いづろ今村病院は、鹿児島市の中心地に位置する病床数115床の急性期開放型病院です。
地域の医療機関との連携を促進し、病院の機能を開放して登録医の先生と共同診療を行う「開放型病院」を平成13年3月に取得しており、鹿児島市内の開業医の先生方に登録いただき、共同診療にあたっています。また、医療サービスの一環として、夜間電話による診療窓口「かかりつけ救急」を開設しています。
疾病予防・健康増進、在宅サービスにも積極的に取り組んでいます。
診療科目は、内科、循環器内科、消化器内科、血液内科、糖尿病内科、外科、消化器外科、大腸・肛門外科、婦人科、皮膚科、眼科、放射線科、緩和ケア内科です。
間口は広く(総合外来)、奥行きは深く(各専門の診療科)という考えのもと、消化器病、糖尿病、血液疾患に対する高い専門性を有しています。中でも以下の医療サービスが充実しています。
軽症糖尿病から、網膜症、腎症、足病変、動脈硬化などの合併症が進行した糖尿病まで、幅広く対処します。日本糖尿病療養指導士(CDEJ)の資格を持つ専門スタッフ(看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士)や、糖尿病看護認定看護師が、それぞれの専門性を生かしてチーム医療を行います。
当センターは、糖尿病の専門施設として、糖尿病患者様それぞれに最も適した治療法を提案し、患者様自ら治療に取り組んでいけるようにサポートします。糖尿病専門医と多くの経験と実績を積んだコメディカルスタッフが、チームとして患者様と共に考え、具体的な方法を提案していきます。
いづろ今村病院は、病床数115床(一般病床:42床、地域包括ケア病棟:53床、緩和ケア病棟:20床)を有し、これまで培ってきた専門施設としての地域での役割と、急性期医療と在宅医療へとつなぐ役割を担っています。
一般病棟は10対1看護基準体制の混合病棟で、DPC対象病棟(厚生労働省が推進する急性期入院医療の包括評価方式)です。効率的かつ密度の高い医療を提供します。
地域包括ケア病棟は、急性期医療と在宅医療を結ぶための架け橋の役割、在宅医療を支援する役割を持つ病棟です。
通常、急性期治療が終了し病状が安定した方は退院となりますが、急性期治療を終了した後、すぐに在宅復帰、または施設等へ移行することに不安のある方に対して、「入院診療計画」に基づき、担当医師・看護師・リハビリスタッフ・医療ソーシャルワーカー・その他メディカルスタッフが協力し、患者さんやご家族ともに安心して退院していただけるように在宅・生活復帰へ向けて医療や支援を行うことを目的とした病棟です。
病気に伴う痛み、食欲不振、吐き気、不眠、息苦しさ、だるさなどの症状や気持ちのつらさを和らげ、自分らしい生活を送れるよう、多職種がチームを組んだケアを行うとともに、こ希望があれば外来や在宅への復帰を支援いたします。
健康管理センターは人間ドック機能評価を取得し、さらに集団を含めた特定保健指導、産業医活動を行っています。『予防に勝る医療なし』をモットーとして診療科の高い専門性をベースに、ご利用いただいている多くの個人・企業・公的機関のお役に立てるように努めてまいります。
在宅医療体制を整えることにより、当院は2020年3月より在宅療養支援病院となりました。在宅や施設に居ながら医療を24時間受けることができ、地域の関係機関と連携し患者さんをサポートし、幅広い医療サービスを提供しています。