に自己免疫の異常により、全身の臓器に影響を及ぼす疾患です。当院では各臓器の専門科と連携しながら、必要に応じて入院での精査・治療も行っています。
近年では生物学的製剤をはじめとした治療の発展により、なるべくステロイドに依存しない治療・より良い疾患コントロールができるようになってきました。
同じ疾患でも、患者様によって症状や重症度・合併症の違いに応じた治療を行う必要があります。
診断後は、聞いたことのない疾患名や治療による副作用、特に若い女性に多く発症することもあり、仕事や妊娠といったライフイベントへの影響など、様々な不安があると思いますが、患者様のお話をよく聞き、相談しながら治療方針を決定していくようにしています。
また、救急・総合内科との連携により、不明熱の精査、治療中の急な体調不良にも対応しています。

○外来治療
関節リウマチに関する生物学的製剤は全て対応可能であり、基本的には自己注射での治療を行っています。
リウマチ認定看護師による問診では、生活のアドバイスや悩み相談、医師との橋渡しを行うことで、患者様の不安解消に努めています。

担当医から医療機関の皆様へ

当科は今年度、専門医含む常勤医師3名、非常勤医師1名で膠原病に関する外来や入院治療を担当しています。
不明熱の三大疾患である膠原病は診断が難しく、また治療においても再燃を繰り返し、薬物療法による合併症で苦しむ患者様が多い領域でした。
しかし最近では、分子標的治療薬を中心として飛躍的な発展を遂げ、従来のグルココルチコイドに依存した治療から脱却しつつあります。
また、高齢発症関節リウマチの増加に伴い、早期診断・早期治療による廃用の防止や、合併症に配慮した治療が重要となっています。
当院では、総合病院の強みを活かし、不明熱を専門とする総合内科と連携して診療を行っております。

膠原病が疑われる患者様や、合併症で治療に難渋しており総合病院での治療が望ましい患者様につきましては、ぜひご紹介ください。
なるべく早めの診察をご希望に関しても、ご相談いただければ対応させていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

担当医紹介

伊藤 加菜絵

いとう かなえ

部長

資格

日本内科学会 認定内科医
日本リウマチ学会 リウマチ専門医・指導医

メッセージ

各専門科に連携をお願いしつつ、膠原病の外来診療を行っています。

大保 舞

おおぼ まい

医員

上原 夕季

うえはら ゆき

医員

伊藤 貴祥

いとう たかあき

非常勤医師