理学療法士による産前産後のからだケア

当院では産科と連携し、産前から産後までからだの専門家である理学療法士が切れ目なくサポートします。

理学療法士は、姿勢や体の動きをみる専門家です。妊娠・出産で変化する体を専門的にみて痛みの予防・改善、育児を快適に行えるからだ作りをサポートします。

妊娠中は、妊婦健診に合わせて産前ケア指導である「マタニティ教室」を個別に実施し、妊娠によるからだの変化への対応や、出産・産後に向けたからだ作りをお手伝いします。

出産後は、入院中に理学療法士がお部屋へ伺い、体調に合わせて産後ケア指導を行います。
産後の体のケアの仕方や、それぞれの環境に合わせた育児動作(抱っこ・授乳・立ち上がりなど)のアドバイスを一緒に確認しながら行います。

アドバイス内容を一部紹介

授乳姿勢(床座位)

クッションやバスタオルをママのお尻に入れて骨盤を立てる。
赤ちゃんが乳房に近づくように、授乳クッションやタオルで高さを調整する。
横座りは歪みや痛みの原因になるためあぐらを推奨。横座りをする際は左右交互に行い、片方に偏らないようにする。
手の力だけで支えず、腕全体を使う。

授乳姿勢(椅子座位)

クッションやバスタオルをママのお尻に入れて骨盤を立てる。
背もたれと背中の間に隙間がある場合はクッションを入れる。
赤ちゃんが乳房に近づくように、授乳クッションやタオルで高さを調整する。
手の力だけで支えず、腕全体を使う。

立位姿勢について

下腹部に力を入れて、骨盤が前や横に移動しないように重心を真ん中に保つ。
手の力だけで支えず、腕全体を使う。

しゃがみ込み動作

蹲踞姿勢は関節や骨盤底に負担がかかるため、両膝をついて動作を行う。

深呼吸と骨盤底筋トレーニング

仰向けに寝て、両膝を立てる。
腹式呼吸を行い、息を吐いた時に骨盤底筋に力を入れる。

さらに、腰痛や恥骨痛、肩・手首の痛みなど、必要に応じて整形外科受診につなげ、リハビリテーションを受けられる体制を整えています。スタッフにご相談下さい。

今村総合病院では妊娠・出産・育児を安心して過ごせるよう、多職種が連携してサポートします。