理学療法士(10.5名)、作業療法士(2名)、言語聴覚士(2名)が所属し、専従者、兼務者で以下の入院病棟のおけるリハビリテーションと介護保険領域での通所リハビリテーション・訪問リハリビテーションを運営しております。
【リハビリスタッフ】
当院では、主に以下の3病棟でリハビリテーションを実施しています。
①一般病棟
一般病棟では、主に血液を含めたがん疾患、肺炎等の急性疾患、消化器系疾患といった病気の治療前後におけるリハビリテーションを提供しております。
患者さんと各医療スタッフがワンチームになって家庭・社会復帰を目指しています。
【血液内科 多職種合同勉強会の様子】
血液内科では、月に2回多職種が集まり勉強会を行っております。
②緩和ケア病棟
緩和ケア病棟では、種々のがん患者さんに対し、主治医指示の下リハビリテーションを提供しています。
対象の方々は全て緩和期にありますが、在宅復帰を目指す方からお看取りまで様々です。多職種間での情報を共有しつつ、筋力トレーニング、歩行訓練などから苦痛緩和に向けたリラクゼーション、環境調整など個々のニーズに応じて対応しています。
【緩和ケア 多職種カンファレンスの様子】
緩和ケア病棟では、週に1度行われる多職種でカンファレンスに、担当リハビリスタッフも参加しております。
③地域包括ケア病棟
地域包括ケア病棟は、急性期の治療を終え、住み慣れた地域での生活に戻れるよう支援する病棟です。
病状や体調、入院の目的に応じて、リハビリ専門スタッフによる「個別リハビリテーション」、「自主運動・生活動作指導」、「身体活動性低下を予防する取り組み」を実施しております。
当院は糖尿病の教育入院を積極的に受け入れているため、運動療法のアドバイスにも力を入れています。またレスパイト入院の方にも医師が必要性を判断した場合、リハビリテーションを提供しております。
【リハビリスタッフでの環境調整ラウンドの様子】
地域包括ケア病棟の担当リハビリスタッフ複数名で、病室を訪問し,ポーダブルトイレやベッド柵の位置,ベッドの高さといったベッド周りの環境や,杖・歩行車といった歩行補助具の使用状況を評価している場面です。 これらの取り組みを通して、移乗・移動時の転倒転落のリスク軽減と、離床機会のUPにつなげております。また、退院後にも転倒しないためのアドバイスに役立てています
【理学療法士による朝の集団体操の様子】
地域包括病棟では,平日の朝に時間を決めて病棟担当の理学療法士による集団体操の時間を設けております。ストレッチやラジオ体操、筋力トレーニングなど、参加者の体調に合わせる工夫をしています。
【理学療法士による糖尿病教室の講義の様子】
【リハビリ科医師、言語聴覚士での嚥下造影検査 場面】
【管理栄養士・言語聴覚士による食事ラウンド場面】
【通所リハビリ 個別リハビリの様子】
リハビリ専門職によるマンツーマンの個別リハも対応しております♪
【通所リハビリ 集団体操の様子】
訪問リハビリテーションは、ご自宅に理学療法士や言語聴覚士が伺い、ご自宅での生活に必要なリハビリやご家族の介護負担軽減等を目的とした環境調整のご提案などを行っております。
【訪問リハビリ 担当スタッフ】
リハビリ専門職がご自宅等に伺い、1回40分を原則とした個別リハビリを提供しています♪
●舌圧測定器(JMS)
食事を飲み込むために必要な舌の力を数値化できる機器です。現在の筋力を評価する他に舌の筋力トレーニングとしても使用します。
●ジェントルスティム(干渉電流型低周波治療器)
摂食嚥下機能の改善を目的とした機器です。干渉波を利用するため、少ない刺激で嚥下反射を誘発する神経に作用し、嚥下反射や咳反射の改善が期待出来ます。
●各種自主トレーニング機器
当院では各種トレーニング機器を導入し、糖尿病療養や炎症性腸疾患(IBD)療養目的での入院の患者さんを中心に、自主トレーニングでご利用頂いています。 御利用に当たっては主治医許可を原則とし、事前にリハビリスタッフより使用方法、注意点を説明するなど、安全管理を徹底しています。
●各種 福祉機器
職員の腰痛予防、患者さんの拘縮や褥瘡といった2次的障害予防、患者さんの移乗時の負担軽減等を目的に、身体に優しい介護を実践するための各種機器を導入し、定期的に研修会を行っております。
当院では以下の資格・指導資格を有したリハビリテーションスタッフが在籍しております。