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  • 2018.11.29

    JRAT研修

    10月27日土曜日にありました「鹿児島JRAT研修会」に参加しました。

    様々な職種の方と基礎知識の座学や実技を半日かけて勉強してきました。

     

    まず「JRAT」とは、「JAPAN DISASTER REHSBILITATION ASSISTANCE」の略で、日本語では「大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会」となります。

     

    東日本大震災を契機に、救命・救護後から避難所や仮設住宅での生活の中での災害関連死や災害に伴う種々の病態の予防・改善策が大切であると言われています。それに対してリハビリテーションの観点からも支援が必要と考えられ、継続的に支援できるようにと組織された団体です。熊本地震の時には多くのリハビリスタッフが参加していました。

    (引用・参照:http://www.jrat.jp<大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会>)

     

    興味があるものの今まで勉強できずにいた分野だったので、今回改めて参加できて良かったと思いました。

     

    基礎知識はもちろん、実技で行った「避難所運営ゲーム(HUG)」で予測不可能な避難所経営デモをグループで行ったことが印象に残りました。

     

    頭の中では災害は予測不可能なことが多いと漠然と感じていたものが、実技を行うことで対応の難しさやその場の判断の大切さをひしひしと感じました。初めてお会いした参加者の方たちと必死になるくらい予期せぬことが次々と起こります。実際に避難所を運営した方々がいることに脱帽の思いでした。JRATでは運営に回ることはありませんが、予期せぬ事態への対応という意味では良い経験でした。

     

    災害が起こらないことが最善ですが、備えあれば憂いなしで少しでも今後に役立てられればと思います。

                                                                 作業療法部門(OT) 日高

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