OTブログ

  • 2021.12.16

    患者様の作品紹介

    これらは、入院していた患者様の作品です。患者様は脳梗塞の後遺症で左手足に麻痺が残りリハビリを行う為に回復期リハビリテーション病棟に入院していました。

     作業療法では手足の動きをよくする為の練習や退院後の生活に向けた練習を行っていました。左手の麻痺は改善みられ細かい動作も可能になりましたが、よりスムーズな動きを取り戻す為に製作を始められました。

     入院前はお仕事をされていた為、このような趣味の機会はなかったそうですが、リハビリの無い時間にコツコツ取り組まれ、約6ヶ月の入院期間で3つの作品を完成させました。ミニ四駆は約7時間、戦艦は約17時間、ペーパークラフトは約40時間かかったそうです。

     私(担当作業療法士)は、楽しめる範囲で行うようにだけアドバイスさせていただきました。

     作業(ここでいう製作活動)は細かい作業になるので手や指の治療効果があるのは勿論ですが、頭の体操になったり、集中力を高めたり、達成感を味わったり、人にあげることで喜んでもらったり・・・体にも心にも様々な効用があります。

     人によって目的は異なると思いますが、作業(園芸や料理や・・・本当に沢山あります)を通して多くの方が元気になってもらえたら作業療法士として嬉しく思います。

                             作業療法(OT)部門 米田 侑紀

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